公開日 2023.06.05
最終更新日 2023.09.22

マイル交換は何がおすすめ?交換方法や有効期限の確認方法も解説
目次
マイルはANA・JALなどの飛行機でフライトすると、自動で貯まるポイントです。貯め方としては飛行機を利用するだけなので、難しくありません。しかし、フライト時にマイルについて詳細説明があるわけではないため「どう使えばお得になるの?」「今自分は何マイル持っているの?」「マイルの交換や確認の方法がわからない…」と悩む人は多いです。
マイルは、お得な特典と交換したり、電子マネーなどに交換したりということが可能です。本記事では、マイルの交換方法や交換先、確認方法などについて解説します。参考にして、貯めたマイルをよりお得に活かしましょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
マイル交換は何がおすすめ?

マイルは電子クーポンなどさまざまなものに交換できますが、もっとも得が大きいのは以下2つのいずれかに交換することです。
- 特典航空券
- 座席のアップグレード
航空券に交換すると無料でフライトが可能となりますし、座席をアップグレードすることでフライトの快適さを高めることができます。頻繁に飛行機を利用する人にとっては、魅力的なポイントと言えるでしょう。
特典航空券
特典航空券とは、一般的な航空券と異なり、マイルと交換することでしか獲得できない航空券です。ANAやJALの場合、国内線のフライトが1回分無料となります。
さらに特典としてANAは355日、JALは330日前から乗りたい便の予約が可能です。ひいては、通常であればまだ予約できない段階で予約が取れるため、日程さえ決めてしまえば繁忙期でも乗りたい便を押さえることができます。
国内であればフライトが1回分無料、しかも通常より早く乗りたい便の予約も可能という特典は、飛行機を頻繁に使う人にとってお得な特典です。繁忙期でも飛行機を利用したい、飛行機を利用したいが金銭面の余裕があまり無いという人は利用を検討してみてください。
座席のアップグレード
貯めたマイルは、座席のアップグレードに使用することもできます。具体的には、支払った額に応じた正規の席から、上の座席クラスに無料でアップグレードできるのです。
ANAの場合、アップグレードは基本的に1つ上のランクの座席に上がります。一番安いエコノミークラスから、マイルのみで一番高いファーストクラスにアップグレードすることはできません。一方JALの場合、ビジネスクラスまではマイルのみでグレードアップ可能です。しかしファーストクラスになるためには、マイルの他にビジネスクラス分の料金がかかります。
いずれにしろ頻繁にフライトを行う人にとって、座席クラスのアップグレードは日常の質を高めることに繋がってお得です。マイルが貯まっているという人は、ぜひ利用してみてください。
海外旅行へ行くならグローバルWiFiがおすすめ!
※本バナー経由でお申し込みいただくと受渡手数料無料+総額から20%OFFになります
「グローバルWiFi」とは、海外渡航時に現地でインターネットが可能になるWiFiレンタルサービスです。世界200以上の国と地域に対応しており、国内19空港、35カウンターで受取・返却が可能。ハワイ、韓国では現地でも受取れます。
【ANA】フライト以外のマイル交換のおすすめ

ANAにおけるマイル交換先として、前述した航空券・座席アップグレード以外におすすめなのは以下の5つです。
- ANA SKYコインに変換
- ANAショッピングA-styleでの買い物
- ANAセレクションで商品と交換
- 提携パートナーのクーポン券と交換
- 提携ポイントと交換
現金に代わる使い方ができたり、マイル以外のポイントに変換したりできます。フライト関連のことよりも、ショッピングの方が魅力的に感じる人には、上記のいずれかに交換しても良いでしょう。
ANA SKYコインに変換
ANAにおけるマイルは、SKYコインに変換することができます。SKYコインとは、ANAの中での仮想通貨のようなものです。レートとしてはほぼ1マイル1円換算であり、10,000マイル超えの場合はさらにコインがおまけでついてきます。
手軽な所が最大のメリットであり、まとまったマイル数が必要な特典航空券などと比べて、SKYコインは10マイルからでも交換・活用可能です。さらに、特典航空券では付かないフライトマイルやプレミアムポイントも付与されます。
デメリットとしては航空券代金として支払う際、特典航空券の方が基本的にお得ということです。特にフライト日が近く、航空券の代金が上がれば上がるほど、特典航空券の得が大きくなります。どちらが良いかは、状況を見て判断してください。
