公開日 2023.03.28
最終更新日 2023.05.24

一人暮らしにおすすめのWiFiは固定回線とモバイルどちらがいい?条件別に紹介
目次
一人暮らしをしている方にとってWiFiの設備が本当に必要なのかどうかを判断するのはなかなか難しい問題です。最近ではテザリングの普及などによってスマホがWiFi代わりになってしまうケースもあり、最低限のネットしか使わない人にはWiFiの必要性を感じにくいかと思います。では一人暮らしの場合、どういった場面でWiFiの必要性を感じることがあるのでしょうか?
そこで当記事では、そういった悩みを持つ方向けに「WiFiの契約が必要な人とそうでない人」や「WiFiが必要なら固定とモバイルどちらがいいのか」などについて解説しますWiFiが必要かどうかについての判断材料があまり揃っていない方などはぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの人はどうしてる?WiFi契約は必要か

一人暮らしの場合、ネット環境を整えるためのWiFiが必要かどうかの判断をするのはなかなか難しいもので、過ごす環境や、ネットの利用頻度など様々な条件を考慮したうえで判断が必要になります。そこで以下ではWiFiを契約した方が良い人と契約の必要性がない人の特徴をご紹介します。
【WiFiを契約したほうがよい人の特徴】
- PCやタブレットでネット環境を用意する必要がある人
- 格安SIMで通信容量のプランが低めの人
- スマホの通信容量を少しでも抑えたい人
- オンラインゲームなどのネットゲームを利用する人
- 複数の機器で同時にネット環境を繋ぐ必要がある人
【WiFiを契約しなくてもよい人の特徴】
- ネットをほとんど使わない人
- スマホの無制限プランなどを利用している人
基本的に、ネット環境を良く利用し、スマホの無制限プランに入っていないほとんどの方がWiFiのおすすめ対象者となります。また、スマホで無制限プランに入っていたとしても、そのプランを解約してモバイルWiFiに切り替えた方が割安で済むケースもあったりします。
他にも大容量でネットを利用する人や、PC・タブレットなどでネット環境を構築する必要がある方など、一人暮らしでもWiFiが役立つケースは割と多いので、当てはまる方は検討してみてはどうでしょうか。
一人暮らしでインターネットを利用するための方法

もし、一人暮らしの方がネット環境を構築したいのであれば、以下のような方法があることを押さえておきましょう。
【一人暮らしでインターネットを利用するための方法】
- 光回線
ネット環境を構築する方法の中では、最も性能が良いです。高速通信・大容量の通信が安定して利用できます。開通させるための工事が必要となるのが難点。
- ホームルーター
光回線には劣るものの、ある程度安定した通信性能を維持することができるため、オンラインゲームなどでも不便なく利用できます。工事も不要で端末が届けばコンセントを指すだけですぐに使える強みがある。
- モバイルWiFi・ポケットWiFi
持ち運び可能なWiFi端末です。手のひらサイズで持ち運びがしやすく、好きな場所でネット環境を構築できる方法となっています。スマホと同じ方法で電波を拾うため、電波が届かない場所では使用できないこともあるのが難点。
- テザリング
スマホのオプション機能などでついている機能です。スマホから電波を飛ばすことで、他の端末でもネットが使えるようになります。モバイルWiFi等に比べると性能が少し劣るのと、毎月のオプションが必要であったり、スマホの通信容量を使用するので通常以上にスマホの通信容量が必要になってしまいます。
