公開日 2022.10.20
最終更新日 2023.09.13

出入国カードとは|書き方や記入内容と入手方法などを解説!
目次
出入国カードは海外へ出国、もしくは入国する際に提出するカードです。海外へ渡航したことがある人は飛行機内で出入国カードを渡されて、実際に記載したことがあるのではないでしょうか。
これから海外への渡航を検討している人の中には出入国カードの存在を知って、自分に関係する内容なのか不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで当記事では、出入国カードの書き方と入手できる場所について解説します。気持ち的に安心した状態で海外へ赴くためにも、出入国カードの内容を押さえておきましょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
出入国カードとは

出入国カードとは、特定の国に入国もしくは出国する際に提出を求められるカードのことです。出入国カードを利用することで国に出入りする人の審査を簡易化できるため、様々な国で導入されています。
EDカードと呼ばれており、特定の国でパスポートと合わせて入国・出国審査の際に審査官に提出しなくてはなりません。記載内容に問題点がなければパスポートと一緒に返却されて入国・出国が可能となります。
難しい内容を記載することはなく、一枚の紙で完結するため、初めて海外に行く人でも身構える必要はありません。
出入国カードの目的
出入国カードは、出入国者の審査を簡便化することが目的で導入されています。そのため、出入国する際に提出が求められ、不備がなければスムーズに出入国ができます。
出入国カードは各国の入出国審査の簡便化を目的に導入しているため、各国の審査内容によって記載内容が違う点には注意が必要です。記入例については、ツアー申込先の旅行会社や航空会社、各国の大使館などのサイトで確認ができます。
廃止など提出が義務付けられていない国もある
出入国カードの取り扱いは各国の審査内容によって変わるため、出入国カード提出が義務付けられていない国もあります。実際に海外へ渡航する際は、出入国カードが必要かどうかを旅行会社やネットで確認しておきましょう。
例として、グアムの場合は滞在日数が90日以内且つ、グアムからアメリカの本土やハワイへの旅行を予定しているのであれば出入国カードの提出を求められることはありません。このように各国で出入国カードの取り扱いに違いがあるため、事前確認をしてスムーズな渡航が行えるようにしておきましょう。
どこでもらえる?出入国カードの入手方法

出入国カードの入手方法は主に以下の3パターンがあります。
【出入国カードの入手方法】
- 飛行機内で客室乗務員から渡される
- 到着先の空港でも入手可能
- 旅行会社が作成してくれるケースもある
基本的には飛行機内で配られますが、旅行会社を経由して渡航する場合には、旅行会社から受け取れたりもします。出入国カードは0歳の赤ちゃんでも提出義務があるため、貰い忘れがないように入手方法は押さえておきましょう。
飛行機内で客室乗務員から渡される
直行便に限られますが、出入国カードを客室乗務員が機内で無料配布してくれます。そのため、出入国カードの記入はフライト中の空き時間に行うのが一般的です。
フライト中であれば、記入の際にわからないことがあっても客室乗務員が丁寧に教えてくれるため安心です。
到着先の空港でも入手可能
出入国カードは到着先の空港でも入手可能です。具体的には、空港の出入国審査カウンターや入国審査ブース付近で入手できます。
主に到着先で入手する方は、機内に出入国カードを忘れてしまった人などが多いです。飛行機内で受け取ったにもかかわらず忘れてしまったとしても、焦ることなく空港で入手して記入してから入国審査を受けましょう。
旅行会社が作成してくれるケースもある
ツアーで旅行を申し込んだ場合には、申込先の旅行会社が代わりに作成してくれるケースもあります。記入方法がわからない方や、記入の手間を省きたい方にはおすすめの入手方法と言えるでしょう。
ただし、代理でお願いした場合は手数料が取られてしまうため注意が必要です。多少の費用を払ってでも手間を省きたい方にはおすすめの方法と言えます。
出入国カードの主な記入内容

出入国カードの記入内容は国によって若干の違いがあるものの、基本的にはほとんどの記入項目が同じです。以下で示す記入項目を参考にして渡航時に把握しておくべき内容知り、スムーズな記入ができるように準備しておきましょう。
【出入国カードの記入内容】
- 旅行者の氏名:Family Name(姓)/Given Name(First Name)(名)
- 国籍:Nationality
- パスポート番号:Passport No.
