公開日 2022.10.10
最終更新日 2023.09.13

eスポーツはオリンピック正式種目に採用される?ゲームタイトルについても紹介
目次
近年、あらゆる世代に広がりを見せているeスポーツは、世界中で大会が開かれるなどして注目を集めています。eスポーツに参加する“プロゲーマー”が「将来なりたい職業ランキング」などで少しずつ順位を上げてきている点も、eスポーツが注目される要因の一つと言えるでしょう。
そんなeスポーツですが「オリンピック種目に採用しよう」という動きが数年前から議論され続けているのはご存じでしょうか?
当記事では、eスポーツがオリンピック種目に採用される可能性と、もし採用された場合にどんなゲームが採用されるのかについて解説します。今後のeスポーツの展開に興味がある方はぜひ当記事の内容を確認してみてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
eスポーツはオリンピック種目に採用される?

結論から言うと、現時点でeスポーツがオリンピック種目に採用される可能性はあまり高くありません。その理由として「eスポーツ促進派と懐疑派の大きな隔たり」が挙げられます。スポーツの祭典として行われてきたオリンピックは「身体を動かして競い合う」というイメージが強いせいで、頭を主に使うeスポーツは適していないのではないかという意見が強くなる傾向にあるのが現状です。
eスポーツでは激しいスティック操作などが求められるものもありますが、世間的な印象としてはまだ身体を動かす印象があまりありません。
「採用の可能性があまり高くない」現状のeスポーツではありますが、オリンピック種目に導入する動きが全くないわけではありません。例えば、2018年には国際オリンピック委員会(以降IOC)と、国際スポーツ連盟機構「GAISF」が、eスポーツとオリンピックの将来を話し合うeスポーツフォーラムを開催しています。その場において、IOCのスポーツディレクターであるキット・マコーネル氏は「eスポーツとオンリピック・ムーブメントの関係強化を図る」というコメントを残しているため、今後の進展に期待が持たれているという側面もあります。
つまり、現状は可能性として低いものの、将来的には大きく進展する可能性を秘めているというのが「eスポーツがオリンピック種目に採用される可能性」についての見解となります。
いつからオリンピック種目に採用される?
将来的にオリンピック種目に採用される可能性を秘めているeスポーツですが、実際に導入される可能性があるとしたらいつから採用されることになるのでしょうか?
時期は明確にはわからないものの、最短で「2028年ロサンゼルス五輪」から採用される可能性があるのではないかとされています。IOCは東京五輪でeスポーツを正式種目にすることを認めず、2024年パリ五輪も時期尚早としていますが、2028年ロサンゼルス五輪については完全否定していないのが現状です。
また、IOCのトーマス・バッハ会長は「将来的に五輪競技として検討する可能性はイエスだ。だが、時期による」と発言していたりもして、ちらほらとeスポーツをオリンピックに採用したい動きが垣間見えたりもしています。
eスポーツがオリンピックに採用されるには
eスポーツがオリンピックに採用されるためには何が必要とされているのでしょうか。具体的な条件等は公表されていませんが、eスポーツが採用されることによるメリットがオリンピック側にとって大きなものとなるのであれば、採用される可能性が高くなる期待は見込めます。
以下ではeスポーツ、がオリンピック種目に採用されることで発生するメリットと問題点をオリンピック側とeスポーツ側のそれぞれでまとめました。
【オリンピック側のメリットと問題点】
メリット
問題点
- 若年層のファンを獲得できる
- 求心力の低下を抑制できる
- オリンピック自体の話題性が強化される
- フィジカル要素がほとんど無い競技を導入することで全体のバランスが崩れる可能性がある
- タイトルによっては過激なものもあるため、タイトルの選択次第では世間からバッシングを食らう可能性がある
- 国際的な統括団体がない
【eスポーツ側のメリットと問題点】
メリット
問題点
- 業界の発展に繋がる
- オリンピックという明確な目標が出来上がる
- さらなる周知に繋がる
- 明確なルール設定が無い
- オリンピックの年齢制限15歳未満でも大人と十分に渡り合える子が活躍できない
- 暴言や素行などのバッシングを受けた場合の悪影響が大きくなる可能性が高い
業界の発展という意味では双方にとって大きなメリットとなりますが、年齢による差がほとんど生まれない点や、世間的な印象が変わりやすい点においてはよく吟味しなくてはいけない問題点と言えるでしょう。