なお、マイルとSKYコインの交換は、ANAの公式Webサイトより可能です。使用の際は、決済時に「SKYコインを使う」にチェックを入れて支払処理を進めてください。
ANAショッピングA-styleでの買い物
ANAショッピング A-styleの買い物でもマイルは使用できます。レートは1マイル1円です。航空券ではなく、物を購入するショッピングで使用することができます。A-styleで欲しいものがある人にぴったりの使い道であり、マイルも1マイルから使用できます。一方で、あくまでA-style内での使用となるため、A-styleに欲しいものが無い、という時にはあまり向きません。
A-styleでの買い物に使用する場合、ポイントなどに交換の必要はなく、マイルのまま直接使用することができます。決算時使用マイルを数字で入力すると、自動でマイルが利用され差し引かれます。
ANAセレクションで商品と交換
ANAセレクションで、貯めたマイルを商品と交換することも可能です。メリットとしては、レート換算すると1マイル1円以上の価値になることです。例ですが、正規の値段では13,000円相当のものが、10,000マイルで提供されていたりします。ANAセレクションでしか手に貼らない、ANAオリジナル商品との交換も可能ですが、A-styleなどと比較して商品選択の幅が狭いというデメリットもあります。
ANAセレクションもポイントなどに交換する必要はなく、直接マイルを使用しショッピングすることが可能です。ただしA-styleなどと異なり、現金との併用はできず一定量のマイルと一括で交換となります。
提携パートナーのクーポン券と交換
マイルは、ANAと提携しているパートナー企業のクーポンと交換することもできます。提携先にはホテルなどの企業も入っているため、物ではなく体験・イベントの購入ができることが大きな魅力です。選択肢も広く、買い物にはあまり興味が無いという方に適しています。ただし、マイルと円のレートは提携先によって異なります。少しでも得を大きくしたいという場合は、正規の値段と比較してみなければなりません。
クーポンへの変換は、公式Webサイトから可能です。なお、変換そのものは簡単に可能ですが、現在紙のクーポンは原則廃止されており、電子化されています。そのため、使用の際はスマホなどデバイスの準備を忘れないようにしてください。
提携ポイントと交換
マイルは、提携しているポイントとも交換できます。提携企業というよりは、提携ポイントシステムとやり取りできる、と捉えてください。具体的には、以下のポイントに変換できます。なお、すべて交換は10,000マイル単位であるため、注意が必要です。
提携パートナー
変換レート
スターバックス
100%
楽天Edy
100%
三井住友クレジットカード
100%
TOKYU POINT
100%
Tokyo Metro To Me CARD
100%
Suica
(ANA VISA Suicaカード会員限定)
100%
nimocaポイント
(ANA VISA nimocaカード会員限定)
100%
楽天ポイント
80%
Tポイント
100%
nanacoポイント
100%
JRタワースクエアポイント
100%
JRキューポ(JQ SUGOCA ANA)
100%
ヤマダポイント
100%
セブンカード
100%
タカシマヤカード《ゴールド》
100%
マツモトキヨシ現金ポイント
100%
PiTaPaショップdeポイント
1,000%
μstar(ミュースター)ポイント
100%
はやかけんポイント
(ANAはやかけんをお持ちの会員限定)
100%
伊予鉄ICい~カード電子マネー
(伊予鉄グループ)
100%
エムアイポイント
100%
京急プレミアポイント
100%
Sポイント
100%
トラノコポイント
50%(交換は1,000マイルごと)
ピーチポイント
90%(交換は500マイルから)
京成カード(京成グループポイント)
100%
Marriott Bonvoy
(マリオットボンヴォイ)
100%
この方法を使えば、好みの提携ポイントに変換することで、マイルを自分のよく使用するポイントに移行できます。ただし、変換率や変換のマイル単位は提携先ごとに異なるため注意しましょう。
なお、提携ポイントへの交換は公式Webサイトより可能です。提携ポイントによっては上記と逆に、ポイントをマイルに変換することもできます。
【JAL】フライト以外のマイル交換のおすすめ

JALにおけるマイル交換先として、前述した航空券・座席アップグレード以外におすすめなのは以下の4つです。
- E JALポイントに交換
- JALのクーポンに交換
- JALのおすすめ商品に交換
- 提携する電子マネーやポイントに交換
