公開日 2023.09.07
最終更新日 2023.10.26

香港で利用可能なおすすめレンタルWiFi5選|選び方・香港でWiFiを利用する方法も解説
目次
香港は中国国内ではありますが「特別行政区」のため、中国政府によるインターネット規制はなく、安心して利用することができます。日本よりも通信環境が整っている香港では、公衆WiFiスポットなどを利用しやすい状況にあります。
しかし、日本から持ち込んだ国内用の端末は香港では通信ができないことが多いため、普段通りに使用するには事前準備が必要です。そこで簡単かつ便利な手段が、レンタルWiFiを準備して持参することです。
本記事では、香港でのインターネット環境を確保する方法として、WiFiルーターのレンタルサービスを推奨しています。フリーWiFiなど様々なインターネット接続方法がある中で、WiFiルーターのレンタルサービスを推奨する理由を、他の方法と比較しながら解説していきますので、香港に行かれる際は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
香港用WiFiルーターのレンタルは必要?

日本と比べて、香港はフリーWiFiの普及率が非常に高い国です。しかし、フリーWiFiは多くの人が同時に利用するため、空港などの人が集まる場所などでは、アクセスが集中することなどが原因で通信速度が低下する可能性があり、思うように通信ができなくなることも珍しくありません。その点、WiFiルーターを日本から持参できるのであれば、自分専用にWiFi環境が確保できるため「必要な時にインターネット接続環境を確保できる」という利点があります。
以降では、WiFiルーターのレンタルサービス、フリーWiFiなどの、香港でインターネット環境を確保する方法について解説していきます。WiFiルーターのレンタルサービスとその他の方法を確認したうえで、WiFiルーターのレンタルサービスの有用性を確認してみましょう。
香港でWiFiを利用する方法

香港でWiFiを利用する方法は、主に「フリーWiFi」と「レンタルWiFi」の2通りがあります。すでにWiFiルーターを所有していても、国内で使っているWiFiを香港で利用できる可能性は低いため、渡航期間だけ短期利用できる上記2点の方法がおすすめになってきます。
また、これらの方法以外のインターネット環境を確保する方法として、SIMを現地で購入して挿し替える方法もありますので、そちらについても解説します。
上記の特徴は香港の場合に限られるわけではなく、海外でWiFiを利用する際の共通認識として覚えておいてください。
フリーWiFiを利用する
フリーWiFiとは、香港のさまざまな場所に用意されている、誰でも無料で利用できるWiFiを意味します。利用方法は日本のフリーWiFiと同様で、通信設定の画面からフリーWiFiを選択して利用可能です。
日本よりも通信環境が整っている香港において、大きな2つのフリーWiFiが存在します。パスワード不要の「Wi-Fi.HK」と時間や回数に制限がない香港政府による「GovWiFi」です。フリーWiFiの大きなメリットは、事前準備不要で、利用料がかからない点です。最も手軽で利便性が高いといえます。
一方で、設置場所でしか利用できず、多くの方が利用することで通信速度が遅くなるリスクもあります。
加えて、不特定多数の人とネットワークを共有(同じアクセスポイントに多人数が接続)することになりますので、ハッキングの恐れや、施設名を名乗った「なりすましWiFi」に誤って接続してしまうなど、セキュリティ面に懸念があります。十分注意をしてアクセスするようにしましょう。
メリット
デメリット
フリーWiFiを利用する
・ 無料で利用できる
・ 誰でもアクセス可能
・ 利用する際にメールアドレスなどを登録する場合がある
・ どこにでもあるわけではない、エリアを選ぶ
・ 通信速度が不安定になることがある
・ セキュリティ面が不安
レンタルWiFiを利用する
レンタルWiFiは、WiFiルーターをレンタルできるサービスのことを指します。1日単位でレンタルができ、さらに1日数百円とリーズナブルな料金で利用できるのが特徴です。フリーWiFiの様に利用エリアの制限に悩まされることは無く、持ち運べますので場所を選ばずストレス少なくインターネットを利用できる、おすすめの方法となっています。
申し込みはWEBサイトで簡単にすることができ、受け取りも空港や宅配で出来る場合がほとんどです。海外渡航前に受け取り、現地に着いたら電源を入れるだけで利用ができるため、非常に便利です。
また、2ヶ国以上渡航される方に向けた周遊プランや、乗り継ぎ(トランジット)オプション等のプランもあるため、ご自身の海外旅行プランに合わせて通信を確保することができるのもポイントです。
