公開日 2022.11.20
最終更新日 2023.05.23

入院に必要なものとは|男性・女性特有のものやあると役立つ便利グッズも紹介
目次

「急に入院が決まった…」そんな時に、いざ準備をしようと思っても何が必要かは最初から分からないものです。入院してから「あれがあれば良かった…」となんて思うこともあるでしょう。
そこで当記事では、突然の入院でも困らないように必要なものについて解説しています。また、他にも入院が長期になった場合にあると便利なグッズも紹介しているので、内容を参考に持っていくものをまとめてみましょう。
【必需品】入院時に必要なものリスト
以下では、入院時に必要となるものを項目別にリストでまとめています。項目ごとの内容を確認して、入院時に忘れものがないようにしましょう。
【入院時に必要な基本の持ち物リスト】
手続き時に必要なもの
- 診察券・保険証
- 印鑑
- 服用中のお薬・お薬手帳
- 貴重品(現金)
- 筆記用具(ボールペン)
着替え
- パジャマ
- 下着、靴下
- 室内履き
日用品
- 食事用品(箸・スプーン・コップ)
- 入浴用品(シャンプー・リンス・ボディソープ)
- 洗面用品(歯ブラシセット・ヘアブラシ)
- 生活用品(ティッシュ・マスク・眼鏡、コンタクトレンズ)
手続き時に必要なもの
入院の手続きの際に必要なものは以下の通りです。
【手続き時に必要なもの】
- 診察券・保険証
入院手続きで必要になります。忘れると一時的に自費扱いになる場合があるので注意しましょう。
- 印鑑
誓約書など入院手続き書類の捺印に必要な場合があります。
- 服用中のお薬・お薬手帳
入院前から服用している薬があれば持っていきましょう。
また、お薬手帳は過去の服薬情報を知るのに大切な情報です。また、かかりつけ医と入院先で薬の情報共有をする役割もあります。
- 貴重品(現金)
現金は、自動販売機や売店で何か買いたいとき、テレビを見るときのテレビカードの購入で必要になります。
お札を使えない場合もあるので小銭も用意しておくと良いでしょう。
- 筆記用具(ボールペン)
入院書類を書くときに必要です。病院で借りることも可能ですが、使う場面が多いので持っていると良いでしょう。
手続き時に必要なものでは、診察券や印鑑、貴重品など重要なものが多いので、入院が決まったら必ず最初に準備しなくてはいけないものと言っても過言ではありません。もし、自身が入院したあとに忘れ物が発覚した場合には、これらの保管場所が家族ではわからない可能性もあるので、自分にしかわからないものは忘れないように細心の注意を払いましょう。
着替え
入院生活では必ず着替えが必要になります。少しでも快適に過ごせるように、なるべく動きやすいものや長時間着衣していても疲れにくいものを持っていきましょう。
【着替え】
- パジャマ
病衣が用意されているところもありますが、お気に入りの柄や肌触りの良いパジャマを着ることで気持ちが明るくなります。また、前開きタイプだと診察や着替えがスムーズにできおすすめです。
- 下着、靴下
入院日数にもよりますが、下着や靴下は最低3日分用意しておくと良いでしょう。パジャマ同様、肌着は前開きタイプをおすすめします。また、足を冷やさないために靴下も用意しておきましょう。
- 室内履き
滑りにくく、かかとのある室内履きがおすすめです。スリッパは足音がしたり、脱げやすく転倒の危険もあったりするので避けた方が良いでしょう。
病院によっては衣類の洗濯ができる場合もあれば、院内指定の入院着を着る場合もあるので、必ずしも入院日数分の衣類が必要となるわけではありません。病院の設備やシステムを事前に確認して、なるべく最小限の荷物でまとめられるようにしておきましょう。
日用品
病院には最低限の日用品しか置いてない場合が多いので、必要な日用品も確認しておきましょう。
【食事用品】
- 箸・スプーン
病院で用意されているところもありますが、自分で準備する場合もあるので事前に確認しておきましょう。
- コップ
コップは割れにくいプラスチックタイプにしましょう。また、蓋付きの方が倒れてもこぼれにくいのでおすすめです。
【お風呂用品】
- シャンプー・リンス
- ボディソープ
- タオル
タオルは髪や顔を拭くときなど使う場面が多いので、複数枚用意しておくと便利です。かさばらないフェイスタオルやハンドタオルが良いでしょう。
【洗面用品】
- 歯ブラシセット(歯ブラシ・歯磨き粉・コップ)