買い物の際現金に代わる使い方ができたり、他の提携ポイントと交換したりということが可能です。ANAと似ていますが同じではないため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
E JALポイントに交換
JALのマイルは、E JALポイントに交換することができます。E JALポイントとはJAL内独自の仮想通貨のようなもので、主に以下3つに使用できます。
- 航空券代金支払い
- JALのパッケージツアー代金支払い
- 燃油サーチャージ代金支払い
総じてフライト・旅行に対して使用できるポイントであるため、これから先もフライトの予定があるという人におすすめです。特にパッケージツアーは、JALが独自で主導してくれるツアーであり、ANAには無い強みです。
一方でフライトの予定が無い、もしくは旅行に興味を感じない人にとっては、交換先としてほとんど魅力を感じないでしょう。その場合は、以下に説明する別の交換先をぜひご検討ください。
E JALポイントへの交換は、JALの公式Webサイトより可能です。いきなりパッケージツアーなどの購入はできず、一旦ポイントへの交換を行う必要があるため、注意してください。
JALのクーポンに交換
JALのマイルは、JALクーポンに交換することもできます。JALのクーポンとは、JAL内もしくはJALと提携している企業とのクーポンであり、E JALポイントとは購入できる内容が異なっています。
クーポンの交換先はさまざまであり、ツアーの代金だけではなく、ホテルの食事代や温泉への宿泊代、オリジナルグッズの購入費用など、選択の幅が広いことが魅力です。ただし、1マイルあたりのレートは提携先によってさまざまです。
なお、JALクーポンに変換する際は、難しくはないものの多少時間がかかります。JALのクーポンは基本的に紙であるため、JALのWebサイトからクーポン申し込みを行った後、クーポンの紙が家に届けられるまで待つことになるのです。ただし航空券・ツアー代金・JALのオリジナルグッズ購入の場合のみ、電話もしくは店頭受付で直接マイルを購入料金に変換できます。
JALのおすすめ商品に交換
JALのマイルはJALのおすすめ商品に交換することもできます。家電から食料品など、さまざまなジャンルのおすすめ商品より欲しいものを選び、規定マイルと交換することができます。レートにして1マイル1円以上の品も多く、お得にショッピングすることができます。ただし、交換にはまとまったマイルが必要であり、一部現金での交換などはできません。
おすすめ商品と交換する場合、マイルは申込ページより直接使用することができます。別途ポイントなどに交換の必要はありません。
提携する電子マネーやポイントに交換
JALもANAと同じく、提携の電子マネーやポイントに交換することができます。具体的な交換先は、以下のとおりです。
提携パートナー
変換レート
Marriott Bonvoy
75%(4,000マイルから)
JAL Global WALLET
110%(10,000マイルごと)
ALL - Accor Live Limitless
5,000マイルでは20%
10,000マイルでは40%
楽天ポイント
3,000マイルから1,000マイル単位で50%
10,000マイルでは80%
FamiPay
3,000マイルでは50%
10,000マイルでは103%
JALショッピングポイント
112%(10,000マイルごと)
dポイント
100%(10,000マイルごと)
Ponta特典
3,000マイルから1,000マイル単位で50%
10,000マイルでは100%
ローソンPonta
3,000マイルから1,000マイル単位で50%
10,000マイルでは100%
Suica
100%(10,000マイルごと)
TOKYU POINT
100%(10,000マイルごと)
小田急ポイント
100%(10,000マイルごと)
JRキューポ
(JMB JQ SUGOCAカード会員)
(「JMB×おまとめ登録SUGOCA」紐付け会員)
50%(3,000マイルから)
PiTaPa「ショップdeポイント」
1,000%(10,000マイルごと)
nimoca
100%(10,000マイルごと)
カテエネ
100%(10,000マイルごと)
関西電力 はぴeポイント
3,000マイルでは50%
10,000マイルでは100%
自分が頻繁に利用するポイントに変換することで、間接的により自分に適したマイルの使い方が可能になります。ただし、まとまったポイントが必要なケースが多く、ポイントによってレートが異なる点に注意してください。マイルからの交換は、公式Webサイトから好きな電子マネー・ポイントを選択して交換可能です。
マイルに有効期限はある?

