WiFiのレンタルかSIMカードを選ぶならどちらがお得なの?

2019年11月07日

WiFiのレンタルかSIMカードを選ぶならどちらがお得なの?


急な出張や旅行の際、外出先で手軽に使えるインターネットの通信手段として、ポケットwifiを持って行く人も多いでしょう。しかし、格安スマホの普及とともに、格安SIMやSIMフリー端末が注目を集めつつあります。SIMカードだけをレンタルすることも可能です。そこで、Wi-FiレンタルとSIMカードレンタルのどちらを選ぶべきか迷っている人のために、それぞれの特徴やメリットなどを紹介します。

1.そもそもポケットWi-FiとSIMカードレンタルの違いとは?

まずは、「Wi-Fiレンタル」と「SIMカードレンタル」がどのようなものかを知るために、それぞれの違いについて紹介します。

1-1.【WiFi】のレンタルってどんなサービス?

Wi-Fiレンタルとは、モバイルWi-FiルーターやポケットWi-Fiを借りることのできるサービスです。Wi-Fiルーターがあればインターネット環境がない場所でも、高速インターネット通信ができるようになります。借りられるWi-Fiルーターには、国内のみで利用できるものと、海外でも利用できるものがあるので、持って行く場所に合わせて選択すると良いでしょう。最短1日からレンタルが可能です。また、Wi-Fiルーターを購入すると契約期間の縛りが発生したり、契約期間内に解約すると違約金が発生したりすることもありますが、Wi-Fiレンタルなら縛りはありません。

料金プランは、Wi-Fiルーターの機種やデータ容量により変わります。しかし、データ無制限の定額プランもあるので仕事などで頻繁にインターネットを利用する人や、家族や友人同士でWi-Fiルーターを使いたい人も安心です。Wi-Fiルーターの受け取りや返却は、空港やコンビニから手続きができます。ポスト投函で返却できるサービスを行っている店舗も多いです。

1-2.【SIMカード】ってレンタルできるの?

SIMカードとは、携帯電話やスマートフォン、タブレットなどに内蔵されているICカードのことです。SIMカードには、識別番号や電話番号などの情報が記録されており、通信端末にSIMカードを差し込まなければ電話をかけたり、電話回線からインターネット回線に接続したりすることはできません。SIMカードレンタルで借りられるのは、docomoやau、softbankなどの大手キャリアに対応しているものが多いです。料金プランは、月額制が主流ですが、店舗によっては1日単位での契約も可能です。
また、SIMカードには、データ通信意外にも通話が可能なプランもあります。さらに、SIMカードのレンタルは、一般的な携帯電話のプランとは異なり、解約する際に違約金などが発生することはありません。
ただし、レンタルしたSIMカードは、基本的には手持ちのSIMフリー端末に差し込むだけでインターネットを利用できますが、中には自動で設定を読み込まないSIMカードや、手持ちのデバイスとの相性が悪い場合もあります。そういった場合は、自信でAPN設定を行う必要があり、面倒です。インターネットやスマートフォンの知識が無い人には少し難しいかもしれません。

1-3.契約不要の『プリペイドSIM』もある!

SIMカードには、レンタルだけではなくプリペイドタイプもあります。プリペイドSIMは、3GBや10GBなど、通信量によっていくつかの種類があり、一定のデータ量がチャージされたSIMカードを前払いで購入するシステムです。買い切りなので、レンタルWi-FiやレンタルSIMカードのように契約手続きがないため、購入したらすぐに使い始めることができます。コンビニや家電量販店のほか、インターネットの通販などで気軽に購入できるのも特徴です。ただし、プリペイドSIMには有効期限があります。たとえ、未使用でも期限が切れると使えなくなってしまうので注意が必要です。有効期限は購入するSIMカードの種類によって変わります。

2.WiFiレンタルのメリットとは

Wi-Fiレンタルには、メリットだけでなくデメリットもあります。まずは、メリットをについて把握しておきましょう。

2-1.簡単操作でインターネット接続ができる!

まず、Wi-Fiルーターは操作が簡単です。インターネットに接続したいときは、ルーターのスイッチを入れ、パスワードを入力するだけで利用できます。わずらわしい設定をする必要もなく、初めてレンタルWi-Fiを使う人や機械に詳しくない人でも使いやすいのが特徴です。

2-2.セキュリティー対策も安心!

