WiFi

公開日 2023.03.13
最終更新日 2023.05.24

引っ越し先でもWiFiをそのまま使う方法|乗り換える際の手続きも紹介!

 

WiFiは、光回線のように工事が不要であるため、引っ越しの手間も最小限で済む魅力的な通信手段です。しかし、場合によっては引っ越しの際に乗り換えをした方が良いケースもあるため、お得にWiFiを利用し続けるためにも、乗り換えをした方が良いケースは把握しておく必要があります。

 

そこで当記事では、引っ越しに際してWiFi継続した方が良いケースと乗り換えた方が良いケースについて解説します。WiFiの利用において損をしないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

引っ越し先でのWiFiは継続がいい?乗り換えがいい?

引越し先でもWiFiを利用する場合、既存のサービスを継続すべきか、乗り換えた方が良いのか検討する必要があります。どちらを選ぶべきかは、契約中の内容や移転先の通信環境などによって異なるため、以下で紹介するそれぞれのケースを確認して最適な方を選択できるようにしましょう。

 

【引っ越し先でもWiFiを利用する場合は2つのケースがある】

  • 継続した方がいいケース
  • 乗り換えした方がいいケース

 

継続した方がいいケース

継続した方がいいケースには、主に以下のようなケースがあります。

 

【継続した方がいいケース】

  • モバイルWiFiを利用している
  • 割引特典がまだ継続中
  • 現在の性能に十分満足している

 

モバイルWiFiを使用している場合はどこでも利用できるため、契約者の住所変更の届けをするだけで引き続き不便なく使用できます。また、WiFiの契約には多くのケースで割引特典が付いており、約2年間適用するものが多いです。その期間中はお得な期間であるため、乗り換えでさらにお得に利用できるケースを除いて、基本的には引き続き同じWiFiを利用した方が良いでしょう。

 

乗り換えした方がいいケース

乗り換えをした方がいいケースには、主に以下のようなケースがあります。

 

【乗り換えをした方がいいケース】

  • 転居先でサービスが対応していない
  • 転居先がWiFiの対応エリア外
  • 乗り換えた方がお得に利用ができる

 

光回線を利用してWiFiを使っている場合には、光回線のサービスエリア外だと継続してWiFiを利用できません。それはモバイルWiFiも同様で、対応エリアから外れている場合には乗り換えを検討しましょう。

 

他にも、既存のサービスの割り引き特典が切れている場合には、乗り換えて新しい割引特典を利用した方がお得になるケースもあります。お得なキャンペーンは定期的に行なわれ、従来のキャンペーンよりもさらにお得になっているケースもあるため、既存のサービスと比べてトータルでお得かどうかを判断しましょう。

 

引越しをしてもWiFiをそのまま使うには

継続した方がいいケースに該当する方は、継続で利用するために必要な手続きをしなくてはいけません。光回線を引き続き利用する場合と、モバイル回線(ホームルーターやモバイルWiFiなど)を引き続き利用する場合とでは手続き内容が異なるので注意してください。

 

以降では、光回線とモバイル回線の手続き方法をそれぞれご紹介します。

 

光回線をそのまま使う際の手続き

光回線を使用していて、引っ越し後も継続して使用中の光回線をそのまま使う場合には、以下の手順で手続きが必要となります。

 

【光回線をそのまま使う際の手続き】

1.転居先のエリアを確認

2.回線撤去工事費用・新居での開通工事費用・手数料がかかるか確認

3.契約中のプロバイダのアカウント(マイページ)で登録情報を転居先に変更

4.レンタル機器の返却

5.回線の撤去工事

6.引っ越し先で開通工事

7.レンタル機器の設置・設定

 

手続き自体はネットで完結できるケースがほとんどですが、ネットを利用した方法が難しい場合には、プロバイダのサービスセンターへ連絡して転居の手続きをしてもらいましょう。その際に、転居先の住所や既存のレンタル機器の概要が分かるものなどがあれば準備しておきましょう。

 

モバイル回線をそのまま使う際の手続き

モバイル回線(ホームルーターやモバイルWiFi)を引き続き利用する場合の手続き方法は以下の通りです。

 

【モバイル回線をそのまま使う際の手続き】

  1. 利用中のモバイル回線のアカウントサイトへログイン
  2. 転居手続きをサイト内にて実施

 