テザリングが最も簡易的な方法ではありますが、性能自体が優れていないので、オンラインゲームや複数台への接続を希望する場合には、それ以外の方法を使用するのが好ましいでしょう。その他の方法は、自身の利用する用途や環境に合わせて最適なものを選びましょう。例えば、大容量・高速通信を安定して利用したいなら光回線、光回線ほどの性能はいらないが自宅で動画を見る程度のネットを確保したいのであればホームルーター、外でもWiFiを利用する可能性があるならモバイルWiFi、といったように用途によって選択してみてください。
固定とモバイルどちらがいい?【条件別】一人暮らしのWiFiの選び方

先では、WiFiを利用するための方法として4種類ご紹介しましたが、当記事では、WiFiを利用するのであればテザリング以外の3種類を推奨します。というのも、テザリング自体は無制限プランを契約していないとコスト的におすすめできるものではありませんし、モバイルWiFiと比べても性能が劣るので、そもそも「WiFiが必要」と考えている方にとってテザリングは適していないと言えるでしょう。
これら3種類を大別すると「固定回線=光回線」と「モバイル回線=ホームルーター・モバイルWiFi」に分けられます。以下では、条件別で固定回線とモバイル回線のどちらがいいのかをご紹介しますので、これから導入する際の参考にしてみてください。
【条件別:一人暮らしのWiFiの選び方】
- 料金が安いものを使いたい人におすすめのWiFi
- 工事不要のものを使いたい人におすすめのWiFi
- ネット回線を使ったゲームを楽しみたい人におすすめのWiFi
- 外出先でも使いたい人におすすめのWiFi
料金が安いものを使いたい人におすすめのWiFi
料金の安さで選ぶならモバイル回線の方がおすすめです。光回線だと最初に工事費用が掛かってしまい、その費用は数万円と決して安いものではありません。
その点モバイル回線なら、工事が不要なので初期費用が事務手数料しかかかりません。乗り換えの場合は工事費用全額負担といったキャンペーンを、光回線の業者によっては実施しているケースもありますが、一人暮らしで新規契約だと適用されないこともあるため、結果として負担料金が大きくなってしまいます。
工事不要のものを使いたい人におすすめのWiFi
工事不要のものを使いたい人はモバイル回線の一択です。モバイル回線は、基地局の電波を拾って他の端末に飛ばすという仕組みをしているため、光回線のようにわざわざケーブルを引っ張ってきたりする必要がありません。
そのため、モバイル回線は端末が届きさえすればすぐに利用できます。一人暮らしで引越しをする可能性が高い人ほど、工事不要のモバイル回線はおすすめと言えるでしょう。
ネット回線を使ったゲームを楽しみたい人におすすめのWiFi
ネット回線を使ったゲームを楽しみたい方には固定回線がおすすめです。ホームルーターでも安定感はありますが、固定回線の方が性能は良いため、FPSなどのオンラインゲームでWiFiを利用したい方には固定回線の方が好ましいでしょう。
また、モバイル回線の場合は回線が混雑する時間帯だと、通信性能が一時的に低下する可能性もあります。たった一瞬のラグが勝敗を分けるようなゲームをしている方にとって、そういった通信速度の低下は致命的といえるでしょう。ですので、快適なオンラインゲームを求めるなら固定回線を選択することをおすすめします。ただ、シミュレーションゲームの様にリアルタイムの高速通信を必要としないゲームの場合には、ホームルーターでも十分に事足りるかもしれません。
外出先でも使いたい人におすすめのWiFi
外出先でも使いたい人はモバイル回線の「モバイルWiFi」一択です。モバイルWiFi以外はコンセントに差し込まないと利用ができないため、持ち運びができません。テザリングで事足りるレベルならそれでも良いかもしれませんが、外部でWiFiを利用したいのであればモバイルWiFiを選択しましょう。
もし、外出先での使用をメインとするなら、使用可能時間は重要になってくるので、導入時に必ずバッテリー容量は確認しておくようにしましょう。
一人暮らしにおすすめのWiFi・インターネット回線を紹介!