病院の売店などで売られていることが多いですが、普段から使っているものが良い方は用意しておきましょう。コップはプラスチックで取手が付いているものをおすすめします。
- ヘアブラシ
入院中でも身だしなみを整えたい方は、持っていくと良いです。
【生活用品】
- ティッシュ
入院中は頻繁に使うのでボックスティッシュを用意した方が良いでしょう。
- マスク
入院中の方は免疫力が落ちている方が多いです。感染症対策のために、使いまわさず毎日替えるようにしましょう。
- 眼鏡・コンタクトレンズ
眼が悪い方は、書類などを読むときに必要になります。コンタクトレンズの場合は洗浄液も忘れずに持っていきましょう。
日用品は病院の売店で販売していることが多いので、万が一忘れても何とかなる可能性が高いですが、いつも使っているタオルが良いなどこだわりがある場合には忘れないようにしましょう。また、日用品はレンタルをしているサービスもあったりするので、すぐに準備できない方はそういったサービスを利用するのも一つの方法です。
【性別・年齢別】入院時に必要なもの

入院時には、性別や年齢によって必要なものが異なります。以下では、入院する人の性別・年齢別に必要なものをごしょうかいしていくので、入院する方の状況に合わせて適切なものが準備できるようにしましょう。
- 女性が必要なもの
- 男性が必要なもの
- 高齢者が必要なもの
- 子どもが必要なもの
女性が必要なもの・あると良いもの
奥様が入院するときなどは、旦那様では何が必要かわかりづらい部分が多いかと思いますので、以下で示す必要なもの・あると良いものを確認しておきましょう。
【女性が必要なもの・あると良いもの】
- 生理用品
ナプキンやタンポンといった生理用品は女性特有の入院時に必要なものです。病院の売店でも購入できますが、肌に合わない場合もあるので、普段から使い慣れているものを持参するのがおすすめです。
- 化粧品
入院中だとしても、お見舞いに友人が来てくれるなどがあるため、身だしなみを整えておきたい方はいらっしゃいます。また、退院時に化粧をする方も多くいらっしゃるので、女性が入院する際に化粧品は必須アイテムと言えるでしょう。
男性が必要なもの・あると良いもの
男性が入院する際必要とされるものは「電気シェーバー」のみです。髭剃りなどのような刃物は持ち込みが禁止されている場合が多いので、電気シェーバーを持ち込むことをおすすめします。髭は多い人だと毎日剃る必要があるので、身だしなみを整えてすっきりした状態で1日を過ごすためにも持ち込んでおきましょう。
病院によっては髭剃りでも許可申請を出せば持ち込める場合があるので、電気シェーバーがない人は担当の医師に確認してみてください。
高齢者が必要なもの・あると良いもの
高齢者の場合は、体が不自由になっている部分があるなど個人差が大きく出やすいので、なるべく入院する方の状況を細かく把握してから荷物のチェックをするようにしましょう。以下では、一般的に高齢者が入院の際に持っておくと良いとされるものをまとめました。
【高齢者が必要なもの・あると良いもの】
- 補聴器
耳が遠い方は、先生や看護師の話が聞き取れるよう補聴器を持っていきましょう。特にコロナ渦における入院は、身内の方すら病棟に入れないケースも珍しくないので、入院者本人がしっかりと話を聞きとれるように、補聴器を付けている方は必ず持っていくようにしましょう。
- 入れ歯・入れ歯洗浄剤
入れ歯をしている人は、入れ歯と併せて入れ歯洗浄剤も持っていくようにしましょう。入院しているときほど食事はしっかりととらなくてはいけないので、食事に影響する可能性がある入れ歯は必ず持参するようにしてください。
- 高齢者用おむつ
普段からおむつをしている方は入院時に必ず持参するようにしましょう。また、普段つけていなくても足腰が弱い場合には持参しておくことをおすすめします。入院中は外を歩いたりする機会も減るので、高齢の方だと比較的早く足腰の筋力が低下しやすいです。そのため、歩く力がなくなるとトイレに行くのも大変になって、間に合わない可能性が出てきます。
子どもが必要なもの・あると良いもの
子どもの場合、入院時は殆どやることが無いので暇を持て余しやすいです。テレビをずっとつけていても飽きやすく、大人たちと比べてストレスをためやすい傾向があります。以上のことを踏まえて、子どもが必要なもの・あると良いものを確認してみましょう。
【子どもが必要なもの・あると良いもの】