eスポーツのオリンピック採用の問題点・反対される理由

eスポーツのオリンピック採用の問題点や反対される理由として以下のようなものがあります。
- フィジカル要素が無い
- ゲームの暴力や差別的な内容
- ゲームの著作権の問題
- 国際的な統括団体が無い
現時点でオリンピックはフィジカル面の競争が中心となっており、フィジカル要素が少ないeスポーツは採用されにくい要因ともなっています。ほかにもゲーム中の暴言がフォーカスされやすかったり、競技に使用するタイトル選びが難しかったりするため、オリンピック採用に向けて解決すべき問題点がまだまだ山積み状態です。
フィジカル要素が無い
eスポーツはそもそもフィジカルスポーツというよりかは、マインドスポーツに寄った競技であると言えます。マインドスポーツは囲碁や将棋、チェスなどが該当しますが、eスポーツもそこに属すると考えられています。そのため、囲碁やチェスがオリンピックの競技に採用されていない現時点において、eスポーツが競技として採用される可能性は低いと言えるでしょう。
ゲームの暴力や差別的な内容
eスポーツの競技となり得るゲームには、暴力や差別的な内容が含まれている場合があることも問題点であるとされています。「ウイニングイレブン」や「実況パワフルプロ野球」のように純粋なスポーツを再現したゲームであれば良いですが、一般の大会などで取り入れられるFPSなどには暴力的な表現があったりして平和の祭典であるオリンピックにはそぐわないという意見が出てしまうでしょう。
また、IOCの会長は「We cannot have in the Olympic program a game which is promoting violence or discrimination」と正式に述べており、暴力や差別を助長する可能性を秘めているゲームは開催できないと断言しています。そういった点を踏まえると。やはりオリンピックに採用されるには問題がまだまだ山積みと言えるでしょう。
ゲームの著作権の問題
eスポーツの競技となり得るゲームの多くには著作権があり、オリンピックでの採用に対する許諾の問題があります。サッカーや野球といったスポーツはパブリックコンテンツであり、版権がないため許諾を得る必要が無いです。しかし、eスポーツで使用するタイトルなどは基本的に版権があるため、ゲームの著作権側に使用許諾を取らなくてはいけません。
また、特定のゲームを「オリンピックで採用する」という話になった場合、そのタイトルは一気に認知が広まって利用する方が増えることが予想されます。そうなると、そのタイトルの企業の売り上げに大きく貢献することになってしまうため、オリンピックが企業の売上に寄与する行為として批判を受ける可能性が非常に高くなるでしょう。そういった点も踏まえてeスポーツは採用に難しい要因とされています。
国際的な統括団体が無い
eスポーツには国際的な統括団体がありません。統括機関が無いと、全国規模での競技に対する管理が難しくなり、競技自体に公平性が生まれなくなる可能性があります。そういった事態が懸念されると、公平な勝負が求められるオリンピックでは採用しにくくなります。
IOCは、eスポーツを種目化するためには「オリンピック運動の規則と規制に準拠している」ことを保証するための統括機関が必要であるとしています。そのため、オリンピックに採用されるにはeスポーツ界全体を管理する統括団体が必要となるでしょう。
IOCが公認eスポーツ大会「オリンピック・バーチャル・シリーズ」を開催

ここまで、eスポーツはオリンピック競技に採用されるのが難しいと解説をしてきましたが、今後の採用のきっかけになりうるイベントとしてIOC公認の「OVS(オリンピック・バーチャル・シリーズ)」をご紹介します。OVSとは、IOCが各国際競技連盟と初めて主催して開催されたバーチャルスポーツ大会のことです。
2021年の5月から6月にかけて開催され「新しいオリンピックのデジタル体験」として初めてIOCが公式に開催しました。野球など様々な競技が採用されており、野球ではコナミデジタルエンタテインメントの「実況パワフルプロ野球」が採用されています。
OVSの開催によって、eスポーツを全く知らないという人でも、オリンピックのイベントの一環として扱われたことで、多くの方がeスポーツの存在を知るきっかけとなりました。東京オリンピックでは競技として採用されませんでしたが、IOCが主催となったことで今後の進展に対してより吟味する価値を生み出したことは間違いないでしょう。
オリンピック種目になる際のゲームタイトルについて

もし、eスポーツがオリンピック種目になるとしたら、実際にどういったタイトルが採用される可能性があるのでしょうか?
