公開日 2022.06.10
最終更新日 2023.09.13

自宅で使う固定回線のおすすめTOP3|WiFi・インターネット回線の選び方も解説!
目次
固定回線は自宅でネットを利用する多くの人が導入している設備の一つです。NURO光やビッグローブ光などのプロバイダが提供しており、高速通信を無制限で利用できる特徴があります。
固定回線の導入を検討している多くの方は「オンラインゲームなどのコンテンツを快適にプレイしたい」「リモートワークができる環境を自宅で整えたい」と考えているのではないでしょうか?
当記事では、そういった方たちにおすすめの固定回線のプロバイダや、ネット回線の選び方などの情報を解説しています。ネット通信を整えるためにどこの回線を選ぶべきか悩んでいる方には、当記事の情報が役立つでしょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
固定回線とは

固定回線とは、ガラスやプラスチックでできた光ファイバーと呼ばれるケーブルを利用して、データを送受信する通信回線を指します。
光ファイバーは、光の反射や屈折を利用してデータを送受信するため、従来の電話回線に比べて通信速度が速いのが特徴です。さらに、外部からの電磁波にも影響を受けにくく、通信回線が安定する強みもあります。そのため、オンラインゲームやテレワークなどの大容量且つ高速通信が求められるコンテンツを利用する場合に、固定回線は重宝されています。
実際に、下図左側のFTTHの契約数をみても増加傾向にあることから、年々固定回線の需要が高まっているのがお分かりいただけるかと思います。
*FTTHとは光ファイバーを伝送路として一般個人宅へ直接引き込む、アクセス系光通信の網構成方式のことです

固定回線のメリット
固定回線には、通信性能によるメリットだけでなく、通信制限やテレビサービスなどの面で様々なメリットがあります。以下のメリットと説明文を参考に、導入する価値を見定めてみてください。
【固定回線のメリット】
- 回線が安定している
固定回線は外部からの電磁波を受けにくいため、通信速度が安定しています。そのため、オンラインゲームやテレビ電話で映像が途切れるような心配が無くなるでしょう。
- 通信速度が速い
固定回線は従来の電話回線による通信と比べて、格段に通信速度が向上しています。電話回線の頃だと最大で50Mbps程度の速度でしたが、固定回線なら最大で1Gbpsにもなるため、約20倍も速度が変わります。約20倍も速度が変わると、動画やゲームのデータの送受信が非常に短時間になり、速度が遅いことによるストレスが大幅に減少するでしょう。
- アンテナ無しでテレビを見ることができる
固定回線では、オプション契約すればアンテナを立てずとも、BSデジタル放送や地上デジタル放送を見ることができます。アンテナを立てる必要が無いため、悪天候によって通信が乱れることがありません。
- 光電話を利用できる
固定回線を提供している業者の多くは、光電話のサービスも提供しています。従来の電話回線に比べて安く利用できる場合が多く、固定回線を利用している方にはおすすめです。最近では、スマホを子機として使えるサービスも増えているため、用途次第では非常にお得なサービスと言えるでしょう。
- 通信容量制限が無い
通信業者にもよりますが、基本的に固定回線の通信容量は無制限で提供されています。月額料金も固定で、スマホやモバイルWiFiのように容量制限が設定されていないため、上限の心配をせずに利用可能です。
固定回線のデメリット
固定回線は高速通信で安定する点や、容量制限が無いなどのメリットがある一方でデメリットもあります。以下は特に把握しておくべき固定回線のデメリット3つです。
【固定回線のデメリット】
- 料金が高い
現時点で存在する通信手段は、電話回線・固定回線・モバイルWiFiの3通りがあります。その中でも、固定回線は料金がやや高く設定されているため、家計の負担が大きくなる可能性があります。ただ、通信性能は固定回線が一番安定しているため、料金相当のサービスが受けられると思えば、サービスに見合って出費と言えるかもしれません。