- おもちゃ
本や塗り絵などベッドの上でできるものを準備すると良いです。また愛着のあるぬいぐるみや人形を持っていくと安心するでしょう。
- ゲーム機
普段からゲームをする子にはゲームを持たせてあげることをおすすめします。家では時間制限があるなど家庭ごとのルールがあるかと思いますが、入院時は慣れない環境でストレスをため込みやすくなるので、なるべくストレスをためにくい環境を作ってあげることが大切です。
- ネットに繋がるタブレット
最近の子はテレビよりもタブレットでNetflixやYouTubeを閲覧している方が楽しいと思う子が多いです。テレビが備え付けてあっても時間帯によっては興味のないものも多いので、お子様が暇を持て余さないように好きな動画が見れるタブレットを用意しておくことをおすすめします。
長期入院時などにあると役立つ便利グッズ

長期の入院になった場合、気軽に外出できなくなってしまうためストレスがたまりやすいです。そのため、入院期間中の時間を少しでも快適に過ごすためにも、以下で紹介する便利グッズを把握しておきましょう。
【長期入院時などにあると役立つ便利グッズ】
- イヤホン
大部屋でテレビやスマートフォンを利用して動画を見る場合は、同室者の迷惑にならないようにイヤホンをしましょう。イヤホンがあれば他の方が寝ているときでも、気兼ねなく動画を見たりスマホをいじったりできるのでおすすめです。また、ゲームをする際にもイヤホンは役立ちます。
- 耳栓
ナースコールや足音、同室者のいびき等で眠れないことがあるかもしれません。耳栓があれば周りの音を遮断できるので、睡眠不足やストレスを軽減できます。なれない環境で過ごすからこそ、なるべく不要な情報をカットすることで快適な睡眠がとれるように工夫しましょう。
- 羽織
大部屋では、自由に部屋の温度調整ができません。肌寒い時にパジャマの上から着られる羽織があると良いでしょう。
入院時にあると便利な暇つぶしグッズ

入院時はずっと同じ部屋で過ごし続けるため、時間を持て余す場面が増えてしまいます。入院中の時間を少しでもポジティブに過ごすためにも、気分転換になるような暇つぶしグッズを持参してみてはどうでしょうか。以下ではおすすめの暇つぶしグッズをご紹介します。
- パソコン・スマートフォン・タブレット
入院中は人との会話が減り、心細くなることもあるでしょう。パソコン・スマートフォン・タブレットがあれば、家族や友人と連絡が取れたり、SNSで近況を知ったりすることができます。また、動画や映画を見ることもできるので、様々な用途で暇つぶしができるでしょう。
- 携帯ゲーム機
携帯ゲーム機は寝たまま遊べるので入院中におすすめです。数種類のソフトを準備しておけば、長期間の入院となっても暇を持て余さずに済むでしょう。ただし、ゲームに熱中し過ぎて寝不足にならないように注意してください。
- モバイルWiFi
病院内はWiFi環境が整っていないところが多いです。動画などを見るときは、データ容量を多く使うのでモバイルWiFiを持参することをおすすめします。
パソコンや携帯ゲーム機などはネット環境が必須のツールです。病院内はWiFi環境が整っていないケースが多いので、モバイルWiFiを持ち込むようにした方が良いでしょう。モバイルWiFiを持っていない人は、レンタルで比較的安く借りることもできるので検討してみてはどうでしょうか。おすすめのレンタルWiFiは以下のサイトでご紹介しています。
【短期レンタルできるポケットWiFiおすすめ6社を比較!借りる際の注意点も解説】
まとめ
入院が決まると、病気に対する不安を抱きながらも、持っていく荷物のことも考えなくてはいけません。気持ちが落ち着かないときに冷静な判断は難しいので、当記事で紹介する内容を参考にして、準備にかかる負担を少しでも減らしましょう。
基本的に持っていくべきものは「手続きに必要なもの・着替え・日用品」の3種類ですが、入院する方の性別や状態によってはそれ以外に持っていくと良いものもあります。入院中に「あれがない…これがない…」とドタバタしないように、家族の方などと協力し合って準備を進めましょう。
また、入院中はストレスがたまりやすいので、暇つぶしになる便利なグッズや快適に過ごせるグッズを持参するのがおすすめです。当記事で紹介する暇つぶしグッズの多くはネット環境が必要なものが多いので、WiFi環境が整っていないケースが多い病院で通信環境を構築するためにもモバイルWiFiは持っていくようにしましょう。モバイルWiFiがない方はレンタルをするという方法もあるので、必要に応じて検討してみはどうでしょうか。