先では条件別におすすめのWiFiをご紹介しましたが、実際に導入するとなった場合、数ある端末の中から最適なものを選ばなくてはいけません。WiFiを導入するうえでサービスや端末の選定は最も重要なポイントとなるため、何にしたらいいか悩んでいる方は当記事が厳選したおすすめのサービスや端末を参考にしてみてください。
【一人暮らしにおすすめのWiFi・インターネット回線】
- 光回線のおすすめ3選
OCN光、auひかり、GMOとくとく光
- ホームルーターのおすすめ3選
Vision WiMAX(SpeedWiFi HOME 5G L12)、ドコモhome 5G(HR01)、カシモWiMAX(Speed WiFi HOME 5G L11)
- モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選
Broad WiMAX(Speed WiFi 5G X11)、GMOとくとくBB WiMAX(Galaxy 5G mobile WiFi)、Vision WiMAX(Speed WiFi 5G X11)
光回線のおすすめ3選
一人暮らしで利用する光回線は月額料金と通信速度を重視して選びましょう。光回線の最も優れている点は、通信速度と安定した性能であるため、その点がホームルーターなどよりも劣ってしまっていたら本末転倒です。快適なネット環境を利用するためにも、以下でご紹介する3つを参考にしてみてください。
【光回線のおすすめ3選】
プロバイダ名
月額料金
3,960円
(OCN 光 マンションタイプ)
(新2年自動更新型割引を適用)
3,740円~5,500円
(マンションタイプ)
3,883円
(マンションタイプ ドコモ光)
データ容量
無制限
1日30GB以上の上り通信で制限あり
無制限
通信速度
最大1Gbps
最大100Mbps~1Gbps
最大1Gbps
契約期間
2年
2年
なし
初期費用
事務手数料3,300円
工事費8,360円~
事務手数料3,300円
工事費33,000円
事務手数料3,300円
工事費26,400円
解約金
契約更新月以外の解約で3,600円
解約日までの利用分
0円
特典
OCN 光 モバイルセット
NTT-X Store限定キャッシュバック
auスマートバリュー
乗り換えキャッシュバック
初期費用相当額割引
など
工事費実質無料
乗り換えキャッシュバック
WiMAXルーターレンタル
基本的には料金が安い3社をピックアップしました。OCN光が月額料金と工事費用を合わせると最も安い料金設定となっており、それに次いでGMOとくとく光、auひかりと料金が安くなっております。特典などを考慮しつつ、自身の条件で最もお得に利用できるものを選択してみてはどうでしょうか。
注意点として、光回線は利用する回線によって契約できるエリアが異なる点があります。プランが魅力的でも導入可能エリアでなければ意味がないので、気になるプランの光回線を見つけたら、対応エリアかどうかは必ず確認するようにしましょう。
ホームルーターのおすすめ3選
ホームルーターを選ぶ際は料金と対応エリアの確認をしてから選びましょう。ホームルーターの場合はプロバイダ毎の特典が豊富で、キャッシュバックキャンペーンやスマート割りなど様々な特典があります。自身の条件に合わせて選択できればかなりお得な料金でホームルーターを利用できる可能性が高まるため、事前に必ずチェックしておきましょう。
対応エリアについては、利用する端末の回線を確認して各通信会社のウェブサイトより対応エリアを確認してください。基本的にはWiMAX、au、docomo、ソフトバンクの回線になってくるので、各キャリアのウェブサイトへアクセスすれば確認できます。
【ホームルーターのおすすめ3選】
プロバイダ名
端末名
SpeedWiFi HOME 5G L12
HR01
Speed WiFi HOME
5G L11
月額料金
ギガ放題2年プラン
初月1,408円
2~36ヶ月3,872円
37ヶ月目~4,532円
4,950円
初月1,408円
1ヶ月目~3,980円
データ容量
無制限
無制限
無制限
通信速度
下り最大2.7 Gbps
下り最大4.2 Gbps
下り最大 2.7Gbps
利用回線
WiMAX2+
au 4G LTE
au 5G
docomo
WiMAX2+
au 4G LTE
au 5G
端末代
21,780円
39,600円
21,780円
契約期間
2年
なし
なし
初期費用
事務手数料3,300円
事務手数料3,300円
事務手数料3,300円
解約金
24か月以内の解約で3,872円
