旅行

公開日 2023.09.16
最終更新日 2023.09.16

ESTA(エスタ)申請とは?ビザとの違い・申請方法・条件をわかりやすく解説

アメリカに渡航する際は、ビザかESTA(エスタ)のいずれかが必要です。特に観光やイベントなどの短期滞在が目的である場合、一般的にはESTAの申請が必要となります。しかし一方で、ESTAとは何か?どのように取得するのか?など具体的なことがわからないという人も少なくありません。

 

本記事ではESTAの特徴やビザとの違い、申請方法などについて解説します。参考にして、自分でESTA申請を終えられるようになってください。

 

※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。

 

ESTA(エスタ)申請とは

ESTA(エスタ)とは、アメリカの電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization)の通称です。ESTA申請とはアメリカに入国する際の、電子渡航認証を受ける行為を指しています。アメリカの国土安全保障省により、2009年1月12日から義務化されました。

 

ESTAは、ビザ免除システムを利用する人に対して要求されるものです。アメリカに入国しようとするビザの無い人に対し、入国させて良いものかどうかの電子証明となります。そのためアメリカに入国にするには、ビザかESTAのどちらかが必要となります。

 

ESTA申請時には、21ドルの申請料金が必要です。また、ESTAは全て英語表記となっており、もし自身で申請が難しい場合には代行業者に依頼することもできます。たださい、この際には不当な金額を請求されないように注意しなければいけないので、料金についてはいくつかの業者を確認したうえで依頼した方が良いでしょう。

 

関連記事:アメリカ入国 必要書類

 

ESTA(エスタ)とビザの違い

ESTAとビザの違いは、以下のとおりです。

 

【ESTAとビザの違い】

渡航目的

ESTA

ビザ

短期滞在(90日以内)

長期滞在(90日以上)

×

留学

×

就労

×

基本的にESTAは、短期かつ低重要度の用事でアメリカに入国する際に必要です。具体的にはイベント参加や観光、第3国へ行く際の経由地としての入国などが該当します。また、短期出張や会議への参加、報酬を伴わない講義など、ビジネスが目的である場合も、ESTA申請が可能です。

 

一方でビザは長期の滞在や、高重要度の用事でアメリカ入国を希望する際に必要です。目的が何であれ、90日以上の滞在になる場合はビザが要ります。90日以内であっても、留学や報酬を伴う就労を目的とする場合は、ビザを要求されます。

 

まずは自分が何を目的として、何日滞在したいのかをはっきりさせましょう。

 

ESTA(エスタ)の申請はいつまでにする?

ESTAの申請は、最低でも渡航当日の72時間前までに済ませておきましょう。

 

一般的に72時間あれば、ESTAの申請が許可されます。ただし、観光シーズンなどで利用者が多い場合は、手続きに時間がかかり72時間をオーバーするケースもあります。できるかぎり早めの申請がおすすめです。

 

もしも申請を忘れており、残り時間が72時間を切っている場合は、間に合わないことを想定しつつ申請してしまうのもひとつの方法です。可能性としては低いですが、渡航当日に申請して間に合うケースも0ではありません。とにかく申請しなければ事態が動かないため、遅くなってでも申請を済ませてください。

 

なお、ESTAの申請は数ヶ月前からでも受け付けています。そのため渡米が決まったら、すぐに申請してしまって問題ありません。トラブルにならないためにも、後回しにしない方が良いでしょう。また、ESTAの有効期限は発行から2年以内です。

 

ESTA(エスタ)の申請条件

ESTAには申請条件があります。具体的には以下のとおりです。

 

ESTAの申請条件

  • 渡米の目的が観光や乗り継ぎ、短期のビジネスなど低重要度である(就労・留学は含まれない)
  • 滞在期間が90日以内
  • VWP参加国の国籍を持っている
  • ICチップ搭載のパスポートを持っており、期限も有効である
  • 過去に重大な犯罪歴がない
  • アメリカが定める伝染病など罹患していない
  • 目的の遂行後はすぐに帰国する意思がある