「急に入院が決まった…」そんな時に、いざ準備をしようと思っても何が必要かは最初から分からないものです。入院してから「あれがあれば良かった…」となんて思うこともあるでしょう。
そこで当記事では、突然の入院でも困らないように必要なものについて解説しています。また、他にも入院が長期になった場合にあると便利なグッズも紹介しているので、内容を参考に持っていくものをまとめてみましょう。
【必需品】入院時に必要なものリスト
以下では、入院時に必要となるものを項目別にリストでまとめています。項目ごとの内容を確認して、入院時に忘れものがないようにしましょう。
【入院時に必要な基本の持ち物リスト】
手続き時に必要なもの |
|
着替え |
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日用品 |
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手続き時に必要なもの
入院の手続きの際に必要なものは以下の通りです。
【手続き時に必要なもの】
- 診察券・保険証
入院手続きで必要になります。忘れると一時的に自費扱いになる場合があるので注意しましょう。
- 印鑑
誓約書など入院手続き書類の捺印に必要な場合があります。
- 服用中のお薬・お薬手帳
入院前から服用している薬があれば持っていきましょう。
また、お薬手帳は過去の服薬情報を知るのに大切な情報です。また、かかりつけ医と入院先で薬の情報共有をする役割もあります。
- 貴重品(現金)
現金は、自動販売機や売店で何か買いたいとき、テレビを見るときのテレビカードの購入で必要になります。
お札を使えない場合もあるので小銭も用意しておくと良いでしょう。
- 筆記用具(ボールペン)
入院書類を書くときに必要です。病院で借りることも可能ですが、使う場面が多いので持っていると良いでしょう。
手続き時に必要なものでは、診察券や印鑑、貴重品など重要なものが多いので、入院が決まったら必ず最初に準備しなくてはいけないものと言っても過言ではありません。もし、自身が入院したあとに忘れ物が発覚した場合には、これらの保管場所が家族ではわからない可能性もあるので、自分にしかわからないものは忘れないように細心の注意を払いましょう。
着替え
入院生活では必ず着替えが必要になります。少しでも快適に過ごせるように、なるべく動きやすいものや長時間着衣していても疲れにくいものを持っていきましょう。
【着替え】
- パジャマ
病衣が用意されているところもありますが、お気に入りの柄や肌触りの良いパジャマを着ることで気持ちが明るくなります。また、前開きタイプだと診察や着替えがスムーズにできおすすめです。
- 下着、靴下
入院日数にもよりますが、下着や靴下は最低3日分用意しておくと良いでしょう。パジャマ同様、肌着は前開きタイプをおすすめします。また、足を冷やさないために靴下も用意しておきましょう。
- 室内履き
滑りにくく、かかとのある室内履きがおすすめです。スリッパは足音がしたり、脱げやすく転倒の危険もあったりするので避けた方が良いでしょう。
病院によっては衣類の洗濯ができる場合もあれば、院内指定の入院着を着る場合もあるので、必ずしも入院日数分の衣類が必要となるわけではありません。病院の設備やシステムを事前に確認して、なるべく最小限の荷物でまとめられるようにしておきましょう。
日用品
病院には最低限の日用品しか置いてない場合が多いので、必要な日用品も確認しておきましょう。
【食事用品】
- 箸・スプーン
病院で用意されているところもありますが、自分で準備する場合もあるので事前に確認しておきましょう。
- コップ
コップは割れにくいプラスチックタイプにしましょう。また、蓋付きの方が倒れてもこぼれにくいのでおすすめです。
【お風呂用品】
- シャンプー・リンス
- ボディソープ
- タオル
タオルは髪や顔を拭くときなど使う場面が多いので、複数枚用意しておくと便利です。かさばらないフェイスタオルやハンドタオルが良いでしょう。
【洗面用品】
- 歯ブラシセット(歯ブラシ・歯磨き粉・コップ)
病院の売店などで売られていることが多いですが、普段から使っているものが良い方は用意しておきましょう。コップはプラスチックで取手が付いているものをおすすめします。