メリット
デメリット
レンタルWiFiを利用する
・ 端末の操作や設定方法が比較的簡単
・ 通信速度は比較的安定している(エリアによって通信環境は変わるため、不安定なエリアもある)
・ セキュリティ面では安心できる
・ 費用がかかる
・ 端末の受け取り、返却の手間がかかる
・ 持ち運びしなければいけない
SIMを購入し挿し替える
SIMとは、スマホに挿し込まれている小さなカードのことで、加入者を特定するための契約者情報が記録されています。香港で利用できる情報が記載されているSIMに挿し替えることで、香港でもスマホで通信ができるようになる仕組みです。
香港で利用できるSIMは、日本の通信会社が販売しているものと、現地の通信会社が販売しているものがあります。それぞれ利用可能通信データ容量や料金、利用可能期間が異なるため、事前にチェックしたうえで最適なものを購入しましょう。
メリット
デメリット
SIMを購入し挿し替える
・ 必要な分だけ容量を購入できる
・ SIMロックを解除しないと使えない
・ SIMの挿し替えや設定に手間がかかる
・ 購入元のキャリアにもよるが、割高な場合がある
・元々使っていたSIMを紛失してしまう可能性がある
・紛失した場合、再発行が必要になる
最近はeSIMやデュアルSIMスロット(2つのSIMカードを挿せる)を搭載した端末も増えてきているため、自身のスマホの性能を確認したうえで、料金や手間などのコストを抑えて利用できる方法を探してみるのもおすすめです。
関連記事:eSIMとは|メリット・デメリットやSIMカードとの違いをわかりやすく解説!
香港で利用可能なレンタルWiFiの選び方

いかがでしたでしょうか?
香港でインターネット接続をする際の主だった方法をまとめた表が以下になります。
メリット
デメリット
フリーWiFiを利用する
・ 無料で利用できる
・ 誰でもアクセス可能
・ 利用する際にメールアドレスなどを登録する場合がある
・ どこにでもあるわけではない、エリアを選ぶ
・ 通信速度が不安定になることがある
・ セキュリティ面が不安
レンタルWiFiを利用する
・ 端末の操作方法が比較的簡単
・ 通信速度は比較的安定している(エリアによって通信環境は変わるので、不安定なエリアもあります)
・ セキュリティ面では安心できる
・ 費用がかかる
・ 端末の受け取り、返却の手間がかかる
・ 持ち運びしなければいけない
SIMを購入し挿し替える
・ 必要な分だけ容量を購入できる
・ SIMロックを解除しないと使えない
・ SIMの挿し替えや設定に手間がかかる
・ 購入元のキャリアにもよるが、割高な場合がある
・紛失してしまう可能性がある
・紛失した場合、再発行が必要になる
本記事ではメリットが多く、デメリットの少ない「レンタルWiFi」を推奨します。
以降ではレンタルWiFiの選び方をご紹介します。
先ずは申し込む前に「レンタルする期間」と、あらかじめ「必要なデータ通信容量」を把握し、ご自身の渡航条件に合わせたレンタルWiFiを選べるようにしましょう。
WiFiをレンタルする期間
サービスによって、WiFiをレンタルできる日数の単位が異なります。1日単位でWiFiをレンタルできるサービスもあれば、数日単位でWiFiをレンタルできるサービスもあります。自身がどのくらい滞在するのかに合わせて利用プランを考えることで、かかるコストを最低限に抑えることができるでしょう。
必要なデータ容量
レンタルWiFiはデータ容量によって細かくプランが分けられているものが多いです。1日300MBまでのプランもあれば、無制限のプランもあります。もちろん、300MBと比べれば無制限の方が料金は高くなりますが、1MBあたりの容量単価で比較すると無制限の方が安くお得に利用できます。
現在利用しているータ通信容量はスマホで確認することもできますので、自身が普段から利用するデータ通信容量に合わせて契約することが大切です。
ちなみに、LINEなどの日常的な連絡手段や地図の確認、基本的なインターネット閲覧ならば、多くのデータは必要としませんが、ビデオチャットや映像のストリーミング、大量の写真や動画のアップロードをする場合には、それなりのデータが必要となります。動画などを普段からよく視聴する方は、無制限プランがおすすめです。
関連記事:よく使うスマホアプリの通信量は?1GBでできること
香港で利用可能なおすすめレンタルWiFi

以下では、香港で利用するのにおすすめのWiFiレンタルサービスを5種類ご紹介します。先述したように、現地に滞在する期間や通信量などを踏まえて、最適なサービスを探してみましょう。
サービス名
料金プラン(4Gプラン)
5Gプラン