マイルには有効期限があります。これは2023年現在ANA・JAL両企業とも共通しており、廃止の告知もありません。具体的な有効期限は会社ごとでも異なりますが、会社の中でさらにマイルを分割し、別々の有効期限を設定しているケースもあります。
【ANA】有効マイルの確認方法

ANAのマイルはそもそも4つのグループに分かれています。常に明確に有効期限が決まっているのはグループ1の通常マイルのみで、マイル追加日より36か月後の月の末日まで。言い換えると、約3年後までです。グループ2~4はいずれも期間限定の特別マイルであり、それぞれ期日がバラバラであるため、公式Webサイトで個別に調べるしかありません。
確認方法
確認できる事項
ANA SKY WEB(PC・タブレット)
積算明細/残高/有効期限
ANA SKY MOBILE(スマートフォン)
積算明細/残高/有効期限
スマートフォンアプリANA (スマートフォン)
積算明細/残高/有効期限
ANA メールマガジン
(PC・タブレット・スマートフォン)
残高/有効期限
ステートメント(マイル積算の実績通知書)
(郵送・1回500マイル・希望者のみ)
積算明細/残高/有効期限
一般的にはPC・タブレット・スマートフォンで調べることになります。スマートフォンアプリを使用する場合は、事前にアプリインストールを行いましょう。また、希望者のみ年4回郵送でのマイル実績通知書が貰えますが、この郵送そのものに1回500マイルかかる点に注意してください。
【JAL】有効マイルの確認方法

JALのマイルの有効期限は、マイル追加日より36か月後の月の末日まで。言い換えると、約3年後までです。ANAと異なり、JALのマイルは特にグループ分けなどされていないため、期日は原則一定です。
確認方法
確認できる事項
JAL マイレージバンク(JMB)
(PC・タブレット)
有効マイル数/実績詳細/有効期限
MyJALCARD(PC・タブレット・スマートフォン)
有効マイル数/ショッピングマイル明細
JAL メールニュース
(PC・タブレット・スマートフォン)
有効マイル数/有効期限/マイル対象実績
JALカード公式スマートフォンアプリ
(スマートフォン)
有効マイル数/有効期限/マイル明細
JALは紙での郵送で知らせてくれることがなく、確認のために何がしかのデバイスが必須となります。特に外出先で確認する場合は、バッテリー残量に注意してください。
まとめ
マイルはライトの質向上に使うもよし、ショッピングに使うもよし、他のポイントに交換するもよしと、幅広い使い方が可能です。今までどう使えば良いかわからなかったという人も、自分に合った活用法を見つけることができれば生活がより豊かになるでしょう。
フライトを行うだけで、ノーコストで貯まるのがマイルの魅力的なポイントです。扱いがわからないと寝かせておくのではなく、ぜひ活用してお得なフライトだったと言えるようになってください。
マイルはANA・JALなどの飛行機でフライトすると、自動で貯まるポイントです。貯め方としては飛行機を利用するだけなので、難しくありません。しかし、フライト時にマイルについて詳細説明があるわけではないため「どう使えばお得になるの?」「今自分は何マイル持っているの?」「マイルの交換や確認の方法がわからない…」と悩む人は多いです。
マイルは、お得な特典と交換したり、電子マネーなどに交換したりということが可能です。本記事では、マイルの交換方法や交換先、確認方法などについて解説します。参考にして、貯めたマイルをよりお得に活かしましょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
マイル交換は何がおすすめ?