- ヘアブラシ
入院中でも身だしなみを整えたい方は、持っていくと良いです。
【生活用品】
- ティッシュ
入院中は頻繁に使うのでボックスティッシュを用意した方が良いでしょう。
- マスク
入院中の方は免疫力が落ちている方が多いです。感染症対策のために、使いまわさず毎日替えるようにしましょう。
- 眼鏡・コンタクトレンズ
眼が悪い方は、書類などを読むときに必要になります。コンタクトレンズの場合は洗浄液も忘れずに持っていきましょう。
日用品は病院の売店で販売していることが多いので、万が一忘れても何とかなる可能性が高いですが、いつも使っているタオルが良いなどこだわりがある場合には忘れないようにしましょう。また、日用品はレンタルをしているサービスもあったりするので、すぐに準備できない方はそういったサービスを利用するのも一つの方法です。
【性別・年齢別】入院時に必要なもの
入院時には、性別や年齢によって必要なものが異なります。以下では、入院する人の性別・年齢別に必要なものをごしょうかいしていくので、入院する方の状況に合わせて適切なものが準備できるようにしましょう。
- 女性が必要なもの
- 男性が必要なもの
- 高齢者が必要なもの
- 子どもが必要なもの
女性が必要なもの・あると良いもの
奥様が入院するときなどは、旦那様では何が必要かわかりづらい部分が多いかと思いますので、以下で示す必要なもの・あると良いものを確認しておきましょう。
【女性が必要なもの・あると良いもの】
- 生理用品
ナプキンやタンポンといった生理用品は女性特有の入院時に必要なものです。病院の売店でも購入できますが、肌に合わない場合もあるので、普段から使い慣れているものを持参するのがおすすめです。
- 化粧品
入院中だとしても、お見舞いに友人が来てくれるなどがあるため、身だしなみを整えておきたい方はいらっしゃいます。また、退院時に化粧をする方も多くいらっしゃるので、女性が入院する際に化粧品は必須アイテムと言えるでしょう。
男性が必要なもの・あると良いもの
男性が入院する際必要とされるものは「電気シェーバー」のみです。髭剃りなどのような刃物は持ち込みが禁止されている場合が多いので、電気シェーバーを持ち込むことをおすすめします。髭は多い人だと毎日剃る必要があるので、身だしなみを整えてすっきりした状態で1日を過ごすためにも持ち込んでおきましょう。
病院によっては髭剃りでも許可申請を出せば持ち込める場合があるので、電気シェーバーがない人は担当の医師に確認してみてください。
高齢者が必要なもの・あると良いもの
高齢者の場合は、体が不自由になっている部分があるなど個人差が大きく出やすいので、なるべく入院する方の状況を細かく把握してから荷物のチェックをするようにしましょう。以下では、一般的に高齢者が入院の際に持っておくと良いとされるものをまとめました。
【高齢者が必要なもの・あると良いもの】
- 補聴器
耳が遠い方は、先生や看護師の話が聞き取れるよう補聴器を持っていきましょう。特にコロナ渦における入院は、身内の方すら病棟に入れないケースも珍しくないので、入院者本人がしっかりと話を聞きとれるように、補聴器を付けている方は必ず持っていくようにしましょう。
- 入れ歯・入れ歯洗浄剤
入れ歯をしている人は、入れ歯と併せて入れ歯洗浄剤も持っていくようにしましょう。入院しているときほど食事はしっかりととらなくてはいけないので、食事に影響する可能性がある入れ歯は必ず持参するようにしてください。
- 高齢者用おむつ
普段からおむつをしている方は入院時に必ず持参するようにしましょう。また、普段つけていなくても足腰が弱い場合には持参しておくことをおすすめします。入院中は外を歩いたりする機会も減るので、高齢の方だと比較的早く足腰の筋力が低下しやすいです。そのため、歩く力がなくなるとトイレに行くのも大変になって、間に合わない可能性が出てきます。
子どもが必要なもの・あると良いもの
子どもの場合、入院時は殆どやることが無いので暇を持て余しやすいです。テレビをずっとつけていても飽きやすく、大人たちと比べてストレスをためやすい傾向があります。以上のことを踏まえて、子どもが必要なもの・あると良いものを確認してみましょう。
【子どもが必要なもの・あると良いもの】
- おもちゃ
本や塗り絵などベッドの上でできるものを準備すると良いです。また愛着のあるぬいぐるみや人形を持っていくと安心するでしょう。