公共機関や飲食店などで利用できるフリーWi-Fiは、誰でも好きなように接続できます。外出時には便利なこともありますが、セキュリティーが甘く不正アクセスやウイルス感染のリスクが高いです。フリーWi-Fiを通して端末やSNSアカウントを乗っ取られたり、クレジットカード番号などの個人情報が漏えいしたりするなどの事件も発生しています。一方、Wi-Fiレンタルはパスワードを入力しなければ接続できません。通信は暗号化されるため、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクを減らすことができます。「セキュリティー面が心配でフリーWi-Fiが使えない」という人も、Wi-Fiレンタルを利用すれば安心してインターネットに接続できるでしょう。

2-3.トラブルに遭ったときの補償制度がある

外出先でWi-Fiルーターを利用すると、盗まれたり故障したりなどのトラブルに見舞われることもあります。自分でWi-Fiルーターを購入した場合、買い直したり修理したりする費用を、自分で出さなければいけません。しかし、Wi-Fiレンタルなら補償制度が適用されます。保証の内容は、「修理費用が大幅に免除される」「代替機を借りられる」など、店舗によってさまざまです。補償制度を利用したいときは、Wi-Fiレンタルを契約する際にオプションとして加入できます。トラブルが起きたときに保険に加入していないと、レンタルした端末の代金を全額負担することになってしまうため、加入しておいたほうが安心です。

3.WiFiレンタルのデメリットとは

Wi-Fiレンタルを利用する際は、メリットだけではなくデメリットについても知っておきましょう。ここからは、Wi-Fiレンタルのデメリットについて紹介します。

3-1.バッテリーが切れてしまうと使えない

モバイルWi-Fiの端末は、バッテリー駆動です。そのため、充電が切れると使えなくなってしまいます。万が一、外出先などで充電が切れてしまった場合、充電できる場所を探さなければいけません。バッテリーの持ち時間は、機種によって異なり10時間以上持続するものもあります。ただし、使用する環境によってはバッテリーの消耗が激しいこともあり、決して充電が切れないという保証はありません。モバイルバッテリーや充電器などを一緒にレンタルする場合は、別途オプション契約が必要になる場合もあります。

モバイルWi-Fiは、軽量で小型の機種が多い傾向です。しかし、充電器を一緒に持ち歩くことになると荷物がかさばり、「持ち歩きがしやすい」というモバイルWi-Fiのメリットが失われてしまいます。

3-2.契約期間によっては料金が割高になる

Wi-Fiレンタルは、1日からの短期契約も可能ですが、料金はやや割高な設定になっていることが多いです。そのため、長期間利用するのであれば、レンタルよりも購入したほうがお得になるケースもあります。さらに、端末本体のレンタル料金だけではなく、充電器をはじめとした周辺機器のレンタル料金や初期費用などが別途発生することもあり、場合によっては経済的な負担が大きくなってしまうでしょう。初期費用の金額は、店舗によりさまざまです。0円のこともあれば、7000~8000円程度掛かることもあります。

相場は、3000円前後ですが相場を大幅に上回る金額を請求された場合は契約を見直したほうが良いでしょう。初期費用については、店舗のWebサイトなどで紹介されていることが多く、事前に確認することもできます。

3-3.端末を返却する手間が掛かる

端末を購入した場合とは異なり、Wi-Fiレンタルは一定期間使用した後、端末を返却する必要があります。受け取りは、店頭や空港の窓口から可能です。しかし、返却時は配送を利用する人が多いでしょう。しかし、店舗によっては送料を利用者が負担しなければいけません。受取時も配送を選択した場合、往復の送料を支払うことになってしまいます。また、端末が1台ならレターパックなどで返却ができますが、2台以上借りた場合は宅配便で返却するなど、レンタルした台数や店舗によって返却方法も変わるので注意が必要です。直接返却すれば無料になる店舗もあります。しかし、店舗の場所によっては交通費よりも送料のほうが安いこともあるため、返却時の手数料についても事前にチェックしてから利用すると良いでしょう。

4.SIMカードレンタルのメリットとは

Wi-Fiレンタルのメリットとデメリットを把握したら、次にSIMカードレンタルのメリットとデメリットにも注目してみましょう。

4-1.荷物がかさばらない

SIMカードは端末の内部に差し込むため、荷物がかさばる心配がありません。できるだけ荷物をコンパクトにまとめたい人や、外出先で頻繁に電話やインターネットを利用する人には、大きなメリットとなるでしょう。ただし、デバイス自体の充電が切れてしまったら当然使えなくなってしまいますので、外出時間が長い方はバッテリーや充電器を持ち歩いた方が安心です。