なし
更新月以外の解約で10,450円~
特典
キャッシュバックキャンペーン
home5Gセット割
端末代相当額割引
auスマートバリュー
自宅セット割インターネットコース
ギガMAX月割
こちらでは、WiMAXとdocomoのホームルーターを厳選しました。モバイル回線の主流派WiMAXになってきているため、基本的にはWiMAXのホームルーターを利用するのがおすすめです。WiMAXなら、料金も無制限プランがありますし速度制限も最近緩和されたので、比較的お得な料金で快適なネット環境を構築できます。
一方で、docomoのホームルーターは通信速度が優れているのが特徴です。下り最大4.2GbpsとWiMAXに比べて圧倒的な速度を誇っています。ただ、端末代と月額料金が決して安いものではないため、工事不要のもので圧倒的な通信性能をもつホームルーターを探している方におすすめと言えます。
モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選
モバイルWiFiを選ぶ際は、ホームルーターと同様に料金と対応エリアを確認しましょう。ホームルーターとの違いは持ち運びができるかどうか、安定感があるかという点だけですので、選ぶポイントは基本的に変わりません。そのため、モバイルWiFiでも特典や月額料金を確認して最もお得に利用できるプロバイダを選択しましょう。
【モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選】
プロバイダ名
端末名
Speed WiFi 5G X11
Galaxy 5G mobile WiFi
Speed WiFi 5G X11
月額料金
ギガ放題バリュープラン
初月1,397円
2ヶ月目~3,883円
~24ヶ月3,553円
25~35ヶ月4,103円
36ヶ月~4,708円
ギガ放題2年プラン
初月1,408円
2~36ヶ月3,872円
37ヶ月~4,532円
データ容量
無制限
無制限
無制限
通信速度
下り最大2.7Gbps
下り最大2.2Gbps
下り最大2.7Gbps
利用回線
WiMAX2+
au 4G LTE
au 5G
WiMAX2+
au 4G LTE
au 5G
WiMAX2+
au 4G LTE
au 5G
端末代
21,780円
21,780円
21,780円
契約期間
2年
なし
2年
初期費用
事務手数料3,300円
初期費用20,743円
事務手数料3,300円
事務手数料3,300円
解約金
0~24ヶ月目3,883円
なし
24ヶ月以内3,872円
特典
初期費用0円のWEB割キャンペーン
違約金当社負担乗換えキャンペーン
2台目キャンペーン
乗り換えキャッシュバックキャンペーン
auスマホ割プラン
自宅セット割引
キャッシュバックキャンペーン
モバイルWiFiは断トツでWiMAXがおすすめでです。WiMAXを扱うプロバイダは色々とありますが、端末の性能は全て同じなのでプロバイダの料金を確認して最適なものを選びましょう。
WiMAXは最近、料金プランの種類を1種類に固定したためシンプルな料金設定となっており、速度制限も緩和されたこともあってか注目を集めています。細かいプラン選びなどに面倒くささを感じている方にもおすすめできるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
一人暮らしでWiFiが必要な場合、固定回線かモバイル回線を利用してWiFiを使うのがおすすめです。どれにするかは自身のネットの利用状況を踏まえて選ぶのが好ましいです。例えば、大容量・高速通信を安定して利用したいなら光回線、光回線ほどの性能はいらないが自宅で動画を見る程度のネットを確保したいのであればホームルーター、外でもWiFiを利用する可能性があるならモバイルWiFi、といったふうにおすすめできるものが異なります。
最近はネット設備の性能も高まってきているため、業者間での性能差があまりなくなってきている傾向にもありますが、取り扱うプランや制限についてはまだまだ各社で差があるためWiFiを導入する際は料金や制限内容などを加味して最適なものを選んでみてください。
一人暮らしをしている方にとってWiFiの設備が本当に必要なのかどうかを判断するのはなかなか難しい問題です。最近ではテザリングの普及などによってスマホがWiFi代わりになってしまうケースもあり、最低限のネットしか使わない人にはWiFiの必要性を感じにくいかと思います。では一人暮らしの場合、どういった場面でWiFiの必要性を感じることがあるのでしょうか?