- 工事が必要
固定回線を利用するためには、回線を引き込む工事が必要です。工事費用が掛かるため、初期費用として数万円かかってしまいます。通信業者によっては工事費用が実質無料になるキャンペーンなどもあります。工事には2~3ヵ月ほどかかる事があるため、利用開始まで時間がかかることがあります。
- 違約金が生じる場合がある
固定回線の契約は基本的に「契約期間」に合わせて契約を行います。2~3年で設定されている場合が多く、契約期間よりも短い期間で解約すると違約金が発生してしまいます。
自宅で使うWiFi・固定回線のおすすめTOP3

自宅で固定回線を契約したい場合は、料金と通信速度を重視して決めることをおすすめします。特に料金はプロバイダごとの特典によって実質負担額が変わってくるため、必ず契約する直前に比較しておきましょう。
【自宅で使うおすすめの固定回線】
プロバイダ名
1位:So-net
2位:BIGLOBE光
3位:Yahoo!BB
固定回線名
通信速度
最大2Gbps
最大1Gbps
最大1Gbps
初期費用
事務手数料:3,300円
工事費:44,000円
事務手数料:3,300円
工事費:19,800円
事務手数料:3,300円
工事費:26,400円
月額料金
【3年契約】
5,200円
【3年契約】
戸建て:5,478円
マンション:4,378円
【2年自動更新プラン】
6,270円
エリア
全20都府県
全国
全国(フレッツ光と同じ)
セット割
NUROモバイルとのセット割
スマホ代の月額基本料金無料
auとのセット割で最大
1,200円/月 割引
ソフトバンクスマホとセット割
1,100円/月 割引
料金と速度、セット割を踏まえて総合的におすすめできるのが上記3種類の固定回線になります。基本的に通信速度に関してはどの固定回線も1Gbps以上あるため、不便に感じることは無いでしょう。そのため、順位は月額料金を重視して付けさせていただきました。
3種類の固定回線の詳細を以下で解説していきます。
1位:NURO光
【シンプルな料金設定が魅力的なNURO光!下り最大2Gbpsで快適な通信環境を実現!】

月額5,200円のプランのみと、非常に分かりやすい料金設定が特徴です。戸建てで契約なら、他の回線と比べて安く契約できるため、お得に快適な通信環境が利用できます。
通信速度も最大2Gbpsと、オンラインゲームやテレビ電話をするには十分すぎるほどです。対応エリアが拡大途中なのが難点ですが、対応エリアに在住している方には最もおすすめできる固定回線と言えるでしょう。
【NURO光の基本情報】
通信速度
最大2Gbps
契約期間
3年間
初期費用
事務手数料:3,300円
工事費:44,000円
月額料金
【3年契約】
5,200円
エリア
全20都府県
セット割
NUROモバイルとのセット割
スマホ代の月額基本料金無料
違約金
11,000円
公式サイト
2位:auひかり
【スマホとのセットで月額最大1,200円の割引になるBIGLOBE光!au利用者は必見!】

ビッグローブ光はauやUQモバイル、BIGLOBEモバイルのユーザーにとっては非常にお得なプロバイダです。特にauユーザーは割引金額が大きく、毎月お得な料金で快適な通信が利用できます。「スマートバリュー」というauスマホとのセット割を利用すれば、毎月最大1,100円の割引がされます。
また、初期にかかる工事費用は19,800円ですが「新規工事費実質0円特典」を利用すれば毎月工事費用の分割分だけ割引が行われて実質無料になります。
【BIGLOBE光の基本情報】
通信速度
最大1Gbps
契約期間
3年間
初期費用
(事務手数料・工事費)
事務手数料:3,300円
工事費:19,800円
月額料金
【3年契約】
戸建て:5,478円
マンション:4,378円
エリア
全国
セット割
auとのセット割で最大
1,200円/月 割引
違約金
31,680円
公式サイト
3位:ソフトバンク光