基本的には、転居手続きをネットで行なうだけで問題ありません。光回線で行なうような撤去工事も不要です。そのため、マイアカウントへログイン後はサイト内の手順に沿って転居手続きを済ませてしまいましょう。

 

ちなみに、WiMAXを利用している方は転居手続き等が不要で、住所などのアカウント登録情報を変更するだけで引き続き問題なく利用できます。

 

引っ越し先でWiFiを乗り換える際に必要な手続き

引っ越し先でWiFiを乗り換える際には、大きく分けて下記2つの手続きが必要となります。

 

【引っ越し先でWiFiを乗り換える際に必要な手続き】

  • 契約中のWiFiの解約
  • 新しく契約するWiFiの契約

 

特に解約の手続きは、光回線のように工事が必要だと引っ越し前までに済ませる必要があるため、なるべく早い段階での手続きが必要です。スムーズな引っ越しにするためにも、手続き手順を押さえておき、スムーズに解約を行えるようにしておきましょう。

 

契約中のWiFiの解約

契約中のWiFiを解約する際の手続きとしては、光回線の場合とモバイル回線の場合で異なります。それぞれの手順を以下で解説していきます。

 

【光回線の解約手順】

  • プロバイダのアカウントページ(マイページ)から解約の申し込み
  • 専用フォームに名前・住所・電話番号や契約IDなど必要情報を記入
  • 解約金や工事費残債などを確認後、プロバイダ側から解約に関する電話が来ます
  • 光回線撤去の工事日を設定
  • レンタルしている機器を返却
  • 撤去工事が終了したら解約完了

電話で申し込む場合は、名前・住所・電話番号や契約IDなどの必要情報をすぐに伝えられるように準備した状態で、プロバイダの専用電話番号に電話してください。

 

【モバイル回線の解約手順】

  • 解約に必要な書類を準備
  • ショップへ来店、もしくは電話にて解約
  • 解約手続き完了後、レンタルしている場合はルーターを返却

購入している場合はルーターの返却工程が減ります。また、通信会社によっては電話で解約できないケースもあるため、解約を希望する場合には、利用中のプロバイダに確認をとる必要があるでしょう。

 

新しく契約するWiFiの契約

以下では、WiFiを解約後に契約する新しいWiFiの契約手順を解説します。光回線を利用したWiFiとモバイル回線を利用したWiFiの2通りの方法をご紹介していくので、どちらの回線を利用するかによって必要な方を確認してください。

 

【光回線の契約手順】

  • 回線事業・プロバイダ・プランを決めます
  • 契約の申し込み
  • 開通工事の日程を決めて予約
  • レンタル機器が届きます
  • 開通工事
  • レンタル機器を取り付けて設定
  • 利用開始

回線事業者を決める際は、必ず対応エリアを確認してください。対応エリア外なのに契約してしまったら、通信環境が構築できずに、本末転倒な事態を引き起こしてしまうでしょう。

 

【モバイル回線の契約手順】

  • 導入するプロバイダ・端末を決めます
  • プロバイダのサイト、もしくは店舗にて申し込み
  • 支払い方法やお客様情報などの必要情報を記入
  • レンタル機器(主にルーター)が届きます
  • 利用開始

モバイル回線の手続きに必要な情報は、申込前に準備しておきましょう。支払い方法なども決めるため、クレジットカードや銀行口座の情報なども合わせて準備しておいてください。

 

引っ越しでの乗り換えにおすすめのWiFi9選

引っ越しでWiFiの乗り換えを検討している場合、乗り換え先としては光回線とモバイル回線(ホームルーター・モバイルWiFi)の2通りがあります。光回線は快適な通信環境が実現しますが、工事が必要で費用もかかります。モバイルWiFiは手軽に契約できて、端末取得後にすぐ利用開始できますが、エリアによっては通信性能が低下したり、速度制限があったりします。それぞれの特徴を踏まえた上で最適なものを選びましょう。

 

以降では、光回線とモバイル回線(ホームルーターとモバイルWiFi)のおすすめをご紹介します。性能や料金を踏まえた上で、自身にマッチしたものを選んでみてください。

 