そこで当記事では、そういった悩みを持つ方向けに「WiFiの契約が必要な人とそうでない人」や「WiFiが必要なら固定とモバイルどちらがいいのか」などについて解説しますWiFiが必要かどうかについての判断材料があまり揃っていない方などはぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの人はどうしてる?WiFi契約は必要か
一人暮らしの場合、ネット環境を整えるためのWiFiが必要かどうかの判断をするのはなかなか難しいもので、過ごす環境や、ネットの利用頻度など様々な条件を考慮したうえで判断が必要になります。そこで以下ではWiFiを契約した方が良い人と契約の必要性がない人の特徴をご紹介します。
【WiFiを契約したほうがよい人の特徴】
- PCやタブレットでネット環境を用意する必要がある人
- 格安SIMで通信容量のプランが低めの人
- スマホの通信容量を少しでも抑えたい人
- オンラインゲームなどのネットゲームを利用する人
- 複数の機器で同時にネット環境を繋ぐ必要がある人
【WiFiを契約しなくてもよい人の特徴】
- ネットをほとんど使わない人
- スマホの無制限プランなどを利用している人
基本的に、ネット環境を良く利用し、スマホの無制限プランに入っていないほとんどの方がWiFiのおすすめ対象者となります。また、スマホで無制限プランに入っていたとしても、そのプランを解約してモバイルWiFiに切り替えた方が割安で済むケースもあったりします。
他にも大容量でネットを利用する人や、PC・タブレットなどでネット環境を構築する必要がある方など、一人暮らしでもWiFiが役立つケースは割と多いので、当てはまる方は検討してみてはどうでしょうか。
一人暮らしでインターネットを利用するための方法
もし、一人暮らしの方がネット環境を構築したいのであれば、以下のような方法があることを押さえておきましょう。
【一人暮らしでインターネットを利用するための方法】
- 光回線
ネット環境を構築する方法の中では、最も性能が良いです。高速通信・大容量の通信が安定して利用できます。開通させるための工事が必要となるのが難点。
- ホームルーター
光回線には劣るものの、ある程度安定した通信性能を維持することができるため、オンラインゲームなどでも不便なく利用できます。工事も不要で端末が届けばコンセントを指すだけですぐに使える強みがある。
- モバイルWiFi・ポケットWiFi
持ち運び可能なWiFi端末です。手のひらサイズで持ち運びがしやすく、好きな場所でネット環境を構築できる方法となっています。スマホと同じ方法で電波を拾うため、電波が届かない場所では使用できないこともあるのが難点。
- テザリング
スマホのオプション機能などでついている機能です。スマホから電波を飛ばすことで、他の端末でもネットが使えるようになります。モバイルWiFi等に比べると性能が少し劣るのと、毎月のオプションが必要であったり、スマホの通信容量を使用するので通常以上にスマホの通信容量が必要になってしまいます。
テザリングが最も簡易的な方法ではありますが、性能自体が優れていないので、オンラインゲームや複数台への接続を希望する場合には、それ以外の方法を使用するのが好ましいでしょう。その他の方法は、自身の利用する用途や環境に合わせて最適なものを選びましょう。例えば、大容量・高速通信を安定して利用したいなら光回線、光回線ほどの性能はいらないが自宅で動画を見る程度のネットを確保したいのであればホームルーター、外でもWiFiを利用する可能性があるならモバイルWiFi、といったように用途によって選択してみてください。
