WiMAXのエリア内か検索・確認する方法|判定が範囲外のときの対処方法も紹介

2024年10月16日

WiMAXのエリア内か検索・確認する方法|判定が範囲外のときの対処方法も紹介

 

2021年4月より提供開始されたWiMAXのサービス「WiMAX+5G」では、近年注目されている5G回線が利用できます。5G回線の通信環境は従来の4GLTE回線に比べて通信速度が非常に速く、光回線並みと言われています。

 

そのため5G回線を利用したいと考えている人は多く、WiMAXの利用者も年々増加しています。ですが、5G回線は現在も対応エリアを拡大している最中の回線であるため、

繋がらない地域が一定数存在します。

 

当記事では、5G回線が利用できるWiMAXの対応エリアを確認する方法を解説します。

 

※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。

 

WiMAXとは

WiMAXとは、携帯電話で使用する4GLTE回線と同じ「無線インターネット回線」のひとつです。WiMAXはUQコミュニケーションズが管理する回線で、同社が提供するWi-Fiサービスの全てに使用されています。2021年4月より提供開始された「WiMAX+5G」では、従来の回線(WiMAX 2+回線、au4G LTE回線)に加えて「au5G回線」が追加されたことで注目を浴びています。

 

WiMAXを利用するためにはUQコミュニケーションズが提供する「UQ WiMAX」を利用するか、UQコミュニケーションズから回線を借りてサービスを提供しているプロバイダと契約する必要があります。プロバイダは「Vision WiMAX」や「ヨドバシWiMAX」のように提供するプロバイダによって名称が違います。

 

回線自体はUQコミュニケーションズが管理しているため、

どのプロバイダを介しても品質に違いはありません。

 

WiMAXで利用できるWi-Fi通信端末の種類

WiMAXの回線を利用できるWi-Fi通信端末は「モバイルルーター」と「ホームルーター」の2種類があります。どちらも工事不要で、契約をすれば端末入手後すぐに利用できます。WiMAXが取り扱う通信端末の料金は全て同価格なため、それぞれの性能と使用する目的に合わせて最適なものを選びましょう。

 

【WiMAXが取り扱うWiFi通信端末】

 

  • モバイルルーター

小型のバッテリー駆動タイプで屋外に持ち運んで使用できます。外出先で使用したい人におすすめのタイプで「Speed Wi-Fi 5G X11」と「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」の2種類から選べます。

 

  • ホームルーター

バッテリーが付いておらず、コンセントに直接差し込んで使用する、屋内専用の端末です。外で利用する目的がなく、家の中での使用(オンラインゲームやテレワークなど)が目的の方におすすめで「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の2種類から選べます。

 

どちらも通信性能は変わらないですが、対応エリアの中でなければ通信ができない、また通信速度が遅くることがあります。モバイルルーターを検討している方は、外出先が対応エリアに該当するか確認してから契約しましょう。

 

UQ以外にもプロバイダがたくさん存在する

WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供するUQ WiMAX以外にも「○○WiMAX」といった名前のサービスが複数存在します。WiMAXと名の付くサービスが複数存在するのは、UQコミュニケーションズとサービス提携を結んだプロバイダが複数あるからです。

 

WiMAXを利用するには、UQコミュニケーションズが提供する「UQ WiMAX」を契約するか、それ以外のプロバイダが提供する「Vision WiMAX」や「ヨドバシWiMAX」といったサービスを契約する必要があります。どこで契約をしてもWiMAXの回線は同じなため、理論上の通信速度や対応エリアに違いはありません。

 

エリアを調べるならWiMAX+5GとWiMAX2+を確認

WiMAXを利用する際は必ず「対応エリア」をチェックしておきましょう。WiMAXは対応エリア内でないと利用ができず、対応エリア外になると「繋がらない」もしくは「繋がりにくい」状態になってしまいます。WiMAXの回線にはau4GLTEを含む「WiMAX2+」と「WiMAX2+」にau5Gを追加した「WiMAX+5G」があり、それぞれ対応エリアが違います。

 

また「WiMAX2+」「WiMAX+5G」それぞれの対応エリアは、利用するモードによって範囲が変化します。

 

  • WiMAX+5G

スタンダードモードとプラスエリアモードがあり、通常はスタンダードモードで利用します。プラスエリアモードは月額1,100円の追加で利用可能になり、通信エリアが拡張されます。また、プラスエリアモードではau4GLTEとau5Gの「プラチナバンド」が利用できるため、屋内など届きにくい場所でも通信できるようになります。

 

  • WiMAX2+(au4GLTE)

一般的なモード以外にハイスピードプラスエリアモードがあり、月額1,105円で利用可能です。ハイスピードプラスエリアモードではau4GLTEとWiMAX2+を併用して、エリアに合わせて使用する回線を自動で切り替えます。

 

WiMAXを使えるエリアを検索・確認する方法は2つ

WiMAXを使えるエリアは、UQコミュニケーションズが提供している2種類のサービスを利用すれば確認できます。

 

【WiMAXの対応エリアを確認する方法】

  • サービスエリアマップで確認
  • ピンポイントエリア判定で確認

 

サービスエリアマップでは、自宅や職場などWiMAXを利用するエリア一帯が「WiMAX +5G」のエリア内かどうかを確認できます。ピンポイントエリア判定は「WiMAX2+」のハイスピードモードの場合のみ利用可能で、指定の位置で「WiMAX2+」が利用できるかなど細かい情報まで添えて提示してくれます。

 

サービスエリアマップで確認

サービスエリアマップを利用した方法では、調べたい地域を選択するだけで対応エリアを確認できます。サービスエリアマップでの確認方法は以下の通りです。

 