- パスポート発行地:Place of Issue
- 職業:Occupation
- 本国の住所:Home Address
- 滞在先の住所:Address in (国)
- 入国目的:Purpose of visit
- 便名:Flight No.
- 出発地:Port of Boarding
- 署名:Signature
出入国カードの書き方

出入国カードの記入は基本的に大文字の英語で行います。英語で書くため、日本語と同じ書き方では記入できません。間違った書き方をしないためにも、正しい書き方を押さえておきましょう。
【当記事が解説する出入国カードの書き方】
- 住所の書き方
- 滞在先の書き方
- 職業の書き方
- 署名欄の書き方
また、記入をする際は以下の3種類があればスムーズに記入ができるため、出入国カードを記入する前に準備しておきましょう。
- パスポート
- 滞在先住所がわかるもの
- 航空券
住所の書き方
住所の書き方は日本の住所の書き方と違って「番地→市(区)→県」といった逆の順番で記入します。以下が具体例です。
【書き方の例】
- 日本の住所の書き方
東京都港区芝公園1-2-34
- 出入国カードにおける住所の正しい書き方
1-2-34SHIBAKOUEN,MINATOKU,TOKYO,JAPAN
「都・道・府・県」は書いても書かなくても、どちらでも大丈夫です。また、全て大文字で書くことは忘れないようにしましょう。
滞在先の書き方
滞在先の記入は住所と同様に「番地→市(区)→県」と、逆の順番で記入します。滞在先の住所は基本的に宿泊するホテルなどの建物がある位置を指すため、宿泊先の情報が記載されたものを準備しておきましょう。
【滞在先の書き方の例】
- 日本の住所の書き方
東京都港区芝公園1-2-34
- 出入国カードにおける住所の正しい書き方
1-2-34SHIBAKOUEN,MINATOKU,TOKYO,JAPAN
滞在先では住所以外に、ホテルの連絡先も必要になる場合もあるため、滞在先の「住所・ホテル名・電話番号」は準備した状態で出入国カードを書くようにしておくことをおすすめします。
職業の書き方
職業も英語で記載する必要があるため、自身の職業の英語は押さえておきましょう。入国審査の際に審査官から職業について聞かれることはあまりないため、職業の英語を言えるようにするといった準備は必要ありません。以下は主な職業10種類の英語表記をまとめたものになります。
【職業の英語の書き方】
- 会社員:OFFICE WORKER
- 国家公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
- 個人経営者:PROPRIETOR
- 会社社長:PRESIDENT
- 国家公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
- 農業従事者:FARMER
- 医者:DOCOTOR
- 技師:ENGINEER
- 学生:STUDENT
- 主婦:HOUSEWIFE
- 無職:NONE
署名欄の書き方
署名欄については、パスポートに記載されている自身の名前と同じように記入します。署名欄に関しては英語で記載しても漢字で記載してもどちらでも問題ないため、自分が描きやすい方で書くようにしましょう。
出入国カード以外にも提出の必要がある書類

出入国カードはパスポート一緒に提出が求められるものですが、出入国の際には他にも提出が求められるものがあります。提出が求められるものは以下の通りです。
【出入国カード以外に提出が求められるもの】
- 税関申告書
- 検疫申告書
- ツーリストカード
特に税関申告書に関しては、多くの国で提出が求められます。その理由として、テロの未然防止や国際犯罪組織の密輸阻止などがあります。税関申告書には「氏名、生年月日、居住地、滞在先に持ち込むもの」を記載するため、出入国カードと合わせて持ち込むものの情報もすぐに記入できるようにリストアップしておくのがおすすめです。
また、税関申告書の提出が不要の国でも、免税範囲を超えた品物を持ち込む場合には提出が求められる場合があります。
まとめ
出入国カードは、特定の国に入国もしくは出国する際に提出を求められるカードです。出入国カードを利用することで国に出入りする人の審査を簡易化できるため、様々な国で導入されています。
出入国カードは機内・到着先の空港にて入手可能で、入手したら正しい書き方で記入して入国審査の際に提出しましょう。旅行会社を利用している場合には、出入国カードの記入を請け負ってくれるサービスもあるため、記入に手間を感じる方は依頼してみるのも一つの方法です。ただし、手数料がかかるので注意してください。
出入国カードは大文字の英語で記載します。そのため、英語の表記方法やルールに則って記入しなくてはいけません。住所は日本と違って「番地→市(区)→県」と記入、職業は英語で記入、のように覚えておきたいポイントもあるため、当記事の内容を参考に把握しておきましょう。