OVSではコナミデジタルエンタテインメントの「実況パワフルプロ野球」が採用されましたが、このタイトルもオリンピックで採用されればコナミデジタルエンタテインメントの売上に寄与することとなるため、多くの企業から反発を受けるきっかけになりかねません。そういったことを踏まえて、オリンピックの種目となるゲームタイトルの選定は非常に難しいものがあると言えるでしょう。
一応現時点では、暴力的な表現を含まないゲームとして、以下のようなタイトルが公認を受けています。
- eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- グランツーリスモSPORT
- ウイニングイレブン
- テトリス
公認を受けているとはいえ、一企業への寄与は否めないので、ICOが今後どういった動きをしていくのかは注視しておく必要があるでしょう。
まとめ
eスポーツはネットワークが発展した現代において、注目を集める分野の一つとなっています。さらにeスポーツは世界大会が開かれるなど公式の大会も増えていく中で、オリンピック競技への採用がされるかどうかについても注目を集めている現状です。
ただ、eスポーツは暴力的な表現や一企業への寄与など様々な問題点があり、採用されるにはまだまだ課題点が山積みです。そういった課題点を解決していかないことには、オリンピック競技への採用は難しいでしょう。
ただ、eスポーツをオリンピック競技に採用してほしい方たちにとって良い情報もあります。「OVS」と呼ばれるIOC公認のeスポーツ大会です。OVSはIOCが公認で開催している大会で、野球など様々なスポーツのゲームタイトルを採用しています。このOVSが今後オリンピック競技への採用のきっかけとなり得るかはわかりませんが、オリンピック競技採用肯定派にとっては大きな意味を成していることは間違いないでしょう。
近年、あらゆる世代に広がりを見せているeスポーツは、世界中で大会が開かれるなどして注目を集めています。eスポーツに参加する“プロゲーマー”が「将来なりたい職業ランキング」などで少しずつ順位を上げてきている点も、eスポーツが注目される要因の一つと言えるでしょう。
そんなeスポーツですが「オリンピック種目に採用しよう」という動きが数年前から議論され続けているのはご存じでしょうか?
当記事では、eスポーツがオリンピック種目に採用される可能性と、もし採用された場合にどんなゲームが採用されるのかについて解説します。今後のeスポーツの展開に興味がある方はぜひ当記事の内容を確認してみてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
eスポーツはオリンピック種目に採用される?
結論から言うと、現時点でeスポーツがオリンピック種目に採用される可能性はあまり高くありません。その理由として「eスポーツ促進派と懐疑派の大きな隔たり」が挙げられます。スポーツの祭典として行われてきたオリンピックは「身体を動かして競い合う」というイメージが強いせいで、頭を主に使うeスポーツは適していないのではないかという意見が強くなる傾向にあるのが現状です。
eスポーツでは激しいスティック操作などが求められるものもありますが、世間的な印象としてはまだ身体を動かす印象があまりありません。
「採用の可能性があまり高くない」現状のeスポーツではありますが、オリンピック種目に導入する動きが全くないわけではありません。例えば、2018年には国際オリンピック委員会(以降IOC)と、国際スポーツ連盟機構「GAISF」が、eスポーツとオリンピックの将来を話し合うeスポーツフォーラムを開催しています。その場において、IOCのスポーツディレクターであるキット・マコーネル氏は「eスポーツとオンリピック・ムーブメントの関係強化を図る」というコメントを残しているため、今後の進展に期待が持たれているという側面もあります。
つまり、現状は可能性として低いものの、将来的には大きく進展する可能性を秘めているというのが「eスポーツがオリンピック種目に採用される可能性」についての見解となります。
いつからオリンピック種目に採用される?