ソフトバンク光は、ソフトバンクやワイモバイルのスマホを利用している方におすすめの固定回線です。おうち割光セットというソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーが利用できる特典を利用すれば、スマホの契約プランによって1台あたり550円~1,100円がスマホの月額料金から引かれます。
*ソフトバンク光の請求が安くなるわけでは無い点に注意
おうち光割セットを利用するには「光BBユニットレンタル・WiFiマルチパック・固定電話サービス」の3種類のオプションを利用しなくてはなりません。しかし、これらは3種類一緒に申し込めば月額500円で利用できるだけでなく、WiFiや光電話などあると便利なオプションです。割引を適用しながらお得な3種類のオプションサービスを利用できる点は、ユーザーにありがたい特典と言えるでしょう。
【ソフトバンク光の基本情報】
通信速度
最大1Gbps
契約期間
2年間
初期費用
(事務手数料・工事費)
事務手数料:3,300円
工事費:26,400円
月額料金
【2年自動更新プラン】
6,270円
エリア
全国(フレッツ光と同じ)
セット割
ソフトバンクスマホとセット割
1,100円/月 割引
違約金
20,0000~50,000円
公式サイト
固定回線以外にも自宅でWiFiを使う方法はある

自宅でネットを利用する方法は固定回線だけではありません。最近ではホームルーターやモバイルルーターの性能も上がってきており、オンラインゲームやテレビ電話でも不便なく利用できる端末が増えてきています。
【固定回線以外でWiFiを使う2種類の手段】
- ホームルーター
- モバイルルーター
特にホームルーターは自宅で利用する上では安定感もあり、最大2.4Gbpsもの通信速度を謳っている端末もあることから、固定回線にも劣らない通信環境を構築できるでしょう。以下では、ホームルーターとモバイルルーターの内容を解説していきます。
ホームルーター
ホームルーターはコンセントを差すだけだけでWiFiが利用できるようになる通信端末です。固定回線と比べると通信速度や安定性は劣るものの、簡単に設定ができて導入しやすい特徴があります。また、工事費用も不要なため固定回線ほどコストがかからないのも魅力と言えるでしょう。
【ホームルーターのメリット・デメリット】
メリット
デメリット
- 工事が不要
- 端末が届いたらすぐに利用可能
- 設定が簡単
- モバイルルーターよりも通信が安定する
- 固定回線より料金が低い
- 引越ししても使用可能
- 固定回線ほどの速度はない
- 回線が混む時間帯に速度が遅くなる可能性がある
- モバイルルーターのように持ち運べない
- 速度制限がかかる場合もある
ホームルーターはモバイルルーターよりも安定性があるため、自宅で大容量の通信が必要な方におすすめです。ただ、固定回線と違って基地局の電波を拾ってWiFiを飛ばすため、時間帯によっては回線が混み合って通信速度が低下する場合があり、注意が必要でしょう。
モバイルルーター
モバイルルーターはバッテリー式で稼働する持ち運び可能な通信端末です。スマホと同様に基地局からの電波を拾って別の端末へWiFiを飛ばすため、基地局からの電波が届かない場所では利用ができません。
とはいえ、山岳地帯や地下でない限りは大体の場所で使用できるため、カフェや職場などで利用したい方は不便なく利用ができるでしょう。自宅でオンラインゲームをするのにはあまり向いていませんが、外出先での使用やスマホの通信費節約などには効果的です。
【モバイルルーターのメリット・デメリット】
メリット
デメリット
- 持ち運びができる
- 工事が不要ですぐに利用可能
- スマホの通信費節約に使える
- 場所や環境によっては接続が不安定
- 通信速度制限がある
- 持ち運びの手間がかかる
外出先で利用できるメリットに目が行きがちですが、自宅でも電波が拾えれば不便なく利用できます。自宅と外出先の両方で利用する機会がある方におすすめの通信端末と言えるでしょう。
失敗しないための自宅用インターネット回線の選び方

自宅でインターネットを利用するのにおすすめの方法は「固定回線・ホームルーター・モバイルルーター」の3種類です。