固定とモバイルどちらがいい?【条件別】一人暮らしのWiFiの選び方
先では、WiFiを利用するための方法として4種類ご紹介しましたが、当記事では、WiFiを利用するのであればテザリング以外の3種類を推奨します。というのも、テザリング自体は無制限プランを契約していないとコスト的におすすめできるものではありませんし、モバイルWiFiと比べても性能が劣るので、そもそも「WiFiが必要」と考えている方にとってテザリングは適していないと言えるでしょう。
これら3種類を大別すると「固定回線=光回線」と「モバイル回線=ホームルーター・モバイルWiFi」に分けられます。以下では、条件別で固定回線とモバイル回線のどちらがいいのかをご紹介しますので、これから導入する際の参考にしてみてください。
【条件別:一人暮らしのWiFiの選び方】
- 料金が安いものを使いたい人におすすめのWiFi
- 工事不要のものを使いたい人におすすめのWiFi
- ネット回線を使ったゲームを楽しみたい人におすすめのWiFi
- 外出先でも使いたい人におすすめのWiFi
料金が安いものを使いたい人におすすめのWiFi
料金の安さで選ぶならモバイル回線の方がおすすめです。光回線だと最初に工事費用が掛かってしまい、その費用は数万円と決して安いものではありません。
その点モバイル回線なら、工事が不要なので初期費用が事務手数料しかかかりません。乗り換えの場合は工事費用全額負担といったキャンペーンを、光回線の業者によっては実施しているケースもありますが、一人暮らしで新規契約だと適用されないこともあるため、結果として負担料金が大きくなってしまいます。
工事不要のものを使いたい人におすすめのWiFi
工事不要のものを使いたい人はモバイル回線の一択です。モバイル回線は、基地局の電波を拾って他の端末に飛ばすという仕組みをしているため、光回線のようにわざわざケーブルを引っ張ってきたりする必要がありません。
そのため、モバイル回線は端末が届きさえすればすぐに利用できます。一人暮らしで引越しをする可能性が高い人ほど、工事不要のモバイル回線はおすすめと言えるでしょう。
ネット回線を使ったゲームを楽しみたい人におすすめのWiFi
ネット回線を使ったゲームを楽しみたい方には固定回線がおすすめです。ホームルーターでも安定感はありますが、固定回線の方が性能は良いため、FPSなどのオンラインゲームでWiFiを利用したい方には固定回線の方が好ましいでしょう。
また、モバイル回線の場合は回線が混雑する時間帯だと、通信性能が一時的に低下する可能性もあります。たった一瞬のラグが勝敗を分けるようなゲームをしている方にとって、そういった通信速度の低下は致命的といえるでしょう。ですので、快適なオンラインゲームを求めるなら固定回線を選択することをおすすめします。ただ、シミュレーションゲームの様にリアルタイムの高速通信を必要としないゲームの場合には、ホームルーターでも十分に事足りるかもしれません。
外出先でも使いたい人におすすめのWiFi
外出先でも使いたい人はモバイル回線の「モバイルWiFi」一択です。モバイルWiFi以外はコンセントに差し込まないと利用ができないため、持ち運びができません。テザリングで事足りるレベルならそれでも良いかもしれませんが、外部でWiFiを利用したいのであればモバイルWiFiを選択しましょう。
もし、外出先での使用をメインとするなら、使用可能時間は重要になってくるので、導入時に必ずバッテリー容量は確認しておくようにしましょう。
一人暮らしにおすすめのWiFi・インターネット回線を紹介!
