WiFi

公開日 2022.05.30
最終更新日 2023.09.22

一人暮らしにおすすめのWiFiとは|契約する通信回線の選び方や料金を解説!

WiFiは一人暮らしの方でも、ネット通信を利用する場面が多ければ十分に利用価値があります。WiFiを利用すればPC等でネットを利用した作業も問題なく行えますし、モバイルWiFiで契約すれば通信費の節約にもなります。

 

スマホのテザリング機能を使ってPCにネットを繋ぐ方法もありますが「速度が遅い」「通信料が嵩む」「スマホの速度制限がかかる」といった問題が発生する場合もあるため、あまりおすすめはできません。

 

当記事では、一人暮らしの方に知っておいていただきたい「WiFi回線」や「通信費」の情報をまとめています。当記事の情報を参考にして、1人暮らしにかかる出費を少しでも減らせるようにしてみてください。

 

※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。

 

一人暮らしでもWiFiは必要なのか

最近では、スマホの「無制限プラン」など通信量を制限されないプランが一般的となっている中で、WiFiを導入する必要性があるのか悩んでいる人は少なくないでしょう。実際、無制限プランに入っていればテザリングでPCのネットも利用できるため、無理にWiFiを契約する必要が無くなっています。

 

では、どういった状況にある一人暮らしの方はWiFiの導入を検討する必要があるのでしょうか?以下の内容を参考に導入が必要となるケースを確認しておきましょう。

WiFiが必要なケース

WiFiが不要なケース

  • 通信量の多いオンラインゲームなどをする
  • ネットを使っての仕事がある
  • 複数の機器をネットに接続したい
  • 日常的にスマホを少ししか使わない
  • スマホの大容量プランに入っている
  • 利用開始までに1~2ヵ月かかることがある

 

オンラインゲームや複数の機器でネット通信が必要となる場合には、WiFiが必要となるでしょう。オンラインゲームの場合はテザリングでは通信速度が足りませんし、複数の機器をネットに接続したい場合にはテザリングでは全ての機器に繋ぎきれません。

 

WiFiには安定した通信速度・通信料を供給する特徴があるため、ネットを頻繁に使う場面が多い人ほどおすすめと言えます。

 

インターネットを利用するための通信手段と料金相場

ここで一旦、WiFiの利用を検討する前に、インターネットを利用するための通信手段を把握しておきましょう。通信手段の種類を把握しておくことで、実際に自身が必要とする通信手段が何かを再確認できて、WiFiを導入する価値を見出せます。

 

【インターネットを利用するための通信手段】

  • 固定回線(光回線・VDSL・ケーブル)
  • ホームルーター
  • モバイルWiFi
  • デザリング

 

以下では、上記の通信方法の特徴や使用料の相場などを解説します。自身にとって何が一番メリットのある選択になるかを意識しながら通信手段の詳細を確認してみてください。

 

固定回線(光回線・VDSL・ケーブル)

インターネットを利用する方法の一つに、固定回線(光回線・VDSL・ケーブル)があります。固定回線は安定した通信環境と通信速度の速さが特徴で、オンラインゲームなどの大容量且つ高速通信が求められる場合に最適な通信手段です。

 

【固定回線の特徴】

データ容量

無制限

通信速度制限の有無

なし(大量に通信した場合は制限されることもあるが、普段使いではほとんどない)

通信速度

平均下り速度は約300Mbps

月額料金の相場

5,500円程度

初期費用

30,000円程度

 

【固定回線のメリットとデメリット】

固定回線のメリット

固定回線のデメリット

  • 通信速度が速く安定している
  • 容量の制限がない
  • 複数の機器の同時接続が可能
  • 月額費用が高い
  • 導入に工事が必要な場合がある

 

固定回線を開通するためには工事を行う必要があり、工事には概ね15,000~30000円ほどかかります。安定した通信環境が整備できるメリットはありますが、1人暮らしの学生など費用の工面が大変な方にはあまりお勧めできない通信手段と言えるでしょう。

 

ホームルーター

ホームルーターは固定回線のような工事が不要で、コンセントを指すだけでWiFiを飛ばせる通信端末のことを指します。導入ハードルが低く、同じ場所で利用し続けなくてはいけないような制限も無いため、引っ越しが多い人でも気軽に契約できるでしょう。