実際に導入するにあたり「自分にはどれが適しているのか?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。そこで、以下ではそれぞれの方法に向いている人の特徴を解説します。
- 固定回線が向いている人の特徴
- ホームルーターが向いている人の特徴
- モバイルルーターが向いている人の特徴
固定回線が向いている人の特徴
固定回線は3種類の中で一番性能が良い通信方法です。通信速度も早く、回線も安定しているため、自宅で利用する中で不便と感じることはほとんどないでしょう。
しかし、性能が良くても他の通信方法と比べて月額料金が高い傾向にあるため、他のよりもコストがかかってしまいます。通信性能だけで契約を決めてしまわないように、以下で示す「固定回線が向いている人の特徴」を把握して契約をするか否かを判断しましょう。
【固定回線が向いている人】
- 速い通信速度が必要な人
- 速度制限を気にしたくない人
- テレビ電話会議などで利用する場面が多い人
- 自宅でしかネットを使わない人
オンラインゲームなどのように高速通信かつ安定した回線を求める人は固定回線が一番おすすめです。他にもweb会議やWeb面接のように、途中で通信回線が不安定になることを避けたい人にもおすすめと言えます。
ホームルーターが向いている人の特徴
ホームルーターは固定回線ほどの性能を発揮することはできませんが、比較的通信速度も早くて回線も安定しています。ホームルーターの導入を検討している人は、以下のホームルーターが向いている人の特徴を確認して、導入をするか否か判断してみてください。
【ホームルーターが向いている人】
- 自宅用のWiFiをすぐに導入したい人
- 開通のための工事費用がもったいないと思っている人
- 複数の端末を同時接続したい人
- 引っ越しが多くて固定回線を利用できない人
ホームルーターは工事不要で利用できるため、固定回線のようにコストがかかりません。固定回線だと工事が必要になってしまうだけでなく、引越しの際の撤去費用もかかってしまいます。
しかし、ホームルーターならそういった心配も無く、引っ越しが多くても安心して契約できます。固定回線を導入したいけれども「固定回線ほどの月額料金が払えない」「固定回線を導入するための工事ができない」といった方には最適の通信方法と言えるでしょう。
モバイルルーターが向いている人の特徴
モバイルルーターはバッテリー式で、外出先でも基地局からの電波が届く範囲ならどこでも利用できます。外出時でも利用できる通信端末を探している人におすすめと言えるでしょう。他にも以下で示す、モバイルルーターが向いている人の特徴に当てはまる人は、モバイルルーターの導入を検討してみてください。
【モバイルルーターが向いている人】
- 外出先でWiFiを利用したい人
- 工事不要でインターネット回線を確保したい人
- 料金を安くWiFiを利用したい人
- スマホの通信費節約に利用したい人
モバイルルーターは外出先で利用できるメリットもありますが、他の通信方法と比べて料金が安い点も大きなメリットです。スマホとセットで利用すれば、スマホの無制限プランよりもやすく契約できるため、スマホの通信費を抑えることもできます。
また、複数の端末に繋ぐこともできるため、自宅で家族とシェアすれば人数分だけ通信費の節約ができるでしょう。
まとめ
固定回線とは、光ファイバーを利用してデータを送受信する通信回線のことです。現時点で利用可能な通信手段の中で、一番性能が優れており、ネットを利用する上でほとんど不便が発生しません。
ただ、性能が良い分だけ他の通信手段と比べると料金が割高なため、導入する際はなるべく料金が抑えられる固定回線を利用するようにした方が良いでしょう。
もし、固定回線以外で自分に適したインターネットの利用方法が無いかを探しているのであれば「ホームルーター」と「モバイルルーター」もおすすめです。これらは工事が不要なため、固定回線のように工事費用や撤去費用がかからず、契約後に通信端末が届けばすぐに利用ができます。
自分に適した通信手段を探して、快適な通信環境を整えてみましょう!