先では条件別におすすめのWiFiをご紹介しましたが、実際に導入するとなった場合、数ある端末の中から最適なものを選ばなくてはいけません。WiFiを導入するうえでサービスや端末の選定は最も重要なポイントとなるため、何にしたらいいか悩んでいる方は当記事が厳選したおすすめのサービスや端末を参考にしてみてください。
【一人暮らしにおすすめのWiFi・インターネット回線】
- 光回線のおすすめ3選
OCN光、auひかり、GMOとくとく光
- ホームルーターのおすすめ3選
Vision WiMAX(SpeedWiFi HOME 5G L12)、ドコモhome 5G(HR01)、カシモWiMAX(Speed WiFi HOME 5G L11)
- モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選
Broad WiMAX(Speed WiFi 5G X11)、GMOとくとくBB WiMAX(Galaxy 5G mobile WiFi)、Vision WiMAX(Speed WiFi 5G X11)
光回線のおすすめ3選
一人暮らしで利用する光回線は月額料金と通信速度を重視して選びましょう。光回線の最も優れている点は、通信速度と安定した性能であるため、その点がホームルーターなどよりも劣ってしまっていたら本末転倒です。快適なネット環境を利用するためにも、以下でご紹介する3つを参考にしてみてください。
【光回線のおすすめ3選】
プロバイダ名 |
|||
月額料金 |
3,960円 (OCN 光 マンションタイプ) (新2年自動更新型割引を適用) |
3,740円~5,500円 (マンションタイプ) |
3,883円 (マンションタイプ ドコモ光) |
データ容量 |
無制限 |
1日30GB以上の上り通信で制限あり |
無制限 |
通信速度 |
最大1Gbps |
最大100Mbps~1Gbps |
最大1Gbps |
契約期間 |
2年 |
2年 |
なし |
初期費用 |
事務手数料3,300円 工事費8,360円~ |
事務手数料3,300円 工事費33,000円 |
事務手数料3,300円 工事費26,400円 |
解約金 |
契約更新月以外の解約で3,600円 |
解約日までの利用分 |
0円 |
特典 |
OCN 光 モバイルセット NTT-X Store限定キャッシュバック |
auスマートバリュー 乗り換えキャッシュバック 初期費用相当額割引 など |
工事費実質無料 乗り換えキャッシュバック WiMAXルーターレンタル |
基本的には料金が安い3社をピックアップしました。OCN光が月額料金と工事費用を合わせると最も安い料金設定となっており、それに次いでGMOとくとく光、auひかりと料金が安くなっております。特典などを考慮しつつ、自身の条件で最もお得に利用できるものを選択してみてはどうでしょうか。
注意点として、光回線は利用する回線によって契約できるエリアが異なる点があります。プランが魅力的でも導入可能エリアでなければ意味がないので、気になるプランの光回線を見つけたら、対応エリアかどうかは必ず確認するようにしましょう。
ホームルーターのおすすめ3選
ホームルーターを選ぶ際は料金と対応エリアの確認をしてから選びましょう。ホームルーターの場合はプロバイダ毎の特典が豊富で、キャッシュバックキャンペーンやスマート割りなど様々な特典があります。自身の条件に合わせて選択できればかなりお得な料金でホームルーターを利用できる可能性が高まるため、事前に必ずチェックしておきましょう。
対応エリアについては、利用する端末の回線を確認して各通信会社のウェブサイトより対応エリアを確認してください。基本的にはWiMAX、au、docomo、ソフトバンクの回線になってくるので、各キャリアのウェブサイトへアクセスすれば確認できます。
【ホームルーターのおすすめ3選】
プロバイダ名 |
|||
端末名 |
SpeedWiFi HOME 5G L12 |
HR01 |
Speed WiFi HOME 5G L11 |
月額料金 |
ギガ放題2年プラン 初月1,408円 2~36ヶ月3,872円 37ヶ月目~4,532円 |
4,950円 |
初月1,408円 1ヶ月目~3,980円 |
データ容量 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
通信速度 |
下り最大2.7 Gbps |
下り最大4.2 Gbps |
下り最大 2.7Gbps |
利用回線 |
WiMAX2+ au 4G LTE au 5G |
docomo |
WiMAX2+ au 4G LTE au 5G |
端末代 |