 

【ホームルーターの特徴】

データ容量

無制限

通信速度制限の有無

基本なし(ルーターの種類によっては速度制限が付く場合もある)

通信速度

下記おすすめの3つでは、下り最大612Mbps~4.2Gbps

月額料金の相場

5,000円程度

初期費用

契約事務手数料(3,000円程度)のみがほとんど

 

【ホームルーターのメリットとデメリット】

ホームルーターのメリット

ホームルーターのデメリット

  • 工事などがなくコンセントに挿すだけでネットが使える
  • モバイルWiFiより通信速度が速く安定している
  • 固定回線よりは通信速度が遅い
  • 建物によっては通信が不安定
  • 外に持ち出しての仕様はできない

 

どちらかと言えば、家をメインにインターネットを利用することが多くて、安定した通信環境をローコストで導入したい人におすすめと言えます。オンラインゲームなども十分にできるだけの速度はありますが、時間帯によっては速度が遅くなる場合があるため注意が必要です。

 

 モバイルWiFi

モバイルWiFiはバッテリー式の通信端末で、ホームルーターのようにコンセントを挿さなくても使用できます。基地局から飛ばされた電波を拾って、対象の端末にWiFiを飛ばすことができる仕組みをしているため、基地局からの電波が届く範囲内であればどこでも使用可能です。

 

【モバイルWiFiの特徴】

データ容量

無制限が多い

通信速度制限の有無

なし(1日間で3GBなど、一定の利用量を超えてしまうと制限がかかってしまう)

通信速度

下記おすすめの3つでは、下り最大150.0Mbps~2.7Gbps

月額料金の相場

4,000~4,500円程度

初期費用

契約事務手数料(3,000円程度)のみがほとんど

 

【モバイルWiFiのメリットとデメリット】

ホームルーターのメリット

ホームルーターのデメリット

  • 月額費用が安い
  • 工事などがなく導入しやすい
  • 持ち運びができて外出先でも使用できる
  • 利用するエリアによっては通信が安定しない場合がある
  • 容量の制限がある

 

月額料金が低くて(2,000~4,500円程度)、持ち運びもできる自由度の高い通信手段ですが、場所によっては通信が不安定になる場合も多く、安定した通信を求める人にはおすすめできません。ですが、利用目的が動画やスマホの通信費用の節約などであれば、低額で気軽に使える通信手段としておすすめと言えるでしょう。

 

デザリング

テザリングはスマホから無線LANを飛ばして、他の端末でインターネットを利用できるようにする方法のことを差します。手軽に利用ができる反面、スマホの通信量を利用することで通信代が膨らみやすい注意点があります。

 

【テザリングの特徴】

データ容量

スマホの料金プランによる

通信速度制限の有無

スマホの料金プランによる

通信速度

スマホの通信速度と同等(下り平均150Mbps)

 

【テザリングのメリットとデメリット】

ホームルーターのメリット

ホームルーターのデメリット

  • 新しい契約などが不要
  • 月額費用がかからない
  • 荷物にならず外出先でも利用可能
  • 通信速度が遅い
  • スマホのデータ量を多く使用してしまう
  • キャリアによっては有料オプションとしている場合もある

 

テザリングはスマホの通信を共有するため、使用した分はすべてスマホの通信量として扱われてしまいます。そのため、テザリングはスマホの無制限プランに入っている人がおすすめの対象となるでしょう。

 

オンラインゲームや大容量ファイルのダウンロードには向いていないため、そういった事に利用したい場合はモバイルWiFiやホームルーターを検討してください。

 

一人暮らしのWiFi・インターネットの平均通信費

一人暮らしでWiFiの導入を検討する際に、一番重要視するのが「コスト」の部分かと思います。特に学生や新社会人の方にとっては、通信費などの出費は少しでも抑えたい項目と言えるでしょう。

 

以下では各通信手段の平均通信費をまとめてあります。費用感をイメージしつつ、導入するか否かの検討材料として利用してください。

 

【各通信手段の平均通信費】

通信手段

平均通信費(月額)