固定回線は自宅でネットを利用する多くの人が導入している設備の一つです。NURO光やビッグローブ光などのプロバイダが提供しており、高速通信を無制限で利用できる特徴があります。
固定回線の導入を検討している多くの方は「オンラインゲームなどのコンテンツを快適にプレイしたい」「リモートワークができる環境を自宅で整えたい」と考えているのではないでしょうか?
当記事では、そういった方たちにおすすめの固定回線のプロバイダや、ネット回線の選び方などの情報を解説しています。ネット通信を整えるためにどこの回線を選ぶべきか悩んでいる方には、当記事の情報が役立つでしょう。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
固定回線とは
固定回線とは、ガラスやプラスチックでできた光ファイバーと呼ばれるケーブルを利用して、データを送受信する通信回線を指します。
光ファイバーは、光の反射や屈折を利用してデータを送受信するため、従来の電話回線に比べて通信速度が速いのが特徴です。さらに、外部からの電磁波にも影響を受けにくく、通信回線が安定する強みもあります。そのため、オンラインゲームやテレワークなどの大容量且つ高速通信が求められるコンテンツを利用する場合に、固定回線は重宝されています。
実際に、下図左側のFTTHの契約数をみても増加傾向にあることから、年々固定回線の需要が高まっているのがお分かりいただけるかと思います。
*FTTHとは光ファイバーを伝送路として一般個人宅へ直接引き込む、アクセス系光通信の網構成方式のことです
固定回線のメリット
固定回線には、通信性能によるメリットだけでなく、通信制限やテレビサービスなどの面で様々なメリットがあります。以下のメリットと説明文を参考に、導入する価値を見定めてみてください。
【固定回線のメリット】
- 回線が安定している
固定回線は外部からの電磁波を受けにくいため、通信速度が安定しています。そのため、オンラインゲームやテレビ電話で映像が途切れるような心配が無くなるでしょう。
- 通信速度が速い
固定回線は従来の電話回線による通信と比べて、格段に通信速度が向上しています。電話回線の頃だと最大で50Mbps程度の速度でしたが、固定回線なら最大で1Gbpsにもなるため、約20倍も速度が変わります。約20倍も速度が変わると、動画やゲームのデータの送受信が非常に短時間になり、速度が遅いことによるストレスが大幅に減少するでしょう。
- アンテナ無しでテレビを見ることができる
固定回線では、オプション契約すればアンテナを立てずとも、BSデジタル放送や地上デジタル放送を見ることができます。アンテナを立てる必要が無いため、悪天候によって通信が乱れることがありません。
- 光電話を利用できる
固定回線を提供している業者の多くは、光電話のサービスも提供しています。従来の電話回線に比べて安く利用できる場合が多く、固定回線を利用している方にはおすすめです。最近では、スマホを子機として使えるサービスも増えているため、用途次第では非常にお得なサービスと言えるでしょう。
- 通信容量制限が無い
通信業者にもよりますが、基本的に固定回線の通信容量は無制限で提供されています。月額料金も固定で、スマホやモバイルWiFiのように容量制限が設定されていないため、上限の心配をせずに利用可能です。
固定回線のデメリット
固定回線は高速通信で安定する点や、容量制限が無いなどのメリットがある一方でデメリットもあります。以下は特に把握しておくべき固定回線のデメリット3つです。
【固定回線のデメリット】
- 料金が高い
現時点で存在する通信手段は、電話回線・固定回線・モバイルWiFiの3通りがあります。その中でも、固定回線は料金がやや高く設定されているため、家計の負担が大きくなる可能性があります。ただ、通信性能は固定回線が一番安定しているため、料金相当のサービスが受けられると思えば、サービスに見合って出費と言えるかもしれません。
- 工事が必要