引っ越し先のWiFiにおすすめの光回線3選

光回線はモバイル回線に比べると速度の安定感が大きく異なり、オンラインゲームなどのように大容量・高速通信を必要とする場合におすすめです。モバイル回線と違って工事が必要となるため、工事費用などの負担がなるべく少ないものを選びましょう。他にも特典などを豊富に行なっているプロバイダもあり、実質料金が安くなるケースも多いので、現在行われている特典などもしっかりとチェックしたうえで契約するサービスを選ぶことが大切です。

 

【引っ越し先のWiFiにおすすめの光回線3選】

プロバイダ名

So-net

BIGLOBE光

Yahoo!BB

光回線名

NURO光

auひかり

ソフトバンク光

契約期間

3年

3年

2年

初期費用

(事務手数料・工事費)

事務手数料:3,300円

工事費:44,000円

事務手数料:3,300円

工事費:19,800円

事務手数料:3,300円

工事費:26,400円

月額料金

5,200円

戸建て:5,478円

マンション:4,378円

6,270円

特典

ソフトバンク端末の料金が1台につき毎月最大1,100円割引

  • 大幅値引き特典

└税込70,510円相当値引き

  • 設置工事費実質0円

└41,250円(税込)が実質0円

  • 乗り換え還元

└最大30,000円還元

  • 25,000円分のキャッシュバック
  • 他社からの乗り換えで回線工事費用を最大26,400(税込)円分割引

違約金

4,400円

2,000円

3,300円

撤去費

11,000円

31,680円

20,000~50,000円

エリア

全20都府県

エリア確認用サイト

全国

エリア確認用サイト

全国(フレッツ光と同じ)

フレッツ光HP

 

NURO光は高速通信で有名な光回線で、他と比べると特典は少ないですが、オンラインゲームなどで利用するために安定感を求めている方にはおすすめの光回線といえます。au光やソフトバンク光は大手キャリアが運営する光回線で、全国対応している光回線です。プロバイダ毎に特典が色々とあり、NURO光と比べると料金面でお得な部分が多いのが魅力となっています。

 

引っ越し先のWiFiにおすすめのホームルーター3選

光回線でWiFiを利用するにあたって、工事費用に負担を感じる場合にはホームルーター(おくだけWiFi)がおすすめです。工事不要で、自宅のコンセントに電源を繋ぐだけで利用できるため、初期費用や手間の側面では光回線よりも優れています。比較的引越しが多い方や、転居先に光回線の設備無い方、家でしか基本的にWiFiを使わない方などは検討してみてはいかがでしょうか。

 

ホームルーターを選ぶ際は、通信性能を重視しましょう。モバイルWiFiのように利用する場所が異なるわけでもないため、対応エリア内での安定した通信ができればそれだけで役割を果たします。オンラインゲームなどで利用するにしても、通信性能が優れていれば不自由なく利用できるでしょう。

 

【引っ越し先のWiFiにおすすめのホームルーター3選】

プロバイダ名

GMOとくとくBB

GMOとくとくBB

NNコミュニケーションズ

端末名

Speed Wi-Fi HOME 5G L12

Speed Wi-Fi HOME 5G L11

home5G

月額料金

  • 初月~2ヶ月目:1,474円
  • 3~35ヶ月目:3,784円

36ヶ月目以降:4,444円

  • 初月~2ヶ月目:1,474円
  • 3~35ヶ月目:3,784円

36ヶ月目以降:4,444円

4,950円

通信速度

下り:2.7Gbps

上り:183Mbps

下り:2.7Gbps

上り:183Mbps

下り:4.2Gbps

利用回線

au 5G

au 4G LTE

WiMAX 2+

au 5G

au 4G LTE

WiMAX 2+

ドコモ回線

端末代

21,780円

21,780円

39,600円

契約期間

なし

なし

なし

解約金

0円

0円

なし

特典

キャッシュバックキャンペーン29,000円

(他社から乗り換えなら最大40,000円)

キャッシュバックキャンペーン29,000円

(他社から乗り換えなら最大40,000円)

18,000円分のAmazonギフト券

 

ホームルーターは基本的にWiMAXの2種類がおすすめです。どちらも性能的には大きな違いは無いため、好きな方を選びましょう。

 

ドコモのhome5Gは下り速度が4.2Gbpsと圧倒的な速度を誇っており、大容量・高速通信を求めている方にはおすすめといえます。ただ、キャッシュバックキャンペーンなどもなく、月額料金もWiMAXと比べると高いため、性能自体に魅力を感じた時以外はWiMAXの方がおすすめといえるかもしれません。