出入国カードは海外へ出国、もしくは入国する際に提出するカードです。海外へ渡航したことがある人は飛行機内で出入国カードを渡されて、実際に記載したことがあるのではないでしょうか。
これから海外への渡航を検討している人の中には出入国カードの存在を知って、自分に関係する内容なのか不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで当記事では、出入国カードの書き方と入手できる場所について解説します。気持ち的に安心した状態で海外へ赴くためにも、出入国カードの内容を押さえておきましょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
出入国カードとは
出入国カードとは、特定の国に入国もしくは出国する際に提出を求められるカードのことです。出入国カードを利用することで国に出入りする人の審査を簡易化できるため、様々な国で導入されています。
EDカードと呼ばれており、特定の国でパスポートと合わせて入国・出国審査の際に審査官に提出しなくてはなりません。記載内容に問題点がなければパスポートと一緒に返却されて入国・出国が可能となります。
難しい内容を記載することはなく、一枚の紙で完結するため、初めて海外に行く人でも身構える必要はありません。
出入国カードの目的
出入国カードは、出入国者の審査を簡便化することが目的で導入されています。そのため、出入国する際に提出が求められ、不備がなければスムーズに出入国ができます。
出入国カードは各国の入出国審査の簡便化を目的に導入しているため、各国の審査内容によって記載内容が違う点には注意が必要です。記入例については、ツアー申込先の旅行会社や航空会社、各国の大使館などのサイトで確認ができます。
廃止など提出が義務付けられていない国もある
出入国カードの取り扱いは各国の審査内容によって変わるため、出入国カード提出が義務付けられていない国もあります。実際に海外へ渡航する際は、出入国カードが必要かどうかを旅行会社やネットで確認しておきましょう。
例として、グアムの場合は滞在日数が90日以内且つ、グアムからアメリカの本土やハワイへの旅行を予定しているのであれば出入国カードの提出を求められることはありません。このように各国で出入国カードの取り扱いに違いがあるため、事前確認をしてスムーズな渡航が行えるようにしておきましょう。
どこでもらえる?出入国カードの入手方法
出入国カードの入手方法は主に以下の3パターンがあります。
【出入国カードの入手方法】
- 飛行機内で客室乗務員から渡される
- 到着先の空港でも入手可能
- 旅行会社が作成してくれるケースもある
基本的には飛行機内で配られますが、旅行会社を経由して渡航する場合には、旅行会社から受け取れたりもします。出入国カードは0歳の赤ちゃんでも提出義務があるため、貰い忘れがないように入手方法は押さえておきましょう。
飛行機内で客室乗務員から渡される
直行便に限られますが、出入国カードを客室乗務員が機内で無料配布してくれます。そのため、出入国カードの記入はフライト中の空き時間に行うのが一般的です。
フライト中であれば、記入の際にわからないことがあっても客室乗務員が丁寧に教えてくれるため安心です。
到着先の空港でも入手可能
出入国カードは到着先の空港でも入手可能です。具体的には、空港の出入国審査カウンターや入国審査ブース付近で入手できます。
主に到着先で入手する方は、機内に出入国カードを忘れてしまった人などが多いです。飛行機内で受け取ったにもかかわらず忘れてしまったとしても、焦ることなく空港で入手して記入してから入国審査を受けましょう。
旅行会社が作成してくれるケースもある
ツアーで旅行を申し込んだ場合には、申込先の旅行会社が代わりに作成してくれるケースもあります。記入方法がわからない方や、記入の手間を省きたい方にはおすすめの入手方法と言えるでしょう。
ただし、代理でお願いした場合は手数料が取られてしまうため注意が必要です。多少の費用を払ってでも手間を省きたい方にはおすすめの方法と言えます。
出入国カードの主な記入内容
出入国カードの記入内容は国によって若干の違いがあるものの、基本的にはほとんどの記入項目が同じです。以下で示す記入項目を参考にして渡航時に把握しておくべき内容知り、スムーズな記入ができるように準備しておきましょう。
【出入国カードの記入内容】
- 旅行者の氏名:Family Name(姓)/Given Name(First Name)(名)
- 国籍:Nationality
- パスポート番号:Passport No.
- パスポート発行地:Place of Issue
- 職業:Occupation
- 本国の住所:Home Address
- 滞在先の住所:Address in (国)
- 入国目的:Purpose of visit
- 便名:Flight No.