固定回線を利用するためには、回線を引き込む工事が必要です。工事費用が掛かるため、初期費用として数万円かかってしまいます。通信業者によっては工事費用が実質無料になるキャンペーンなどもあります。工事には2~3ヵ月ほどかかる事があるため、利用開始まで時間がかかることがあります。
- 違約金が生じる場合がある
固定回線の契約は基本的に「契約期間」に合わせて契約を行います。2~3年で設定されている場合が多く、契約期間よりも短い期間で解約すると違約金が発生してしまいます。
自宅で使うWiFi・固定回線のおすすめTOP3
自宅で固定回線を契約したい場合は、料金と通信速度を重視して決めることをおすすめします。特に料金はプロバイダごとの特典によって実質負担額が変わってくるため、必ず契約する直前に比較しておきましょう。
【自宅で使うおすすめの固定回線】
プロバイダ名 |
1位:So-net |
2位:BIGLOBE光 |
3位:Yahoo!BB |
固定回線名 |
|||
通信速度 |
最大2Gbps |
最大1Gbps |
最大1Gbps |
初期費用 |
事務手数料:3,300円 工事費:44,000円 |
事務手数料:3,300円 工事費:19,800円 |
事務手数料:3,300円 工事費:26,400円 |
月額料金 |
【3年契約】 5,200円 |
【3年契約】 戸建て:5,478円 マンション:4,378円 |
【2年自動更新プラン】 6,270円 |
エリア |
全20都府県 |
全国 |
全国(フレッツ光と同じ) |
セット割 |
NUROモバイルとのセット割 スマホ代の月額基本料金無料 |
auとのセット割で最大 1,200円/月 割引 |
ソフトバンクスマホとセット割 1,100円/月 割引 |
料金と速度、セット割を踏まえて総合的におすすめできるのが上記3種類の固定回線になります。基本的に通信速度に関してはどの固定回線も1Gbps以上あるため、不便に感じることは無いでしょう。そのため、順位は月額料金を重視して付けさせていただきました。
3種類の固定回線の詳細を以下で解説していきます。
1位:NURO光
【シンプルな料金設定が魅力的なNURO光!下り最大2Gbpsで快適な通信環境を実現!】
月額5,200円のプランのみと、非常に分かりやすい料金設定が特徴です。戸建てで契約なら、他の回線と比べて安く契約できるため、お得に快適な通信環境が利用できます。
通信速度も最大2Gbpsと、オンラインゲームやテレビ電話をするには十分すぎるほどです。対応エリアが拡大途中なのが難点ですが、対応エリアに在住している方には最もおすすめできる固定回線と言えるでしょう。
【NURO光の基本情報】
通信速度 |
最大2Gbps |
契約期間 |
3年間 |
初期費用 |
事務手数料:3,300円 工事費:44,000円 |
月額料金 |
【3年契約】 5,200円 |
エリア |
全20都府県 |
セット割 |
NUROモバイルとのセット割 スマホ代の月額基本料金無料 |
違約金 |
11,000円 |
公式サイト |
2位:auひかり
【スマホとのセットで月額最大1,200円の割引になるBIGLOBE光!au利用者は必見!】
ビッグローブ光はauやUQモバイル、BIGLOBEモバイルのユーザーにとっては非常にお得なプロバイダです。特にauユーザーは割引金額が大きく、毎月お得な料金で快適な通信が利用できます。「スマートバリュー」というauスマホとのセット割を利用すれば、毎月最大1,100円の割引がされます。
また、初期にかかる工事費用は19,800円ですが「新規工事費実質0円特典」を利用すれば毎月工事費用の分割分だけ割引が行われて実質無料になります。
【BIGLOBE光の基本情報】
通信速度 |
最大1Gbps |
契約期間 |
3年間 |
初期費用 (事務手数料・工事費) |
事務手数料:3,300円 工事費:19,800円 |
月額料金 |
【3年契約】 戸建て:5,478円 マンション:4,378円 |
エリア |
全国 |
セット割 |
auとのセット割で最大 1,200円/月 割引 |
違約金 |
31,680円 |
公式サイト |