将来的にオリンピック種目に採用される可能性を秘めているeスポーツですが、実際に導入される可能性があるとしたらいつから採用されることになるのでしょうか?
時期は明確にはわからないものの、最短で「2028年ロサンゼルス五輪」から採用される可能性があるのではないかとされています。IOCは東京五輪でeスポーツを正式種目にすることを認めず、2024年パリ五輪も時期尚早としていますが、2028年ロサンゼルス五輪については完全否定していないのが現状です。
また、IOCのトーマス・バッハ会長は「将来的に五輪競技として検討する可能性はイエスだ。だが、時期による」と発言していたりもして、ちらほらとeスポーツをオリンピックに採用したい動きが垣間見えたりもしています。
eスポーツがオリンピックに採用されるには
eスポーツがオリンピックに採用されるためには何が必要とされているのでしょうか。具体的な条件等は公表されていませんが、eスポーツが採用されることによるメリットがオリンピック側にとって大きなものとなるのであれば、採用される可能性が高くなる期待は見込めます。
以下ではeスポーツ、がオリンピック種目に採用されることで発生するメリットと問題点をオリンピック側とeスポーツ側のそれぞれでまとめました。
【オリンピック側のメリットと問題点】
メリット |
問題点 |
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【eスポーツ側のメリットと問題点】
メリット |
問題点 |
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業界の発展という意味では双方にとって大きなメリットとなりますが、年齢による差がほとんど生まれない点や、世間的な印象が変わりやすい点においてはよく吟味しなくてはいけない問題点と言えるでしょう。
eスポーツのオリンピック採用の問題点・反対される理由
eスポーツのオリンピック採用の問題点や反対される理由として以下のようなものがあります。
- フィジカル要素が無い
- ゲームの暴力や差別的な内容
- ゲームの著作権の問題
- 国際的な統括団体が無い
現時点でオリンピックはフィジカル面の競争が中心となっており、フィジカル要素が少ないeスポーツは採用されにくい要因ともなっています。ほかにもゲーム中の暴言がフォーカスされやすかったり、競技に使用するタイトル選びが難しかったりするため、オリンピック採用に向けて解決すべき問題点がまだまだ山積み状態です。
フィジカル要素が無い
eスポーツはそもそもフィジカルスポーツというよりかは、マインドスポーツに寄った競技であると言えます。マインドスポーツは囲碁や将棋、チェスなどが該当しますが、eスポーツもそこに属すると考えられています。そのため、囲碁やチェスがオリンピックの競技に採用されていない現時点において、eスポーツが競技として採用される可能性は低いと言えるでしょう。
ゲームの暴力や差別的な内容
eスポーツの競技となり得るゲームには、暴力や差別的な内容が含まれている場合があることも問題点であるとされています。「ウイニングイレブン」や「実況パワフルプロ野球」のように純粋なスポーツを再現したゲームであれば良いですが、一般の大会などで取り入れられるFPSなどには暴力的な表現があったりして平和の祭典であるオリンピックにはそぐわないという意見が出てしまうでしょう。
また、IOCの会長は「We cannot have in the Olympic program a game which is promoting violence or discrimination」と正式に述べており、暴力や差別を助長する可能性を秘めているゲームは開催できないと断言しています。そういった点を踏まえると。やはりオリンピックに採用されるには問題がまだまだ山積みと言えるでしょう。
ゲームの著作権の問題
eスポーツの競技となり得るゲームの多くには著作権があり、オリンピックでの採用に対する許諾の問題があります。サッカーや野球といったスポーツはパブリックコンテンツであり、版権がないため許諾を得る必要が無いです。しかし、eスポーツで使用するタイトルなどは基本的に版権があるため、ゲームの著作権側に使用許諾を取らなくてはいけません。