固定回線

約4,850円

ホームルーター

約4,500円

モバイルWiFi

約4,300円

 

どの通信手段を利用するにしても、1人暮らしでインターネットを利用するための設備を整えた場合は約4,500円くらいは毎月かかるものとして考えておいた方が良いでしょう。

 

一人暮らしの人が契約するインターネット回線の選び方

1人暮らしでインターネット回線を契約するにあたり、自身に適したものがどれか決め兼ねてしまうことは珍しくないでしょう。自身に最適なインターネット回線を選択できれば「ネットの利便性」「費用」の2つの面において満足できる契約が結べます。以下で示す内容を把握して、最適なインターネット回線を選択できるようにしましょう。

 

【インターネット回線を決めるためのポイント】

  • 月額料金は安く抑えたいのかどうか

安く抑えたいのであれば「モバイルWiFi > ホームルーター > 固定回線」の順でおすすめ

 

  • どれくらい早く利用を開始したいか

早く利用したいのであれば「モバイルWiFi = ホームルーター > 固定回線」の順でおすすめ

 

  • どのくらいの通信容量を必要とするのか

通信容量が必要なのであれば「固定回線 > ホームルーター > モバイルWiFi」の順でおすすめ

 

  • どのくらいの通信速度を必要とするのか

通信速度が求められるなら「固定回線 > ホームルーター > モバイルWiFi」の順でおすすめ

 

安い料金で利用したい一人暮らしの人におすすめのネット環境

一人暮らしでWiFi・ネット回線を契約するにあたり、少しでも料金を安く抑えたい方は以下で取り上げる「おすすめのWiFi・ネット回線」から選ぶことをおすすめします。おすすめのWiFi・ネット回線は「固定回線・ホームルーター・モバイルWiFi」の3つのカテゴリーに分けて、3種類ずつピックアップしてあります。

 

【一人暮らしにおすすめのWiFi・ネット回線】

  • 一人暮らしにおすすめの固定回線3選
  • 一人暮らしにおすすめのWiFiホームルーター3選
  • 一人暮らしにおすすめのモバイルWiFi 3選

 

結論から言うと「料金」や「使い勝手の良さ」などの視点から総合的に判断して、モバイルWiFiが一番おすすめです。モバイルWiFiは5G回線の普及に伴って通信速度が非常に早くなり、通信容量も無制限プランが出るなど、ホームルーターと比べても引けを取らないクオリティとなっています。

 

【比較表で紹介】一人暮らしにおすすめのWiFi固定回線3選

当記事でおすすめの固定回線は以下の3種類になります。料金でいえば工事費用のかからないドコモ光が一番おすすめですが、NURO光なら圧倒的な通信速度、Softbank光なら月額料金が一番低い、といった風にそれぞれ強みが違います。

 

【おすすめのWiFi固定回線】

プロバイダ名

NURO光

SoftBank光

ドコモ光

契約期間

  • 2年
  • 3年
  • 2年
  • 5年(戸建てのみ)

2年

初期費用

(事務手数料・工事費)

47,300円

(事務手数料3,300円

基本工事費44,000円)

29,700円

(事務手数料3,300円

工事費26,400円)

3,300円

(事務手数料3,300円

工事費無料)

月額料金(税込)

5,200円~

3,080円~

4,400円~

特典

  • 基本工事費が実質無料
  • 設定サポート1回無料

など

  • 当店キャッシュバックキャンペーン
  • おうち割 光セット

など

  • 最大20,000円キャッシュバックキャンペーン
  • 開通前モバイルWiFiレンタル

など

違約金

契約解除料3,850円(または3,740円)

解約時の契約プラン・回線タイプに応じた割引前の月額利用料金相当額

2,970~5,500円

撤去費

11,000円

無料

無料

 

料金が一番低い回線を選びたいのであれば、契約時のキャンペーンも意識してみましょう。キャッシュバックやスマホと同じキャリアなら割引など、様々なキャンペーンが行われており、キャンペーンの条件が自分に当てはまれば大幅に費用を抑えられるかもしれません。

 

【比較表で紹介】一人暮らしにおすすめのWiFiホームルーター3選

当記事でおすすめのホームルーターは以下の表で示す3つになります。以下の表で示す3点はキャンペーンが適応されると4,000円代で契約が可能です。

 