受け取り可能な拠点・カウンター数
対応国
グローバルWiFi
- 通常(300MB/日):536円
- 大容量(600MB/日):776円
- 超大容量(1.1GB/日):936円
- 無制限:1,496円
無制限(2,136円)
19空港/35ヶ所のカウンター
200以上の国と地域
イモトのWiFi
- 大容量(500MB/日):960円
- 超大容量(1GB/日):1,160円
- 無制限:1,860円
提供なし
6空港/25ヶ所のカウンター
200以上の国と地域
WiFiトラベル
- 500MB/日:940円
- 無制限:1,100円
提供なし
5空港/5ヶ所のカウンター
128以上の国と地域
楽天トラベルグローバルWiFi
- 通常(300MB/日):670円
- 大容量(600MB/日):970円
- 超大容量(1.1GB/日):1,170円
- 無制限:1,870円
無制限(2,670円)
19空港/35ヶ所のカウンター
200以上の国と地域
JAL ABC
- 3G(中速)無制限プラン:1,150円
- 4G(高速)無制限プラン:1,250円
提供なし
3空港/4ヶ所のカウンター
28ヶ国
グローバルWiFi
※本バナー経由でお申し込みいただくと受取手数料&宅配往復送料が無料になります。
株式会社ビジョンが運営する「グローバルWiFi」は2017年から海外WiFiレンタル利用者数No.1※を取っている業界トップシェアのサービスです。
東証プライム市場へ上場していることあり、ユーザーへの安心感も高く、グループ総利用者数は1,800万人(2023年8月時点)を超えています。
グローバルWiFiは200以上の国と地域の現地通信を提供しており、中国や香港もその対象となっています。
プランは豊富で、1日あたりの通信可能なデータ量が300MB、600MB、1.1GB、無制限まであり、ご利用方法に合わせて選択することができます。
動画などを普段からよく視聴する方は、無制限プランがおすすめです。
2022年からは5Gに対応したプランも一部の国から提供開始しており、各種のSNSやオンラインミーティングに不可欠な高速通信を実現しています。
WiFi機器の受取・返却については空港カウンター、宅配便、全国のセブンイレブンから選択でき、ユーザーのライフスタイルに合わせてご利用が可能です。
空港カウンターは全国主要空港を含む19空港、35ヶ所にてカウンターや受取専用ロッカーを設置しており、業界最大級となっています。
カスタマーサポートは24時間365日体制となっており、年末年始や大型連休中でもサポートしているため、安心して問い合わせすることができます。
また、日本人の渡航がもっとも多い韓国、台湾、ハワイには現地自社オフィスがあり、現地での紛失や盗難、破損などのトラブルにも日本語で即日対応が可能という点もユーザー満足度が高くなっております。
※「2016年〜2021年海外用レンタルWi-Fiサービス(国内→海外)」のべユーザー数、売上高調査(東京商工 リサーチ、2017年〜2022年各年調査)
通信速度
下り最大2.5Gbps(5G)
料金プラン
通常(300MB/日):536円
大容量(600MB/日):776円
超大容量(1.1GB/日):936円
無制限(4G):1,496円
無制限(5G):2,136円
5Gプラン
あり
受取・返却方法
空港カウンター
宅配便
コンビニエンスストア(セブンイレブン)
現地受取り(ハワイ・韓国のみ可)
オプション
安心補償パック
乗り継ぎ(トランジット)オプション
翻訳機
ボーズノイズキャンセリングイヤホン
GoPro (ゴープロ)HERO8
360°カメラ THETA S
ミニフォトプリンター
気圧コントロール機能付き耳栓
マルチ変換電源プラグ
USBx4ポートACアダプター
2ポートUSBカーチャージャー
iPadレンタルmini/第4世代
カスタマーセンター
TEL:0120-510-670
24時間/365日 電話対応
※サイト上でのチャット対応も可能
※以下リンクからお申し込みいただくと受取手数料&宅配往復送料が無料になります。
イモトのWiFi

画像引用:https://www.imotonowifi.jp/
「イモトのWiFi」は、テレビ番組などで世界各地を旅するイモトアヤコさんも利用しているレンタルWiFiサービスです。世界200カ国以上の国と地域で利用できます。本体端末のレンタル料は無料で、定額のデータ通信料金のみで利用できるのが特徴です。
「イモトのWiFi」は最初のわずらわしい設定をすませてから端末を渡してくれます。
空港カウンター、宅配便での受取、返却の場合は550円(税込)の手数料がかかりますが、東京本社での受取、返却の場合は無料で利用可能です。