- ゲーム機
普段からゲームをする子にはゲームを持たせてあげることをおすすめします。家では時間制限があるなど家庭ごとのルールがあるかと思いますが、入院時は慣れない環境でストレスをため込みやすくなるので、なるべくストレスをためにくい環境を作ってあげることが大切です。
- ネットに繋がるタブレット
最近の子はテレビよりもタブレットでNetflixやYouTubeを閲覧している方が楽しいと思う子が多いです。テレビが備え付けてあっても時間帯によっては興味のないものも多いので、お子様が暇を持て余さないように好きな動画が見れるタブレットを用意しておくことをおすすめします。
長期入院時などにあると役立つ便利グッズ
長期の入院になった場合、気軽に外出できなくなってしまうためストレスがたまりやすいです。そのため、入院期間中の時間を少しでも快適に過ごすためにも、以下で紹介する便利グッズを把握しておきましょう。
【長期入院時などにあると役立つ便利グッズ】
- イヤホン
大部屋でテレビやスマートフォンを利用して動画を見る場合は、同室者の迷惑にならないようにイヤホンをしましょう。イヤホンがあれば他の方が寝ているときでも、気兼ねなく動画を見たりスマホをいじったりできるのでおすすめです。また、ゲームをする際にもイヤホンは役立ちます。
- 耳栓
ナースコールや足音、同室者のいびき等で眠れないことがあるかもしれません。耳栓があれば周りの音を遮断できるので、睡眠不足やストレスを軽減できます。なれない環境で過ごすからこそ、なるべく不要な情報をカットすることで快適な睡眠がとれるように工夫しましょう。
- 羽織
大部屋では、自由に部屋の温度調整ができません。肌寒い時にパジャマの上から着られる羽織があると良いでしょう。
入院時にあると便利な暇つぶしグッズ
入院時はずっと同じ部屋で過ごし続けるため、時間を持て余す場面が増えてしまいます。入院中の時間を少しでもポジティブに過ごすためにも、気分転換になるような暇つぶしグッズを持参してみてはどうでしょうか。以下ではおすすめの暇つぶしグッズをご紹介します。
- パソコン・スマートフォン・タブレット
入院中は人との会話が減り、心細くなることもあるでしょう。パソコン・スマートフォン・タブレットがあれば、家族や友人と連絡が取れたり、SNSで近況を知ったりすることができます。また、動画や映画を見ることもできるので、様々な用途で暇つぶしができるでしょう。
- 携帯ゲーム機
携帯ゲーム機は寝たまま遊べるので入院中におすすめです。数種類のソフトを準備しておけば、長期間の入院となっても暇を持て余さずに済むでしょう。ただし、ゲームに熱中し過ぎて寝不足にならないように注意してください。
- モバイルWiFi
病院内はWiFi環境が整っていないところが多いです。動画などを見るときは、データ容量を多く使うのでモバイルWiFiを持参することをおすすめします。
パソコンや携帯ゲーム機などはネット環境が必須のツールです。病院内はWiFi環境が整っていないケースが多いので、モバイルWiFiを持ち込むようにした方が良いでしょう。モバイルWiFiを持っていない人は、レンタルで比較的安く借りることもできるので検討してみてはどうでしょうか。おすすめのレンタルWiFiは以下のサイトでご紹介しています。
【短期レンタルできるポケットWiFiおすすめ6社を比較!借りる際の注意点も解説】
まとめ
入院が決まると、病気に対する不安を抱きながらも、持っていく荷物のことも考えなくてはいけません。気持ちが落ち着かないときに冷静な判断は難しいので、当記事で紹介する内容を参考にして、準備にかかる負担を少しでも減らしましょう。
基本的に持っていくべきものは「手続きに必要なもの・着替え・日用品」の3種類ですが、入院する方の性別や状態によってはそれ以外に持っていくと良いものもあります。入院中に「あれがない…これがない…」とドタバタしないように、家族の方などと協力し合って準備を進めましょう。
また、入院中はストレスがたまりやすいので、暇つぶしになる便利なグッズや快適に過ごせるグッズを持参するのがおすすめです。当記事で紹介する暇つぶしグッズの多くはネット環境が必要なものが多いので、WiFi環境が整っていないケースが多い病院で通信環境を構築するためにもモバイルWiFiは持っていくようにしましょう。モバイルWiFiがない方はレンタルをするという方法もあるので、必要に応じて検討してみはどうでしょうか。