【おすすめのWiFiホームルーター】

プロバイダ名

Vision WiMAX

SoftBank

docomo

端末名

Speed WiFi HOME 5G L12

Airターミナル4/4 NEXT

home 5G

月額料金(税込)

4,103円

4,180円

4,950円

データ容量

無制限

(プラスエリアモードのみ月間15GB)

無制限

無制限

通信速度

下り最大速度2.7Gbps

上り最大速度183Mbps

下り最大2.1Gbps

上り記載なし

最大受信速度4.2Gbps

最大送信速度218Mbps

利用回線

5G

4G LTE

WiMAX 2+

5G

4G LTE

5G

4G LTE

サイズ

W101×H179×D99mm

W103×H255×103mm

W95×H170×D95mm

*Vision WiMAXのプラスエリアモードは、通常の設定で使用する電波が届きにくい場合にプラチナバンドを追加で契約して、障害物などにも強い電波を使用できるようにするモードです。

 

どのWiFiホームルーターも5Gが対応したことによって、下り2.1Gbps以上の最大値を記録しています。これにより、オンラインゲームやテレビ通話などは問題なく利用できるでしょう。

 

プロバイダによってキャンペーンの種類が異なり、条件が満たせれば「スマホの料金が割引」「キャッシュバック」などの特典が受けられます。そのため、契約をする際は上記表の月額料金を踏まえて、その時に行われているキャンペーンを利用したらどこが一番お得かを確認してから契約しましょう。

 

【比較表で紹介】一人暮らしにおすすめのモバイルWiFi 3選

当記事でおすすめのモバイルWiFiは以下の表で示す3つです。割引が適用されれば3,000円台で利用できるプロバイダもあります。スマホの無制限プランが5,000円前後で設定されていることを考えると、スマホと併用するだけで毎月の支払いを抑えることも可能になるでしょう。

 

【おすすめのモバイルWiFi】

プロバイダ名

とくとくBB

Vision WiMAX

MUGEN WiFi

端末名

Galaxy 5G mobile WiFi

Speed Wi-Fi 5G X11

Mugen WiFi

月額料金

4,950円

4,785円

3,718円

割引適用後の月額料金

2ヶ月目まで1,474円

3,784円

初月のみ2,970円

4,103円

3,328円

(10,000円キャッシュバックを受け取った場合の実質月額料金)

データ容量

無制限

(プラスエリアモードのみ月間15GB)

無制限

(プラスエリアモードのみ月間15GB)

月間100GB

通信速度

下り最大速度2.2Gbps

下り最大速度2.7Gbps

下り最大150.0Mbps

利用回線

WiMAX2+

au 4G LTE

au 5G

WiMAX +5G
WiMAX 2+
4G LTE

docomo

au

Softbank

とくとくBBとVision WiMAXはWiMAXの端末を扱うプロバイダで「Galaxy 5G mobile WiFi」と「Speed Wi-Fi 5G X11」は両方とも高い通信性能を備えた端末です。割引を適用すれば4,000円前後と非常にリーズナブルな価格で利用できます。

 

Mugen WiFiは下り最大速度が他2つには劣るものの、月間100GBを3,000円代前半で利用できるという驚きの安さで提供しているため、おすすめとしてピックアップしました。オンラインゲームを快適に行うには70Mbpsの速度があれば問題ないとされており、100GBあれば動画は約160時間観ることが可能な(1日約5時間)ため、かなりの使用量を求めるわけじゃなければ不便なく利用できるでしょう。

 

まとめ

WiFiは一人暮らしの方でも、十分におすすめできるサービスです。WiFiを利用すれば、PCのネット通信やオンラインゲームなどが不便なく利用できるだけでなく、使い方によってはスマホの通信費の節約にもなります。

 

WiFiを利用する手段として「固定回線・ホームルーター・モバイルWiFi」の3種類があり、それぞれ自分が利用する目的に合わせて選択しましょう。たくさん通信量を使うなら固定回線かホームルーター、安定した通信量をたくさん使いたいなら固定回線、手軽に外出時でも使いたいならモバイルWiFi、といったふうに最適な通信手段を利用することが大切です。

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