 

引っ越し先のWiFiにおすすめのモバイルWiFi3選

モバイルWiFiは引っ越し先で契約しても、工事が不要で端末が到着後すぐに利用できます。ホームルーターと違って持ち運びもできるため、外部でWiFiを利用したい方にもおすすめです。また、クレードルが装着できるタイプのモバイルWiFiなら比較的安定した通信速度が実現しやすいため、通信の安定性に不安を感じている方にもおすすめといえるでしょう。

 

モバイルWiFiを選ぶ際は、端末の性能は必ず重視しておきたいポイントです。特にバッテリー容量は外部で持ち運ぶ用途がある場合には非常に重要となってくるため、なるべく長く使用できるものを選びましょう。料金に関しては、プロバイダごとに月額費用やキャンペーンが異なるため、契約時点でお得といえるものを確認してから選んでください。

 

【引っ越し先のWiFiにおすすめのモバイルWiFi3選】

プロバイダ名

GMOとくとくBB

ドコモ

GMOとくとくBB

端末名

Galaxy 5G mobile Wi-Fi X11

SH-52B

Galaxy 5G mobile Wi-Fi

月額料金

  • 初月~2ヶ月目:1,474円
  • 3~35ヶ月目:3,784円
  • 36ヶ月目以降:4,444円

【5Gギガホプレミア】

3GB未満:5,665円

無制限:7,315円

【ギガホプレミア】

3GB未満:5,555円

3~60GB:7,205円

  • 初月~2ヶ月目:1,474円
  • 3~35ヶ月目:3,784円
  • 36ヶ月目以降:4,444円

バッテリー容量

4,000mAh

(バッテリー取り外し不可)

4000mAh

5,000mAh

(バッテリー取り外し不可)

最大通信速度

2.7Gbps

4.2Gbps

2.2Gbps

利用回線

WiMAX2+

au 4G LTE

au 5G

5G

4G LTE

WiMAX2+

au 4G LTE

au 5G

端末代

21,780円

35,640円

21,780円

契約期間

なし

なし

なし

解約金

0円

なし

0円

特典

キャッシュバックキャンペーン29,000円

(他社から乗り換えなら最大40,000円)

なし

キャッシュバックキャンペーン29,000円

(他社から乗り換えなら最大40,000円)

 

基本的にはWiMAXが取り扱うモバイルWiFiがおすすめです。WiMAXなら対応エリアや通信制限の心配がほとんど不要であるため、安心して利用できます。以下では、おすすめの3種類の端末詳細をまとめたので、端末を重視する方は参考にしてみてください。

 

【各端末の詳細】

端末名

詳細

Galaxy 5G mobile Wi-Fi X11

最大通信速度が2.7Gbpsと速く、連続通信時間も約8時間あるバランスの取れた端末です。使用回線も3種類あるため、比較的広い範囲で使用できるため、幅広い層の人から需要がある端末と言えるでしょう。

SH-52B

最大通信速度が4.2Gbpsと、固定回線の速度を大きく上回るレベルのスペックを持つ端末です。

Galaxy 5G mobile Wi-Fi

最大通信速度が2.2Gbpsと他の2つと比べて遅めですが、動画閲覧やオンラインゲームなどが不便なく利用できるスペックを持つ端末です。他2つと比べて全体的にスペックが劣る端末ですが、WiFiルーター最大級サイズの大画面が付いており、端末の情報をわかりやすく表示してくれます。

 

まとめ

 

引越し先でもWiFiを利用したい場合、継続して同じWiFiを利用するか、新しく違うWiFiに乗り換えるべきかを検討する必要があります。どちらにするべきかは、転居先のエリアや既存のサービスの割引期間、他の割引特典との比較によって選びましょう。

 

乗り換えをする場合には、光回線かモバイル回線のどちらかを選択する必要があります。光回線には工事が必要ですが通信速度が速くて安定する特徴があり、モバイル回線には工事不要ですぐに利用できますが、エリアによって安定しない可能性があるといった特徴があります。双方の特徴を踏まえて最適な方を導入しましょう。

 

当記事では、光回線・モバイル回線(ホームルーターとモバイルWiFi)のおすすめを9種類ピックアップしていますので、ぜひ乗り換えの際の検討材料にしてみてください。

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