料金は記載の他社より少し高めですが、知名度の高いサービスとなっています。
通信速度
記載なし
料金プラン
大容量(500MB/日):960円
超大容量(1GB/日):1,160円
無制限:1,860円
5Gプラン
提供なし
受取・返却方法
空港カウンター
宅配便
東京本社
オプション
あんしんパック
翻訳機
3口電源タップ
USBポート
エネハイパー
エネスマート
エネループ
カスタマーセンター
TEL:0120-800-540
【平日】9:00~20:00
【土日祝】10:00~19:00
WiFiトラベル

画像引用:https://www.wifi-travel.jp/
「WiFiトラベル」は、業界最安値級の料金と、シンプルなプラン構成が特徴です。
500MB/日と無制限のみの構成なので、悩まず申し込むことができます。
懸念点としては、申し込んだ後、受け取りができる空港カウンターが少ないため、出国する空港次第では事前に郵送等で受け取る必要があります。
また、5Gも提供していないため、より高速な通信速度を望まれる方は申し込みづらいかもしれません。
通信速度
記載なし
料金プラン
500MB/日:940円
無制限:1,100円
5Gプラン
提供なし
受取・返却方法
空港カウンター
宅配便
オプション
あんしん補償
変換プラグレンタル
モバイルバッテリーレンタル
POCKETALKレンタル
スマートフォンセットレンタル
タブレットセットレンタル
カスタマーセンター
TEL:0120-997-140
【平日】9:30~12:00 / 13:00~18:00
【土日祝】定休日
楽天トラベルグローバルWiFi

画像引用:https://travel.rakuten.co.jp/kaigai/promotion/globalwifi/
「楽天トラベルグローバルWiFi」は、オンライントラベルエージェントである楽天トラベルが提供しているWiFiレンタルサービスです。最大の特徴は、レンタルにより楽天ポイントが付与されることで、楽天ポイントを貯めている方には非常に有意義なサービスでしょう。また、ロジスティックがグローバルWiFiと同じため、空港カウンターの数や、受取箇所の豊富さも魅力となっています。
通信速度
下り最大2.5Gbps(5G)
料金プラン
通常(300MB/日):670円
大容量(600MB/日):970円
超大容量(1.1GB/日):1,170円
無制限(4G):1,870円
無制限(5G):2,670円
5Gプラン
あり
受取・返却方法
空港カウンター
宅配便
コンビニエンスストア(セブンイレブン)
現地受取り(ハワイ・韓国のみ可)
オプション
安心補償パック
乗り継ぎ(トランジット)オプション
翻訳機
ボーズノイズキャンセリングイヤホン
GoPro (ゴープロ)HERO8
360°カメラ THETA S
ミニフォトプリンター
気圧コントロール機能付き耳栓
マルチ変換電源プラグ
USBx4ポートACアダプター
2ポートUSBカーチャージャー
iPadレンタルmini/第4世代
カスタマーセンター
TEL:0120-510-379
24時間/365日 電話対応
JAL ABC WiFi

画像引用:https://www.mobile.jalabc.com/wifi/lp_hongkong.html
JAL ABC WiFiの特長は、データ使用量の無制限プランが安い定額料金で利用できる点です。これはJALが現地の回線を安く契約できているためです。
さらに、通常は空港カウンターでかかるWiFi本体の受取手数料が無料となっており、返却BOXへの投函で返却も楽に済みます。支払方法も空港カウンターでのみ現金、クレジットカード、各種電子マネーが利用可能で大変便利です。また、予約なしでも在庫があれば当日貸出もしているので、急遽レンタルを希望する場合に頼れます。
JALならではのポイントは、WiFiレンタルでマイルがたまる点です。JALマイレージカードをお持ちの場合、本体1台のレンタルにつき200マイルがたまるため、特におすすめのサービスといえます。
通信速度
下り最大150Mbps
上り最大50Mbps
料金プラン
3G(中速)無制限プラン:1,150円
4G(高速)無制限プラン:1,250円
5Gプラン
提供なし
受取・返却方法
空港で受取・返却(返却はBOXへの投函も可能)
宅配便で受取・返却
オプション
安心補償
翻訳機(ポケトークS)
WiFiルーター機能付き翻訳機(eTalk5)
モバイルバッテリー
カスタマーセンター
TEL:0120-086-072(03-3545-1143)
【平日/土日祝】9:00~17:00
※1/1~1/3 年始休
まとめ
いかがでしたでしょうか?