5.SIMカードレンタルのデメリットとは

SIMカードをレンタルする際は、デメリットについてよく知っておくことも必要です。ここからは、SIMカードレンタルの代表的なデメリットについて紹介します。

5-1.パソコンでは使えない

SIMカードが使えるのは、スマートフォンやタブレットのみです。パソコンをインターネットに接続することはできません。そのため、仕事などでパソコンを利用する予定がある人には不向きです。ただし、テザリング機能があるスマートフォンを使えば、パソコンでもインターネットに接続できます。テザリング機能とは、スマートフォンなどの通信端末を媒介にして、インターネットに接続する方法です。テザリングは、Wi-FiやBluetoothを使用したり、USBケーブルでスマートフォンとパソコンを直接つないだりすることで利用できます。

ただし、テザリング機能を利用する場合は、Wi-Fiルーターと同様にバッテリーの残量に注意しなければいけません。特に、Wi-FiやBluetoothを使うとバッテリーの消耗が激しくなります。できる限りバッテリーの消耗を抑えるためにも、テザリング機能を利用する際はUSBケーブルで接続するなどの工夫をしなければいけません。

5-2.初期設定がやや面倒

SIMカードは、携帯端末に差し込むだけでは使えません。まずは、APN接続設定という初期設定を行う必要があります。APNとは、アクセスポイントネームの略称です。接続先を特定するための情報を指します。データ通信を行うには、APN接続設定が欠かせません。設定の手順は、利用する端末により異なりますが、基本的には設定画面を開きアクセスポイント名やユーザー名、パスワードなどを入力します。

初めて使う人や機会が苦手な人は、設定が完了するまである程度の手間と時間を要するでしょう。なお、問題なくAPN接続設定が完了してもSIMカードが正しく装着されていなかったり、汚れや傷がついていたりするとインターネットに接続できないことがあります。わからないことがあれば自分だけで解決しようとせず、早めにレンタルした店舗やサポートセンターに連絡したほうが安心です。

6.WiFiレンタルの選び方のポイント

Wi-Fiレンタルの際には、いくつか確認しておくべきポイントがあります。まず、Wi-Fiルーターを借りる前に、使用する環境にについて確認しておきましょう。回線の種類によっては電波が弱いこともあり、建物の中に入ったときや移動中などに接続しにくくなることがあります。また、用途に合わせて契約するプランを決めることも大切です。たとえば、一人で使うだけなら、それほど多くのデータ通信量は必要ありません。しかし、動画をよく見る場合や、何人かで1台のWi-Fiルーターを使う場合などデータ使用料が多くなりそうなら、データ無制限プランを選んだほうが無難です。

料金プランの内容もしっかりと確認しましょう。プランの種類や金額は、店舗のWebサイトに記載されていることが多いです。ただし、1日○○円と表記されていても「月額料金を日割り計算した場合の金額を書いているだけ」という可能性があります。必ずしも1日単位でレンタルできるとは限らないので注意が必要です。

7.SIMカードの選び方のポイント

SIMカードを選ぶときにも、押さえておきたいポイントがあります。まず、手持ちの端末と同じキャリアを選ぶことが重要です。初期設定や操作性の面でも、同じキャリアを選んだほうが楽でしょう。また、Wi-Fiレンタルと同様、使用する環境に応じて最適なプランを選びましょう。通話の有無や、必要なデータ容量によってプランの内容や金額は変わります。SIMカードの種類にも注意しなければいけません。

たとえば、電話で音声通話をする予定があるなら、音声通話SIMを選ぶ必要があります。音声通話のかわりにLINEを使いたいのであれば、ショートメッセージサービスを利用できる「SMS付きSIM」が便利です。データ通信しか使わない場合は、「データ通信専用SIM」を選びましょう。最も安いのは、データ通信専用SIMでSMS付きSIMは300円ほど高くなります。音声通話SIMは、さらに高くデータ通信専用SIMよりも500円ほど高額です。

あなたのニーズに合いそうなのはどっち?

モバイルWi-FiとSIMカードを比べてみると、それぞれのメリット・デメリットが理解できたのではないでしょうか。しかし、どちらがより使いやすいかは利用するシーンや目的によって異なるため、一概にはいえません。また、サービスの内容によって料金も異なります。ここで紹介した情報を参考にしながら予算なども考慮したうえで、最適なサービスを選びましょう。