マイルは電子クーポンなどさまざまなものに交換できますが、もっとも得が大きいのは以下2つのいずれかに交換することです。
- 特典航空券
- 座席のアップグレード
航空券に交換すると無料でフライトが可能となりますし、座席をアップグレードすることでフライトの快適さを高めることができます。頻繁に飛行機を利用する人にとっては、魅力的なポイントと言えるでしょう。
特典航空券
特典航空券とは、一般的な航空券と異なり、マイルと交換することでしか獲得できない航空券です。ANAやJALの場合、国内線のフライトが1回分無料となります。
さらに特典としてANAは355日、JALは330日前から乗りたい便の予約が可能です。ひいては、通常であればまだ予約できない段階で予約が取れるため、日程さえ決めてしまえば繁忙期でも乗りたい便を押さえることができます。
国内であればフライトが1回分無料、しかも通常より早く乗りたい便の予約も可能という特典は、飛行機を頻繁に使う人にとってお得な特典です。繁忙期でも飛行機を利用したい、飛行機を利用したいが金銭面の余裕があまり無いという人は利用を検討してみてください。
座席のアップグレード
貯めたマイルは、座席のアップグレードに使用することもできます。具体的には、支払った額に応じた正規の席から、上の座席クラスに無料でアップグレードできるのです。
ANAの場合、アップグレードは基本的に1つ上のランクの座席に上がります。一番安いエコノミークラスから、マイルのみで一番高いファーストクラスにアップグレードすることはできません。一方JALの場合、ビジネスクラスまではマイルのみでグレードアップ可能です。しかしファーストクラスになるためには、マイルの他にビジネスクラス分の料金がかかります。
いずれにしろ頻繁にフライトを行う人にとって、座席クラスのアップグレードは日常の質を高めることに繋がってお得です。マイルが貯まっているという人は、ぜひ利用してみてください。
海外旅行へ行くならグローバルWiFiがおすすめ!
※本バナー経由でお申し込みいただくと受渡手数料無料+総額から20%OFFになります
「グローバルWiFi」とは、海外渡航時に現地でインターネットが可能になるWiFiレンタルサービスです。世界200以上の国と地域に対応しており、国内19空港、35カウンターで受取・返却が可能。ハワイ、韓国では現地でも受取れます。
【ANA】フライト以外のマイル交換のおすすめ
ANAにおけるマイル交換先として、前述した航空券・座席アップグレード以外におすすめなのは以下の5つです。
- ANA SKYコインに変換
- ANAショッピングA-styleでの買い物
- ANAセレクションで商品と交換
- 提携パートナーのクーポン券と交換
- 提携ポイントと交換
現金に代わる使い方ができたり、マイル以外のポイントに変換したりできます。フライト関連のことよりも、ショッピングの方が魅力的に感じる人には、上記のいずれかに交換しても良いでしょう。
ANA SKYコインに変換
ANAにおけるマイルは、SKYコインに変換することができます。SKYコインとは、ANAの中での仮想通貨のようなものです。レートとしてはほぼ1マイル1円換算であり、10,000マイル超えの場合はさらにコインがおまけでついてきます。
手軽な所が最大のメリットであり、まとまったマイル数が必要な特典航空券などと比べて、SKYコインは10マイルからでも交換・活用可能です。さらに、特典航空券では付かないフライトマイルやプレミアムポイントも付与されます。
デメリットとしては航空券代金として支払う際、特典航空券の方が基本的にお得ということです。特にフライト日が近く、航空券の代金が上がれば上がるほど、特典航空券の得が大きくなります。どちらが良いかは、状況を見て判断してください。
なお、マイルとSKYコインの交換は、ANAの公式Webサイトより可能です。使用の際は、決済時に「SKYコインを使う」にチェックを入れて支払処理を進めてください。
ANAショッピングA-styleでの買い物
ANAショッピング A-styleの買い物でもマイルは使用できます。レートは1マイル1円です。航空券ではなく、物を購入するショッピングで使用することができます。A-styleで欲しいものがある人にぴったりの使い道であり、マイルも1マイルから使用できます。一方で、あくまでA-style内での使用となるため、A-styleに欲しいものが無い、という時にはあまり向きません。
A-styleでの買い物に使用する場合、ポイントなどに交換の必要はなく、マイルのまま直接使用することができます。決算時使用マイルを数字で入力すると、自動でマイルが利用され差し引かれます。