香港でインターネット環境を確保する方法としては、フリーWiFiやSIMの挿し替えといった方法もありますが、コストや渡航時の利便性などを考えると、総合的にもWiFiレンタルサービスをおすすめしています。
その中で、どこのWiFiレンタルサービスを利用するかは、レンタル期間(渡航期間)や使用したいデータ容量、ご自身の負担できるコストを判断しながら決めていただければと思います。
本記事でご紹介している5種類のレンタルWiFiサービスも、それぞれメリット・デメリットが異なりますので、これらを踏まえた上で最適なサービスを探してみましょう。
香港は中国国内ではありますが「特別行政区」のため、中国政府によるインターネット規制はなく、安心して利用することができます。日本よりも通信環境が整っている香港では、公衆WiFiスポットなどを利用しやすい状況にあります。
しかし、日本から持ち込んだ国内用の端末は香港では通信ができないことが多いため、普段通りに使用するには事前準備が必要です。そこで簡単かつ便利な手段が、レンタルWiFiを準備して持参することです。
本記事では、香港でのインターネット環境を確保する方法として、WiFiルーターのレンタルサービスを推奨しています。フリーWiFiなど様々なインターネット接続方法がある中で、WiFiルーターのレンタルサービスを推奨する理由を、他の方法と比較しながら解説していきますので、香港に行かれる際は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
香港用WiFiルーターのレンタルは必要?
日本と比べて、香港はフリーWiFiの普及率が非常に高い国です。しかし、フリーWiFiは多くの人が同時に利用するため、空港などの人が集まる場所などでは、アクセスが集中することなどが原因で通信速度が低下する可能性があり、思うように通信ができなくなることも珍しくありません。その点、WiFiルーターを日本から持参できるのであれば、自分専用にWiFi環境が確保できるため「必要な時にインターネット接続環境を確保できる」という利点があります。
以降では、WiFiルーターのレンタルサービス、フリーWiFiなどの、香港でインターネット環境を確保する方法について解説していきます。WiFiルーターのレンタルサービスとその他の方法を確認したうえで、WiFiルーターのレンタルサービスの有用性を確認してみましょう。
香港でWiFiを利用する方法
香港でWiFiを利用する方法は、主に「フリーWiFi」と「レンタルWiFi」の2通りがあります。すでにWiFiルーターを所有していても、国内で使っているWiFiを香港で利用できる可能性は低いため、渡航期間だけ短期利用できる上記2点の方法がおすすめになってきます。
また、これらの方法以外のインターネット環境を確保する方法として、SIMを現地で購入して挿し替える方法もありますので、そちらについても解説します。
上記の特徴は香港の場合に限られるわけではなく、海外でWiFiを利用する際の共通認識として覚えておいてください。
フリーWiFiを利用する
フリーWiFiとは、香港のさまざまな場所に用意されている、誰でも無料で利用できるWiFiを意味します。利用方法は日本のフリーWiFiと同様で、通信設定の画面からフリーWiFiを選択して利用可能です。
日本よりも通信環境が整っている香港において、大きな2つのフリーWiFiが存在します。パスワード不要の「Wi-Fi.HK」と時間や回数に制限がない香港政府による「GovWiFi」です。フリーWiFiの大きなメリットは、事前準備不要で、利用料がかからない点です。最も手軽で利便性が高いといえます。
一方で、設置場所でしか利用できず、多くの方が利用することで通信速度が遅くなるリスクもあります。
加えて、不特定多数の人とネットワークを共有(同じアクセスポイントに多人数が接続)することになりますので、ハッキングの恐れや、施設名を名乗った「なりすましWiFi」に誤って接続してしまうなど、セキュリティ面に懸念があります。十分注意をしてアクセスするようにしましょう。
メリット | デメリット | |
フリーWiFiを利用する | ・ 無料で利用できる ・ 誰でもアクセス可能 |
・ 利用する際にメールアドレスなどを登録する場合がある ・ どこにでもあるわけではない、エリアを選ぶ ・ 通信速度が不安定になることがある ・ セキュリティ面が不安 |
レンタルWiFiを利用する
レンタルWiFiは、WiFiルーターをレンタルできるサービスのことを指します。1日単位でレンタルができ、さらに1日数百円とリーズナブルな料金で利用できるのが特徴です。フリーWiFiの様に利用エリアの制限に悩まされることは無く、持ち運べますので場所を選ばずストレス少なくインターネットを利用できる、おすすめの方法となっています。