3位:ソフトバンク光
ソフトバンク光は、ソフトバンクやワイモバイルのスマホを利用している方におすすめの固定回線です。おうち割光セットというソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーが利用できる特典を利用すれば、スマホの契約プランによって1台あたり550円~1,100円がスマホの月額料金から引かれます。
*ソフトバンク光の請求が安くなるわけでは無い点に注意
おうち光割セットを利用するには「光BBユニットレンタル・WiFiマルチパック・固定電話サービス」の3種類のオプションを利用しなくてはなりません。しかし、これらは3種類一緒に申し込めば月額500円で利用できるだけでなく、WiFiや光電話などあると便利なオプションです。割引を適用しながらお得な3種類のオプションサービスを利用できる点は、ユーザーにありがたい特典と言えるでしょう。
【ソフトバンク光の基本情報】
通信速度 |
最大1Gbps |
契約期間 |
2年間 |
初期費用 (事務手数料・工事費) |
事務手数料:3,300円 工事費:26,400円 |
月額料金 |
【2年自動更新プラン】 6,270円 |
エリア |
全国(フレッツ光と同じ) |
セット割 |
ソフトバンクスマホとセット割 1,100円/月 割引 |
違約金 |
20,0000~50,000円 |
公式サイト |
固定回線以外にも自宅でWiFiを使う方法はある
自宅でネットを利用する方法は固定回線だけではありません。最近ではホームルーターやモバイルルーターの性能も上がってきており、オンラインゲームやテレビ電話でも不便なく利用できる端末が増えてきています。
【固定回線以外でWiFiを使う2種類の手段】
- ホームルーター
- モバイルルーター
特にホームルーターは自宅で利用する上では安定感もあり、最大2.4Gbpsもの通信速度を謳っている端末もあることから、固定回線にも劣らない通信環境を構築できるでしょう。以下では、ホームルーターとモバイルルーターの内容を解説していきます。
ホームルーター
ホームルーターはコンセントを差すだけだけでWiFiが利用できるようになる通信端末です。固定回線と比べると通信速度や安定性は劣るものの、簡単に設定ができて導入しやすい特徴があります。また、工事費用も不要なため固定回線ほどコストがかからないのも魅力と言えるでしょう。
【ホームルーターのメリット・デメリット】
メリット |
デメリット |
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|
ホームルーターはモバイルルーターよりも安定性があるため、自宅で大容量の通信が必要な方におすすめです。ただ、固定回線と違って基地局の電波を拾ってWiFiを飛ばすため、時間帯によっては回線が混み合って通信速度が低下する場合があり、注意が必要でしょう。
モバイルルーター
モバイルルーターはバッテリー式で稼働する持ち運び可能な通信端末です。スマホと同様に基地局からの電波を拾って別の端末へWiFiを飛ばすため、基地局からの電波が届かない場所では利用ができません。
とはいえ、山岳地帯や地下でない限りは大体の場所で使用できるため、カフェや職場などで利用したい方は不便なく利用ができるでしょう。自宅でオンラインゲームをするのにはあまり向いていませんが、外出先での使用やスマホの通信費節約などには効果的です。
【モバイルルーターのメリット・デメリット】
メリット |
デメリット |
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外出先で利用できるメリットに目が行きがちですが、自宅でも電波が拾えれば不便なく利用できます。自宅と外出先の両方で利用する機会がある方におすすめの通信端末と言えるでしょう。
失敗しないための自宅用インターネット回線の選び方
自宅でインターネットを利用するのにおすすめの方法は「固定回線・ホームルーター・モバイルルーター」の3種類です。