ANAセレクションで商品と交換
ANAセレクションで、貯めたマイルを商品と交換することも可能です。メリットとしては、レート換算すると1マイル1円以上の価値になることです。例ですが、正規の値段では13,000円相当のものが、10,000マイルで提供されていたりします。ANAセレクションでしか手に貼らない、ANAオリジナル商品との交換も可能ですが、A-styleなどと比較して商品選択の幅が狭いというデメリットもあります。
ANAセレクションもポイントなどに交換する必要はなく、直接マイルを使用しショッピングすることが可能です。ただしA-styleなどと異なり、現金との併用はできず一定量のマイルと一括で交換となります。
提携パートナーのクーポン券と交換
マイルは、ANAと提携しているパートナー企業のクーポンと交換することもできます。提携先にはホテルなどの企業も入っているため、物ではなく体験・イベントの購入ができることが大きな魅力です。選択肢も広く、買い物にはあまり興味が無いという方に適しています。ただし、マイルと円のレートは提携先によって異なります。少しでも得を大きくしたいという場合は、正規の値段と比較してみなければなりません。
クーポンへの変換は、公式Webサイトから可能です。なお、変換そのものは簡単に可能ですが、現在紙のクーポンは原則廃止されており、電子化されています。そのため、使用の際はスマホなどデバイスの準備を忘れないようにしてください。
提携ポイントと交換
マイルは、提携しているポイントとも交換できます。提携企業というよりは、提携ポイントシステムとやり取りできる、と捉えてください。具体的には、以下のポイントに変換できます。なお、すべて交換は10,000マイル単位であるため、注意が必要です。
提携パートナー |
変換レート |
スターバックス |
100% |
楽天Edy |
100% |
三井住友クレジットカード |
100% |
TOKYU POINT |
100% |
Tokyo Metro To Me CARD |
100% |
Suica (ANA VISA Suicaカード会員限定) |
100% |
nimocaポイント (ANA VISA nimocaカード会員限定) |
100% |
楽天ポイント |
80% |
Tポイント |
100% |
nanacoポイント |
100% |
JRタワースクエアポイント |
100% |
JRキューポ(JQ SUGOCA ANA) |
100% |
ヤマダポイント |
100% |
セブンカード |
100% |
タカシマヤカード《ゴールド》 |
100% |
マツモトキヨシ現金ポイント |
100% |
PiTaPaショップdeポイント |
1,000% |
μstar(ミュースター)ポイント |
100% |
はやかけんポイント (ANAはやかけんをお持ちの会員限定) |
100% |
伊予鉄ICい~カード電子マネー (伊予鉄グループ) |
100% |
エムアイポイント |
100% |
京急プレミアポイント |
100% |
Sポイント |
100% |
トラノコポイント |
50%(交換は1,000マイルごと) |
ピーチポイント |
90%(交換は500マイルから) |
京成カード(京成グループポイント) |
100% |
Marriott Bonvoy (マリオットボンヴォイ) |
100% |
この方法を使えば、好みの提携ポイントに変換することで、マイルを自分のよく使用するポイントに移行できます。ただし、変換率や変換のマイル単位は提携先ごとに異なるため注意しましょう。
なお、提携ポイントへの交換は公式Webサイトより可能です。提携ポイントによっては上記と逆に、ポイントをマイルに変換することもできます。
【JAL】フライト以外のマイル交換のおすすめ
JALにおけるマイル交換先として、前述した航空券・座席アップグレード以外におすすめなのは以下の4つです。
- E JALポイントに交換
- JALのクーポンに交換
- JALのおすすめ商品に交換
- 提携する電子マネーやポイントに交換
買い物の際現金に代わる使い方ができたり、他の提携ポイントと交換したりということが可能です。ANAと似ていますが同じではないため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
E JALポイントに交換