申し込みはWEBサイトで簡単にすることができ、受け取りも空港や宅配で出来る場合がほとんどです。海外渡航前に受け取り、現地に着いたら電源を入れるだけで利用ができるため、非常に便利です。
また、2ヶ国以上渡航される方に向けた周遊プランや、乗り継ぎ(トランジット)オプション等のプランもあるため、ご自身の海外旅行プランに合わせて通信を確保することができるのもポイントです。
メリット | デメリット | |
レンタルWiFiを利用する | ・ 端末の操作や設定方法が比較的簡単 ・ 通信速度は比較的安定している(エリアによって通信環境は変わるため、不安定なエリアもある) ・ セキュリティ面では安心できる |
・ 費用がかかる ・ 端末の受け取り、返却の手間がかかる ・ 持ち運びしなければいけない |
SIMを購入し挿し替える
SIMとは、スマホに挿し込まれている小さなカードのことで、加入者を特定するための契約者情報が記録されています。香港で利用できる情報が記載されているSIMに挿し替えることで、香港でもスマホで通信ができるようになる仕組みです。
香港で利用できるSIMは、日本の通信会社が販売しているものと、現地の通信会社が販売しているものがあります。それぞれ利用可能通信データ容量や料金、利用可能期間が異なるため、事前にチェックしたうえで最適なものを購入しましょう。
メリット | デメリット | |
SIMを購入し挿し替える | ・ 必要な分だけ容量を購入できる |
・ SIMロックを解除しないと使えない ・ 購入元のキャリアにもよるが、割高な場合がある ・元々使っていたSIMを紛失してしまう可能性がある ・紛失した場合、再発行が必要になる |
最近はeSIMやデュアルSIMスロット(2つのSIMカードを挿せる)を搭載した端末も増えてきているため、自身のスマホの性能を確認したうえで、料金や手間などのコストを抑えて利用できる方法を探してみるのもおすすめです。
関連記事:eSIMとは|メリット・デメリットやSIMカードとの違いをわかりやすく解説!
香港で利用可能なレンタルWiFiの選び方
いかがでしたでしょうか?
香港でインターネット接続をする際の主だった方法をまとめた表が以下になります。
メリット | デメリット | |
フリーWiFiを利用する | ・ 無料で利用できる ・ 誰でもアクセス可能 |
・ 利用する際にメールアドレスなどを登録する場合がある ・ どこにでもあるわけではない、エリアを選ぶ ・ 通信速度が不安定になることがある ・ セキュリティ面が不安 |
レンタルWiFiを利用する |
・ 端末の操作方法が比較的簡単 |
・ 費用がかかる ・ 端末の受け取り、返却の手間がかかる ・ 持ち運びしなければいけない |
SIMを購入し挿し替える | ・ 必要な分だけ容量を購入できる |
・ SIMロックを解除しないと使えない ・ 購入元のキャリアにもよるが、割高な場合がある ・紛失してしまう可能性がある ・紛失した場合、再発行が必要になる |
本記事ではメリットが多く、デメリットの少ない「レンタルWiFi」を推奨します。
以降ではレンタルWiFiの選び方をご紹介します。
先ずは申し込む前に「レンタルする期間」と、あらかじめ「必要なデータ通信容量」を把握し、ご自身の渡航条件に合わせたレンタルWiFiを選べるようにしましょう。
WiFiをレンタルする期間
サービスによって、WiFiをレンタルできる日数の単位が異なります。1日単位でWiFiをレンタルできるサービスもあれば、数日単位でWiFiをレンタルできるサービスもあります。自身がどのくらい滞在するのかに合わせて利用プランを考えることで、かかるコストを最低限に抑えることができるでしょう。
必要なデータ容量
レンタルWiFiはデータ容量によって細かくプランが分けられているものが多いです。1日300MBまでのプランもあれば、無制限のプランもあります。もちろん、300MBと比べれば無制限の方が料金は高くなりますが、1MBあたりの容量単価で比較すると無制限の方が安くお得に利用できます。
現在利用しているータ通信容量はスマホで確認することもできますので、自身が普段から利用するデータ通信容量に合わせて契約することが大切です。
ちなみに、LINEなどの日常的な連絡手段や地図の確認、基本的なインターネット閲覧ならば、多くのデータは必要としませんが、ビデオチャットや映像のストリーミング、大量の写真や動画のアップロードをする場合には、それなりのデータが必要となります。動画などを普段からよく視聴する方は、無制限プランがおすすめです。
関連記事:よく使うスマホアプリの通信量は?1GBでできること
香港で利用可能なおすすめレンタルWiFi
以下では、香港で利用するのにおすすめのWiFiレンタルサービスを5種類ご紹介します。先述したように、現地に滞在する期間や通信量などを踏まえて、最適なサービスを探してみましょう。