実際に導入するにあたり「自分にはどれが適しているのか?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。そこで、以下ではそれぞれの方法に向いている人の特徴を解説します。
- 固定回線が向いている人の特徴
- ホームルーターが向いている人の特徴
- モバイルルーターが向いている人の特徴
固定回線が向いている人の特徴
固定回線は3種類の中で一番性能が良い通信方法です。通信速度も早く、回線も安定しているため、自宅で利用する中で不便と感じることはほとんどないでしょう。
しかし、性能が良くても他の通信方法と比べて月額料金が高い傾向にあるため、他のよりもコストがかかってしまいます。通信性能だけで契約を決めてしまわないように、以下で示す「固定回線が向いている人の特徴」を把握して契約をするか否かを判断しましょう。
【固定回線が向いている人】
- 速い通信速度が必要な人
- 速度制限を気にしたくない人
- テレビ電話会議などで利用する場面が多い人
- 自宅でしかネットを使わない人
オンラインゲームなどのように高速通信かつ安定した回線を求める人は固定回線が一番おすすめです。他にもweb会議やWeb面接のように、途中で通信回線が不安定になることを避けたい人にもおすすめと言えます。
ホームルーターが向いている人の特徴
ホームルーターは固定回線ほどの性能を発揮することはできませんが、比較的通信速度も早くて回線も安定しています。ホームルーターの導入を検討している人は、以下のホームルーターが向いている人の特徴を確認して、導入をするか否か判断してみてください。
【ホームルーターが向いている人】
- 自宅用のWiFiをすぐに導入したい人
- 開通のための工事費用がもったいないと思っている人
- 複数の端末を同時接続したい人
- 引っ越しが多くて固定回線を利用できない人
ホームルーターは工事不要で利用できるため、固定回線のようにコストがかかりません。固定回線だと工事が必要になってしまうだけでなく、引越しの際の撤去費用もかかってしまいます。
しかし、ホームルーターならそういった心配も無く、引っ越しが多くても安心して契約できます。固定回線を導入したいけれども「固定回線ほどの月額料金が払えない」「固定回線を導入するための工事ができない」といった方には最適の通信方法と言えるでしょう。
モバイルルーターが向いている人の特徴
モバイルルーターはバッテリー式で、外出先でも基地局からの電波が届く範囲ならどこでも利用できます。外出時でも利用できる通信端末を探している人におすすめと言えるでしょう。他にも以下で示す、モバイルルーターが向いている人の特徴に当てはまる人は、モバイルルーターの導入を検討してみてください。
【モバイルルーターが向いている人】
- 外出先でWiFiを利用したい人
- 工事不要でインターネット回線を確保したい人
- 料金を安くWiFiを利用したい人
- スマホの通信費節約に利用したい人
モバイルルーターは外出先で利用できるメリットもありますが、他の通信方法と比べて料金が安い点も大きなメリットです。スマホとセットで利用すれば、スマホの無制限プランよりもやすく契約できるため、スマホの通信費を抑えることもできます。
また、複数の端末に繋ぐこともできるため、自宅で家族とシェアすれば人数分だけ通信費の節約ができるでしょう。
まとめ
固定回線とは、光ファイバーを利用してデータを送受信する通信回線のことです。現時点で利用可能な通信手段の中で、一番性能が優れており、ネットを利用する上でほとんど不便が発生しません。
ただ、性能が良い分だけ他の通信手段と比べると料金が割高なため、導入する際はなるべく料金が抑えられる固定回線を利用するようにした方が良いでしょう。
もし、固定回線以外で自分に適したインターネットの利用方法が無いかを探しているのであれば「ホームルーター」と「モバイルルーター」もおすすめです。これらは工事が不要なため、固定回線のように工事費用や撤去費用がかからず、契約後に通信端末が届けばすぐに利用ができます。
自分に適した通信手段を探して、快適な通信環境を整えてみましょう!