JALのマイルは、E JALポイントに交換することができます。E JALポイントとはJAL内独自の仮想通貨のようなもので、主に以下3つに使用できます。
- 航空券代金支払い
- JALのパッケージツアー代金支払い
- 燃油サーチャージ代金支払い
総じてフライト・旅行に対して使用できるポイントであるため、これから先もフライトの予定があるという人におすすめです。特にパッケージツアーは、JALが独自で主導してくれるツアーであり、ANAには無い強みです。
一方でフライトの予定が無い、もしくは旅行に興味を感じない人にとっては、交換先としてほとんど魅力を感じないでしょう。その場合は、以下に説明する別の交換先をぜひご検討ください。
E JALポイントへの交換は、JALの公式Webサイトより可能です。いきなりパッケージツアーなどの購入はできず、一旦ポイントへの交換を行う必要があるため、注意してください。
JALのクーポンに交換
JALのマイルは、JALクーポンに交換することもできます。JALのクーポンとは、JAL内もしくはJALと提携している企業とのクーポンであり、E JALポイントとは購入できる内容が異なっています。
クーポンの交換先はさまざまであり、ツアーの代金だけではなく、ホテルの食事代や温泉への宿泊代、オリジナルグッズの購入費用など、選択の幅が広いことが魅力です。ただし、1マイルあたりのレートは提携先によってさまざまです。
なお、JALクーポンに変換する際は、難しくはないものの多少時間がかかります。JALのクーポンは基本的に紙であるため、JALのWebサイトからクーポン申し込みを行った後、クーポンの紙が家に届けられるまで待つことになるのです。ただし航空券・ツアー代金・JALのオリジナルグッズ購入の場合のみ、電話もしくは店頭受付で直接マイルを購入料金に変換できます。
JALのおすすめ商品に交換
JALのマイルはJALのおすすめ商品に交換することもできます。家電から食料品など、さまざまなジャンルのおすすめ商品より欲しいものを選び、規定マイルと交換することができます。レートにして1マイル1円以上の品も多く、お得にショッピングすることができます。ただし、交換にはまとまったマイルが必要であり、一部現金での交換などはできません。
おすすめ商品と交換する場合、マイルは申込ページより直接使用することができます。別途ポイントなどに交換の必要はありません。
提携する電子マネーやポイントに交換
JALもANAと同じく、提携の電子マネーやポイントに交換することができます。具体的な交換先は、以下のとおりです。
提携パートナー |
変換レート |
Marriott Bonvoy |
75%(4,000マイルから) |
JAL Global WALLET |
110%(10,000マイルごと) |
ALL - Accor Live Limitless |
5,000マイルでは20% 10,000マイルでは40% |
楽天ポイント |
3,000マイルから1,000マイル単位で50% 10,000マイルでは80% |
FamiPay |
3,000マイルでは50% 10,000マイルでは103% |
JALショッピングポイント |
112%(10,000マイルごと) |
dポイント |
100%(10,000マイルごと) |
Ponta特典 |
3,000マイルから1,000マイル単位で50% 10,000マイルでは100% |
ローソンPonta |
3,000マイルから1,000マイル単位で50% 10,000マイルでは100% |
Suica |
100%(10,000マイルごと) |
TOKYU POINT |
100%(10,000マイルごと) |
小田急ポイント |
100%(10,000マイルごと) |
JRキューポ (JMB JQ SUGOCAカード会員) (「JMB×おまとめ登録SUGOCA」紐付け会員) |
50%(3,000マイルから) |
PiTaPa「ショップdeポイント」 |
1,000%(10,000マイルごと) |
nimoca |
100%(10,000マイルごと) |
カテエネ |
100%(10,000マイルごと) |
関西電力 はぴeポイント |
3,000マイルでは50% 10,000マイルでは100% |
自分が頻繁に利用するポイントに変換することで、間接的により自分に適したマイルの使い方が可能になります。ただし、まとまったポイントが必要なケースが多く、ポイントによってレートが異なる点に注意してください。マイルからの交換は、公式Webサイトから好きな電子マネー・ポイントを選択して交換可能です。
マイルに有効期限はある?