【サービスエリアマップでの確認手順】

*画像引用:UQ WiMAX

 

1.サービスエリアマップのサイトを開く

URL:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/

2調べたいエリアを選択する

3.対応エリアに色が塗られた状態で日本地図が表示される

色は3色に分けられて「赤=5G sub6」「オレンジ=5G NR化」「黄色=4GLTE」で

表示されます。

4.特定の住所を調べたい場合は左上の打ち込み欄で住所を記入して検索

特定の情報(WiMAX+5G、WiMAX2+、プラスエリアモードなどのオプション)が

ある場合は同時に選択する

 

ピンポイントエリア判定で確認

ピンポイントエリア判定は特定の住所でWiMAXが利用できるかを「○、△、×」の3段階で評価します。ピンポイントエリア判定での確認方法は以下の通りです。

*ピンポイントエリア判定は「WiMAX2+」のハイスピードモードの場合のみ利用できます。その他のモードでは利用できません。

 

1.サービスエリアマップを開く

URL:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/ 

 

2.どこでもいいので、好きな県を選択して日本地図を開く

3.左上の虫眼鏡マークをクリックして「WiMAX2+」「ハイスピードモード」を

選択する

4.地図画面の真ん中下に「マップの中心にピンを置く」があるのでクリック

5.吹き出しが出るので「詳細」をクリック

6.「○、△、×」でWiMAXが利用できるかを判定してくれます

WiMAXエリア確認結果の意味

使えるエリアを確認して、WiMAXを導入しても問題ないのかどうかを判断できます。WiMAXの対応エリア確認結果には以下の4通りがあります。

 

【WiMAXのエリア確認結果】

  • WiMAX+5GもWiMAX2+もエリア内
  • WiMAX+5Gがエリア外でWiMAX2+はエリア内
  • WiMAX2+のエリアとエリア外の境目付近
  • WiMAX+5GもWiMAX2+もエリア外

WiMAX+5GもWiMAX2+もエリア内

「WiMAX+5G」も「WiMAX2+」もエリア内の場合は「電波が繋がらない」「通信が遅い」といった問題はほとんど発生しません。エリア内の地域は、東京・名古屋・大阪・大分・鹿児島が該当します。

 

これらの地域に当てはまる人は、すぐにWiMAXを契約しても問題ありません。ですが、注意点としてWiMAXの電波は建物や障害物の影響を受けやすいため、エリア内だとしても特定のエリアでは電波が繋がらない可能性があります。遮蔽物による影響を受けてしまう場合は、影響を受けにくいプラスエリアモードを利用するのも一つの方法です。

プラスエリアモードは月額1,100円(税込)のオプションで契約すれば利用できます

 

WiMAX+5Gがエリア外でWiMAX2+はエリア内

「WiMAX+5G」がエリア外で「WiMAX2+」はエリア内の場合は、5G以外の回線(au4GLTE、WiMAX2+)は利用できるため、持ち運び可能な通信環境を求めている方が十分満足できるエリアであると言えます。ですが、5Gを利用するためにWiMAXの導入を検討している方には、WiMAXの導入はおすすめできません。

 

WiMAX2+のエリアとエリア外の境目付近

「WiMAX2+」のエリアとエリア外の境目付近に位置した場合は、通信速度が遅くなることや、屋内では全く繋がらないといった問題が発生する可能性があります。月額1,100円(税込)のプラスエリアモードを利用すれば対応エリアの範囲が広がるため、使用できる可能性が高くなりますが、月あたりの使用上限が15GBのため使用量が多い人にはおすすめできません。

 

また、境目付近の場合は行動範囲がエリア内の方であれば問題ありませんが、エリア外への行動が多い場合は使用できなくなる可能性がさらに高くなるため、さらにおすすめできなくなります。

 

WiMAX+5GもWiMAX2+もエリア外

「WiMAX+5G」も「WiMAX2+」もエリア外の場合は、WiMAXの導入はおすすめできません。全てがエリア外になる地域は山岳地帯や人の少ない地域が多く、そもそもその地域まで通信ができるようにエリア拡大工事が進められない限り通信はできません。

 

今後、現在エリア外でWiMAXが利用できるようになるかどうかは、

直接UQコミュニケーションズに問い合わせるなどして確認してみましょう。

 

 

エリアが拡大・改善されるまで待つ

WiMAXの対象エリアは現在(2022年5月)も拡大を続けているため、対応エリアの境界付近に住んでいるようであれば、対応エリアが拡大するまで待つのも一つの方法です。ただ、拡大を待っているといつになるかわからない上に、自身の地域までエリアが拡大してくるのか不確定なことに変わりはありません。

 

そんな時は「エリア改善要望受付フォーム」の利用がおすすめです。「エリア改善要望受付フォーム」でエリア改善を要望すれば、担当部署が毎月の要望のデータを集計して取りまとめます。そして、取りまとめたデータを参考に要望が多かった地域の改善を優先的に進める可能性があります。

 

まとめ

WiMAXはUQコミュニケーションズが提供する通信サービスです。「au5G」「au4GLTE」「WiMAX2+」の3回線を利用でき、幅広いエリアに対応しています。とはいえ、山岳部や人の少ない地域では通信が難しい地域もあるため、WiMAXを契約する前に対応エリアは調べておいた方がいいでしょう。

 

対応エリアは、UQコミュニケーションズが提供する「サービスエリアマップ」と「ピンポイントエリア判定」で確認できます。確認結果に応じて、WiMAXを導入するかどうかを判断してください。対応エリア外だった場合はエリア改善要望受付に連絡をしてみるも一つの方法です。