21,780円 |
39,600円 |
21,780円 |
契約期間 |
2年 |
なし |
なし |
初期費用 |
事務手数料3,300円 |
事務手数料3,300円 |
事務手数料3,300円 |
解約金 |
24か月以内の解約で3,872円 |
なし |
更新月以外の解約で10,450円~ |
特典 |
キャッシュバックキャンペーン |
home5Gセット割 |
端末代相当額割引 auスマートバリュー 自宅セット割インターネットコース ギガMAX月割 |
こちらでは、WiMAXとdocomoのホームルーターを厳選しました。モバイル回線の主流派WiMAXになってきているため、基本的にはWiMAXのホームルーターを利用するのがおすすめです。WiMAXなら、料金も無制限プランがありますし速度制限も最近緩和されたので、比較的お得な料金で快適なネット環境を構築できます。
一方で、docomoのホームルーターは通信速度が優れているのが特徴です。下り最大4.2GbpsとWiMAXに比べて圧倒的な速度を誇っています。ただ、端末代と月額料金が決して安いものではないため、工事不要のもので圧倒的な通信性能をもつホームルーターを探している方におすすめと言えます。
モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選
モバイルWiFiを選ぶ際は、ホームルーターと同様に料金と対応エリアを確認しましょう。ホームルーターとの違いは持ち運びができるかどうか、安定感があるかという点だけですので、選ぶポイントは基本的に変わりません。そのため、モバイルWiFiでも特典や月額料金を確認して最もお得に利用できるプロバイダを選択しましょう。
【モバイルWiFi・ポケットWiFiのおすすめ3選】
プロバイダ名 |
|||
端末名 |
Speed WiFi 5G X11 |
Galaxy 5G mobile WiFi |
Speed WiFi 5G X11 |
月額料金 |
ギガ放題バリュープラン 初月1,397円 2ヶ月目~3,883円 |
~24ヶ月3,553円 25~35ヶ月4,103円 36ヶ月~4,708円 |
ギガ放題2年プラン 初月1,408円 2~36ヶ月3,872円 37ヶ月~4,532円 |
データ容量 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
通信速度 |
下り最大2.7Gbps |
下り最大2.2Gbps |
下り最大2.7Gbps |
利用回線 |
WiMAX2+ au 4G LTE au 5G |
WiMAX2+ au 4G LTE au 5G |
WiMAX2+ au 4G LTE au 5G |
端末代 |
21,780円 |
21,780円 |
21,780円 |
契約期間 |
2年 |
なし |
2年 |
初期費用 |
事務手数料3,300円 初期費用20,743円 |
事務手数料3,300円 |
事務手数料3,300円 |
解約金 |
0~24ヶ月目3,883円 |
なし |
24ヶ月以内3,872円 |
特典 |
初期費用0円のWEB割キャンペーン 違約金当社負担乗換えキャンペーン 2台目キャンペーン |
乗り換えキャッシュバックキャンペーン auスマホ割プラン 自宅セット割引 |
キャッシュバックキャンペーン |
モバイルWiFiは断トツでWiMAXがおすすめでです。WiMAXを扱うプロバイダは色々とありますが、端末の性能は全て同じなのでプロバイダの料金を確認して最適なものを選びましょう。
WiMAXは最近、料金プランの種類を1種類に固定したためシンプルな料金設定となっており、速度制限も緩和されたこともあってか注目を集めています。細かいプラン選びなどに面倒くささを感じている方にもおすすめできるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
一人暮らしでWiFiが必要な場合、固定回線かモバイル回線を利用してWiFiを使うのがおすすめです。どれにするかは自身のネットの利用状況を踏まえて選ぶのが好ましいです。例えば、大容量・高速通信を安定して利用したいなら光回線、光回線ほどの性能はいらないが自宅で動画を見る程度のネットを確保したいのであればホームルーター、外でもWiFiを利用する可能性があるならモバイルWiFi、といったふうにおすすめできるものが異なります。
最近はネット設備の性能も高まってきているため、業者間での性能差があまりなくなってきている傾向にもありますが、取り扱うプランや制限についてはまだまだ各社で差があるためWiFiを導入する際は料金や制限内容などを加味して最適なものを選んでみてください。