サービス名 | 料金プラン(4Gプラン) | 5Gプラン | 受け取り可能な拠点・カウンター数 | 対応国 |
グローバルWiFi |
|
無制限(2,136円) | 19空港/35ヶ所のカウンター | 200以上の国と地域 |
イモトのWiFi |
|
提供なし | 6空港/25ヶ所のカウンター | 200以上の国と地域 |
WiFiトラベル |
|
提供なし | 5空港/5ヶ所のカウンター | 128以上の国と地域 |
楽天トラベルグローバルWiFi |
|
無制限(2,670円) | 19空港/35ヶ所のカウンター | 200以上の国と地域 |
JAL ABC |
|
提供なし | 3空港/4ヶ所のカウンター | 28ヶ国 |
グローバルWiFi
※本バナー経由でお申し込みいただくと受取手数料&宅配往復送料が無料になります。
株式会社ビジョンが運営する「グローバルWiFi」は2017年から海外WiFiレンタル利用者数No.1※を取っている業界トップシェアのサービスです。
東証プライム市場へ上場していることあり、ユーザーへの安心感も高く、グループ総利用者数は1,800万人(2023年8月時点)を超えています。
グローバルWiFiは200以上の国と地域の現地通信を提供しており、中国や香港もその対象となっています。
プランは豊富で、1日あたりの通信可能なデータ量が300MB、600MB、1.1GB、無制限まであり、ご利用方法に合わせて選択することができます。
動画などを普段からよく視聴する方は、無制限プランがおすすめです。
2022年からは5Gに対応したプランも一部の国から提供開始しており、各種のSNSやオンラインミーティングに不可欠な高速通信を実現しています。
WiFi機器の受取・返却については空港カウンター、宅配便、全国のセブンイレブンから選択でき、ユーザーのライフスタイルに合わせてご利用が可能です。
空港カウンターは全国主要空港を含む19空港、35ヶ所にてカウンターや受取専用ロッカーを設置しており、業界最大級となっています。
カスタマーサポートは24時間365日体制となっており、年末年始や大型連休中でもサポートしているため、安心して問い合わせすることができます。
また、日本人の渡航がもっとも多い韓国、台湾、ハワイには現地自社オフィスがあり、現地での紛失や盗難、破損などのトラブルにも日本語で即日対応が可能という点もユーザー満足度が高くなっております。
※「2016年〜2021年海外用レンタルWi-Fiサービス(国内→海外)」のべユーザー数、売上高調査(東京商工 リサーチ、2017年〜2022年各年調査)
通信速度 | 下り最大2.5Gbps(5G) |
料金プラン |
通常(300MB/日):536円 無制限(5G):2,136円 |
5Gプラン | あり |
受取・返却方法 | 空港カウンター 宅配便 コンビニエンスストア(セブンイレブン) 現地受取り(ハワイ・韓国のみ可) |
オプション | 安心補償パック 乗り継ぎ(トランジット)オプション 翻訳機 ボーズノイズキャンセリングイヤホン GoPro (ゴープロ)HERO8 360°カメラ THETA S ミニフォトプリンター 気圧コントロール機能付き耳栓 マルチ変換電源プラグ USBx4ポートACアダプター 2ポートUSBカーチャージャー iPadレンタルmini/第4世代 |
カスタマーセンター |
TEL:0120-510-670 24時間/365日 電話対応 ※サイト上でのチャット対応も可能 |
※以下リンクからお申し込みいただくと受取手数料&宅配往復送料が無料になります。
イモトのWiFi
画像引用:https://www.imotonowifi.jp/
「イモトのWiFi」は、テレビ番組などで世界各地を旅するイモトアヤコさんも利用しているレンタルWiFiサービスです。世界200カ国以上の国と地域で利用できます。本体端末のレンタル料は無料で、定額のデータ通信料金のみで利用できるのが特徴です。
「イモトのWiFi」は最初のわずらわしい設定をすませてから端末を渡してくれます。
空港カウンター、宅配便での受取、返却の場合は550円(税込)の手数料がかかりますが、東京本社での受取、返却の場合は無料で利用可能です。
料金は記載の他社より少し高めですが、知名度の高いサービスとなっています。
通信速度 | 記載なし |
料金プラン | 大容量(500MB/日):960円 超大容量(1GB/日):1,160円 無制限:1,860円 |
5Gプラン | 提供なし |
受取・返却方法 | 空港カウンター 宅配便 東京本社 |
オプション | あんしんパック 翻訳機 3口電源タップ USBポート エネハイパー エネスマート エネループ |
カスタマーセンター |
TEL:0120-800-540 【平日】9:00~20:00 |
WiFiトラベル
画像引用:https://www.wifi-travel.jp/