マイルには有効期限があります。これは2023年現在ANA・JAL両企業とも共通しており、廃止の告知もありません。具体的な有効期限は会社ごとでも異なりますが、会社の中でさらにマイルを分割し、別々の有効期限を設定しているケースもあります。
【ANA】有効マイルの確認方法
ANAのマイルはそもそも4つのグループに分かれています。常に明確に有効期限が決まっているのはグループ1の通常マイルのみで、マイル追加日より36か月後の月の末日まで。言い換えると、約3年後までです。グループ2~4はいずれも期間限定の特別マイルであり、それぞれ期日がバラバラであるため、公式Webサイトで個別に調べるしかありません。
確認方法 |
確認できる事項 |
ANA SKY WEB(PC・タブレット) |
積算明細/残高/有効期限 |
ANA SKY MOBILE(スマートフォン) |
積算明細/残高/有効期限 |
スマートフォンアプリANA (スマートフォン) |
積算明細/残高/有効期限 |
ANA メールマガジン (PC・タブレット・スマートフォン) |
残高/有効期限 |
ステートメント(マイル積算の実績通知書) (郵送・1回500マイル・希望者のみ) |
積算明細/残高/有効期限 |
一般的にはPC・タブレット・スマートフォンで調べることになります。スマートフォンアプリを使用する場合は、事前にアプリインストールを行いましょう。また、希望者のみ年4回郵送でのマイル実績通知書が貰えますが、この郵送そのものに1回500マイルかかる点に注意してください。
【JAL】有効マイルの確認方法
JALのマイルの有効期限は、マイル追加日より36か月後の月の末日まで。言い換えると、約3年後までです。ANAと異なり、JALのマイルは特にグループ分けなどされていないため、期日は原則一定です。
確認方法 |
確認できる事項 |
JAL マイレージバンク(JMB) (PC・タブレット) |
有効マイル数/実績詳細/有効期限 |
MyJALCARD(PC・タブレット・スマートフォン) |
有効マイル数/ショッピングマイル明細 |
JAL メールニュース (PC・タブレット・スマートフォン) |
有効マイル数/有効期限/マイル対象実績 |
JALカード公式スマートフォンアプリ (スマートフォン) |
有効マイル数/有効期限/マイル明細 |
JALは紙での郵送で知らせてくれることがなく、確認のために何がしかのデバイスが必須となります。特に外出先で確認する場合は、バッテリー残量に注意してください。
まとめ
マイルはライトの質向上に使うもよし、ショッピングに使うもよし、他のポイントに交換するもよしと、幅広い使い方が可能です。今までどう使えば良いかわからなかったという人も、自分に合った活用法を見つけることができれば生活がより豊かになるでしょう。
フライトを行うだけで、ノーコストで貯まるのがマイルの魅力的なポイントです。扱いがわからないと寝かせておくのではなく、ぜひ活用してお得なフライトだったと言えるようになってください。