- 出発地:Port of Boarding
- 署名:Signature
出入国カードの書き方
出入国カードの記入は基本的に大文字の英語で行います。英語で書くため、日本語と同じ書き方では記入できません。間違った書き方をしないためにも、正しい書き方を押さえておきましょう。
【当記事が解説する出入国カードの書き方】
- 住所の書き方
- 滞在先の書き方
- 職業の書き方
- 署名欄の書き方
また、記入をする際は以下の3種類があればスムーズに記入ができるため、出入国カードを記入する前に準備しておきましょう。
- パスポート
- 滞在先住所がわかるもの
- 航空券
住所の書き方
住所の書き方は日本の住所の書き方と違って「番地→市(区)→県」といった逆の順番で記入します。以下が具体例です。
【書き方の例】
- 日本の住所の書き方
東京都港区芝公園1-2-34
- 出入国カードにおける住所の正しい書き方
1-2-34SHIBAKOUEN,MINATOKU,TOKYO,JAPAN
「都・道・府・県」は書いても書かなくても、どちらでも大丈夫です。また、全て大文字で書くことは忘れないようにしましょう。
滞在先の書き方
滞在先の記入は住所と同様に「番地→市(区)→県」と、逆の順番で記入します。滞在先の住所は基本的に宿泊するホテルなどの建物がある位置を指すため、宿泊先の情報が記載されたものを準備しておきましょう。
【滞在先の書き方の例】
- 日本の住所の書き方
東京都港区芝公園1-2-34
- 出入国カードにおける住所の正しい書き方
1-2-34SHIBAKOUEN,MINATOKU,TOKYO,JAPAN
滞在先では住所以外に、ホテルの連絡先も必要になる場合もあるため、滞在先の「住所・ホテル名・電話番号」は準備した状態で出入国カードを書くようにしておくことをおすすめします。
職業の書き方
職業も英語で記載する必要があるため、自身の職業の英語は押さえておきましょう。入国審査の際に審査官から職業について聞かれることはあまりないため、職業の英語を言えるようにするといった準備は必要ありません。以下は主な職業10種類の英語表記をまとめたものになります。
【職業の英語の書き方】
- 会社員:OFFICE WORKER
- 国家公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
- 個人経営者:PROPRIETOR
- 会社社長:PRESIDENT
- 国家公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
- 農業従事者:FARMER
- 医者:DOCOTOR
- 技師:ENGINEER
- 学生:STUDENT
- 主婦:HOUSEWIFE
- 無職:NONE
署名欄の書き方
署名欄については、パスポートに記載されている自身の名前と同じように記入します。署名欄に関しては英語で記載しても漢字で記載してもどちらでも問題ないため、自分が描きやすい方で書くようにしましょう。
出入国カード以外にも提出の必要がある書類
出入国カードはパスポート一緒に提出が求められるものですが、出入国の際には他にも提出が求められるものがあります。提出が求められるものは以下の通りです。
【出入国カード以外に提出が求められるもの】
- 税関申告書
- 検疫申告書
- ツーリストカード
特に税関申告書に関しては、多くの国で提出が求められます。その理由として、テロの未然防止や国際犯罪組織の密輸阻止などがあります。税関申告書には「氏名、生年月日、居住地、滞在先に持ち込むもの」を記載するため、出入国カードと合わせて持ち込むものの情報もすぐに記入できるようにリストアップしておくのがおすすめです。
また、税関申告書の提出が不要の国でも、免税範囲を超えた品物を持ち込む場合には提出が求められる場合があります。
まとめ
出入国カードは、特定の国に入国もしくは出国する際に提出を求められるカードです。出入国カードを利用することで国に出入りする人の審査を簡易化できるため、様々な国で導入されています。
出入国カードは機内・到着先の空港にて入手可能で、入手したら正しい書き方で記入して入国審査の際に提出しましょう。旅行会社を利用している場合には、出入国カードの記入を請け負ってくれるサービスもあるため、記入に手間を感じる方は依頼してみるのも一つの方法です。ただし、手数料がかかるので注意してください。
出入国カードは大文字の英語で記載します。そのため、英語の表記方法やルールに則って記入しなくてはいけません。住所は日本と違って「番地→市(区)→県」と記入、職業は英語で記入、のように覚えておきたいポイントもあるため、当記事の内容を参考に把握しておきましょう。