「WiFiトラベル」は、業界最安値級の料金と、シンプルなプラン構成が特徴です。
500MB/日と無制限のみの構成なので、悩まず申し込むことができます。
懸念点としては、申し込んだ後、受け取りができる空港カウンターが少ないため、出国する空港次第では事前に郵送等で受け取る必要があります。
また、5Gも提供していないため、より高速な通信速度を望まれる方は申し込みづらいかもしれません。
通信速度 | 記載なし |
料金プラン | 500MB/日:940円 無制限:1,100円 |
5Gプラン | 提供なし |
受取・返却方法 | 空港カウンター 宅配便 |
オプション | あんしん補償 変換プラグレンタル モバイルバッテリーレンタル POCKETALKレンタル スマートフォンセットレンタル タブレットセットレンタル |
カスタマーセンター |
TEL:0120-997-140 【平日】9:30~12:00 / 13:00~18:00 【土日祝】定休日 |
楽天トラベルグローバルWiFi
画像引用:https://travel.rakuten.co.jp/kaigai/promotion/globalwifi/
「楽天トラベルグローバルWiFi」は、オンライントラベルエージェントである楽天トラベルが提供しているWiFiレンタルサービスです。最大の特徴は、レンタルにより楽天ポイントが付与されることで、楽天ポイントを貯めている方には非常に有意義なサービスでしょう。また、ロジスティックがグローバルWiFiと同じため、空港カウンターの数や、受取箇所の豊富さも魅力となっています。
通信速度 | 下り最大2.5Gbps(5G) |
料金プラン |
通常(300MB/日):670円 超大容量(1.1GB/日):1,170円 無制限(5G):2,670円 |
5Gプラン | あり |
受取・返却方法 | 空港カウンター 宅配便 コンビニエンスストア(セブンイレブン) 現地受取り(ハワイ・韓国のみ可) |
オプション | 安心補償パック 乗り継ぎ(トランジット)オプション 翻訳機 ボーズノイズキャンセリングイヤホン GoPro (ゴープロ)HERO8 360°カメラ THETA S ミニフォトプリンター 気圧コントロール機能付き耳栓 マルチ変換電源プラグ USBx4ポートACアダプター 2ポートUSBカーチャージャー iPadレンタルmini/第4世代 |
カスタマーセンター |
TEL:0120-510-379 24時間/365日 電話対応 |
JAL ABC WiFi
画像引用:https://www.mobile.jalabc.com/wifi/lp_hongkong.html
JAL ABC WiFiの特長は、データ使用量の無制限プランが安い定額料金で利用できる点です。これはJALが現地の回線を安く契約できているためです。
さらに、通常は空港カウンターでかかるWiFi本体の受取手数料が無料となっており、返却BOXへの投函で返却も楽に済みます。支払方法も空港カウンターでのみ現金、クレジットカード、各種電子マネーが利用可能で大変便利です。また、予約なしでも在庫があれば当日貸出もしているので、急遽レンタルを希望する場合に頼れます。
JALならではのポイントは、WiFiレンタルでマイルがたまる点です。JALマイレージカードをお持ちの場合、本体1台のレンタルにつき200マイルがたまるため、特におすすめのサービスといえます。
通信速度 |
下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
料金プラン |
3G(中速)無制限プラン:1,150円 4G(高速)無制限プラン:1,250円 |
5Gプラン | 提供なし |
受取・返却方法 |
空港で受取・返却(返却はBOXへの投函も可能) 宅配便で受取・返却 |
オプション |
安心補償 翻訳機(ポケトークS) WiFiルーター機能付き翻訳機(eTalk5) モバイルバッテリー |
カスタマーセンター |
TEL:0120-086-072(03-3545-1143) 【平日/土日祝】9:00~17:00 ※1/1~1/3 年始休 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
香港でインターネット環境を確保する方法としては、フリーWiFiやSIMの挿し替えといった方法もありますが、コストや渡航時の利便性などを考えると、総合的にもWiFiレンタルサービスをおすすめしています。
その中で、どこのWiFiレンタルサービスを利用するかは、レンタル期間(渡航期間)や使用したいデータ容量、ご自身の負担できるコストを判断しながら決めていただければと思います。
本記事でご紹介している5種類のレンタルWiFiサービスも、それぞれメリット・デメリットが異なりますので、これらを踏まえた上で最適なサービスを探してみましょう。