また、特定のゲームを「オリンピックで採用する」という話になった場合、そのタイトルは一気に認知が広まって利用する方が増えることが予想されます。そうなると、そのタイトルの企業の売り上げに大きく貢献することになってしまうため、オリンピックが企業の売上に寄与する行為として批判を受ける可能性が非常に高くなるでしょう。そういった点も踏まえてeスポーツは採用に難しい要因とされています。
国際的な統括団体が無い
eスポーツには国際的な統括団体がありません。統括機関が無いと、全国規模での競技に対する管理が難しくなり、競技自体に公平性が生まれなくなる可能性があります。そういった事態が懸念されると、公平な勝負が求められるオリンピックでは採用しにくくなります。
IOCは、eスポーツを種目化するためには「オリンピック運動の規則と規制に準拠している」ことを保証するための統括機関が必要であるとしています。そのため、オリンピックに採用されるにはeスポーツ界全体を管理する統括団体が必要となるでしょう。
IOCが公認eスポーツ大会「オリンピック・バーチャル・シリーズ」を開催
ここまで、eスポーツはオリンピック競技に採用されるのが難しいと解説をしてきましたが、今後の採用のきっかけになりうるイベントとしてIOC公認の「OVS(オリンピック・バーチャル・シリーズ)」をご紹介します。OVSとは、IOCが各国際競技連盟と初めて主催して開催されたバーチャルスポーツ大会のことです。
2021年の5月から6月にかけて開催され「新しいオリンピックのデジタル体験」として初めてIOCが公式に開催しました。野球など様々な競技が採用されており、野球ではコナミデジタルエンタテインメントの「実況パワフルプロ野球」が採用されています。
OVSの開催によって、eスポーツを全く知らないという人でも、オリンピックのイベントの一環として扱われたことで、多くの方がeスポーツの存在を知るきっかけとなりました。東京オリンピックでは競技として採用されませんでしたが、IOCが主催となったことで今後の進展に対してより吟味する価値を生み出したことは間違いないでしょう。
オリンピック種目になる際のゲームタイトルについて
もし、eスポーツがオリンピック種目になるとしたら、実際にどういったタイトルが採用される可能性があるのでしょうか?
OVSではコナミデジタルエンタテインメントの「実況パワフルプロ野球」が採用されましたが、このタイトルもオリンピックで採用されればコナミデジタルエンタテインメントの売上に寄与することとなるため、多くの企業から反発を受けるきっかけになりかねません。そういったことを踏まえて、オリンピックの種目となるゲームタイトルの選定は非常に難しいものがあると言えるでしょう。
一応現時点では、暴力的な表現を含まないゲームとして、以下のようなタイトルが公認を受けています。
- eBASEBALLパワフルプロ野球2020
- グランツーリスモSPORT
- ウイニングイレブン
- テトリス
公認を受けているとはいえ、一企業への寄与は否めないので、ICOが今後どういった動きをしていくのかは注視しておく必要があるでしょう。
まとめ
eスポーツはネットワークが発展した現代において、注目を集める分野の一つとなっています。さらにeスポーツは世界大会が開かれるなど公式の大会も増えていく中で、オリンピック競技への採用がされるかどうかについても注目を集めている現状です。
ただ、eスポーツは暴力的な表現や一企業への寄与など様々な問題点があり、採用されるにはまだまだ課題点が山積みです。そういった課題点を解決していかないことには、オリンピック競技への採用は難しいでしょう。
ただ、eスポーツをオリンピック競技に採用してほしい方たちにとって良い情報もあります。「OVS」と呼ばれるIOC公認のeスポーツ大会です。OVSはIOCが公認で開催している大会で、野球など様々なスポーツのゲームタイトルを採用しています。このOVSが今後オリンピック競技への採用のきっかけとなり得るかはわかりませんが、オリンピック競技採用肯定派にとっては大きな意味を成していることは間違いないでしょう。