 

「VWP参加国」のVWPとは、アメリカのビザ免除プログラム(Visa Waiver program)を指しています。限られた国だけがVWP参加国として認められており、日本も参加国のひとつです。VWPに入っていない国籍の人は、目的や日数に関係なくビザが要求されます。

 

また、パスポートが申請に必要な点も注意してください。ESTAはパスポートの有効性と連動しているため、申請に使用したパスポートの有効期限が切れた場合は、パスポートの期限切れと同時にESTAも使えなくなります。そのためパスポートを新しくした場合は、ESTAも新しくする必要があります。

 

なお、ESTAの申請料金は21$です。円に換算した金額はその時々で多少変動します。

 

ESTA(エスタ)の申請方法

具体的なESTA申請方法は以下のとおりです。手順に沿って申請してください。なお、ESTAの申請は個人で申請するか複数人をまとめて申請するか選べますが、本記事では個人申請の場合について解説します。

 

【ESTA申請手順】

1.ESTA公式サイトを開く(URL:https://esta.cbp.dhs.gov/esta 日本語対応可)

2.「新しいアプリケーションの作成」のボタン、もしくは「申し込み」タブをクリックし、個人申請を選んで申請に進む

3.免責事項・2009 年旅行促進法に目を通し、同意欄にチェックを付けて次へ進む

4.表示された申請者情報を入力し、パスポートの経歴欄を画像でアップロードして次へ進む

5.個人情報を入力し次に進む

6.旅行情報を入力し次に進む

7.適格性の質問に答え次に進む

8.申請内容の最終確認を行い次に進む

9.支払いに必要な情報を入力する

10.完了

 

②の「新しいアプリケーションの作成」と「申し込み」は、どちらを押しても同じページに移りますので、任意の方を選んで構いません。

 

④の申請者情報は、すべてアメリカで処理されるため、アルファベットで入力する必要があります。電話番号も頭に国番号の「81」を付け、市外局番の「0」を抜いた番号を入れてください。

 

④から⑤に遷移する際、メールアドレスと連携した本人確認が必要となります。入力したアドレスに送られるコードの入力が必要であるため、メールをすぐに見られる状態にしておきましょう。

 

⑥の旅行情報では、滞在先の住所や電話番号などを入力する必要があります。ホテルでも構いませんが、宿が決まらなければESTAの申請も進められないため、宿泊施設も早めに決めておきましょう。

 

⑨の支払いでは、PayPalかクレジットカードのどちらかを選び、申請料金の21$を支払う必要があります。自分にとって便利な方を選んでください。

 

アメリカ渡航はグローバルWiFiが便利

引用:【公式】海外WiFiをレンタルするなら!WiFiレンタルはグローバルWiFi (townwifi.com)

 

アメリカ渡航には「グローバルWiFiが便利です。

 

準備無しに日本のスマホを持って海外に行くと、通信会社の回線カバー範囲外に出てしまい、ネットが使えなくなります。そこでおすすめなのが、レンタルできるモバイルWiFiです。

 

モバイルWiFiを持参することで、日本に居た時と変わらないネット通信環境を整えられます。グローバルWiFiであれば受け取りや返却が空港で楽々できる他、料金プランも多岐に渡り、少ししかネットを使わない人も頻繁にネットを使う人も、それぞれに合わせたプランが選べます。

 

渡航の際はぜひ、グローバルWiFiでネット通信の準備を万全にしておいてください。

 

まとめ

ESTA申請は馴染みが無い場合難しそうに感じるかもしれませんが、知識を持った上で落ち着いて準備すれば、一人でも十分申請が可能です。大切なことは申請について知っておき、申請できる状態を整えておくことと、できる限り早めに申請してしまうことです。

 

申請が上手くいかなかったり遅れたりして、スケジュールに狂いが生じると、焦りがESTA申請を難しくしてしまいます。余裕を持って申請を行い、スムーズな渡米を目指しましょう。

一覧へ戻る

SNSシェア

  • facebook
  • Twitter
  • LINE