公開日:2026年06月04日
更新日:2026年06月04日
eSIMのメリット・デメリットとは?対応機種・おすすめの人を解説
eSIMとは、端末に内蔵された電子SIMのことで、物理的なSIMカードを差し替えることなくオンラインで通信契約を完結できる新しい仕組みです。利便性が高い一方で、対応機種の制限や設定の手間など知っておくべきデメリットも存在します。本記事では、eSIMの基本からメリット・デメリット、対応機種、利用手順まで詳しく解説します。
〇まとめ
eSIMとは
eSIM(embedded SIM)とは、スマートフォンやタブレットなどの端末に最初から内蔵された電子SIMです。従来の物理SIMカードはカードスロットに差し込んで使いますが、eSIMは端末の基板に直接組み込まれており、取り外すことができません。
その代わり、キャリアのサービスへのオンライン申し込みと設定操作だけで、通信プロファイル(契約情報)を端末に書き込んで使い始められます。物理カードの受け取りを待たずに済むため、最短即日で通信サービスが利用可能です。
物理SIMカードとeSIMの具体的な違いを比較します
SIMカードとeSIMの違い
SIMカードとeSIMの違いを4つの観点で比較すると以下の通りです。
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比較項目 |
SIMカード |
eSIM |
|
形状 |
カード型(nano SIM等)、端末に挿入して使用 |
端末に内蔵。取り外し不可 |
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契約方法 |
店頭またはオンラインで申し込み、SIMカードの郵送または店頭受け取りが必要 |
オンラインで申し込み、QRコードを端末で読み取るだけ |
|
開通時間 |
カードが届くまで数日かかることがある |
最短数時間〜即日で開通可能 |
|
紛失・破損リスク |
カードを紛失・破損した場合、再発行手続きが必要 |
端末内蔵のため紛失・破損リスクがない |
eSIMは物理カードのやり取りが不要なため、手続きのスピードと手軽さが大きく向上しています。一方で、対応端末が限られる点や設定に慣れが必要な点がデメリットとして挙げられます。
eSIMのデメリット
eSIMには便利な点が多い一方、以下4つのデメリットがあります。各デメリットの詳細と対策は以下で解説します。
●対応機種が限定される
●機種変更時にプロファイルの再発行が必要
●初期設定にWi-Fi環境が必須
●自分でオンライン手続きを行う必要がある
対応機種が限定される
eSIMはすべてのスマートフォンで利用できるわけではなく、eSIM対応機種に限定されます。
iPhoneの場合:
iPhone XS / XS Max / XR以降の機種がeSIMに対応しています(iPhone SE第2世代・第3世代も対応)。iPhone 15以降の米国モデルはeSIMのみでSIMカードスロットが廃止されています。
Androidの場合:
Google Pixel 3以降、Samsung Galaxy S20以降など主要フラグシップモデルを中心に対応が広がっています。ただし、同じメーカーでも廉価モデルは非対応の場合があります。
自分の端末の確認方法:
iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」→「利用可能なeSIM」が表示されるか確認。Androidは「設定」→「一般管理」または「ネットワーク」→「SIMカード管理」でeSIMの項目が表示されるかで判断できます。また、各キャリアの公式サイトでもeSIM対応機種の一覧が確認できます。
機種変更時の再発行が必要
eSIMのプロファイル(通信情報)は基本的に端末固有のものです。機種変更の際には、以前の端末のeSIM情報をそのまま新しい端末へ引き継ぐことができず、キャリアへのプロファイル再発行手続きが必要になります。
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キャリア |
再発行手数料 |
所要時間 |
|
NTTドコモ |
無料 |
最短即日 |
|
au |
無料 |
最短即日 |
|
ソフトバンク |
無料 |
最短即日 |
|
楽天モバイル |
無料 |
最短即日 |
※手数料・手順は変更される場合があるため、各キャリア公式サイトでご確認ください。
多くのキャリアでは無料で再発行対応しており、手続き自体はオンラインで完結します。ただし、機種変更前に旧端末でeSIMを削除・転出手続きを行う必要があるため、手順を事前に確認しておくことが大切です。
Wi-Fi環境が必須
eSIMの初期設定では、プロファイルのダウンロードにインターネット接続が必要です。申し込み後にQRコードや設定コードが発行され、それを端末で読み取ってプロファイルをインストールする際に、Wi-Fi接続が求められます。
Wi-Fi未整備時の対処法:
●カフェや商業施設のフリーWi-Fiを一時的に利用する(セキュリティには注意)
●別の端末のテザリングを使う
●自宅に固定回線がある場合はそちらで設定する
自分で手続きが必要
物理SIMは店頭でスタッフが設定を手伝ってくれますが、eSIMはQRコードの読み取りや設定画面の操作など、ユーザー自身がオンラインで手続きを行う必要があります。スマートフォンの操作に不慣れな方や、初めてeSIMを使う方にとってはハードルを感じる場面もあるかもしれません。
対策:
各キャリアのサポートページや公式YouTube動画で手順が解説されていることが多く、画像付きのガイドを参照しながら進めることができます。また、サポートダイヤルへ問い合わせながら設定を進めることも可能です。手順自体はシンプルなので、一度やってみると次からは迷わず対応できるようになります。
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eSIMのメリット
デメリットを踏まえたうえで、eSIMには以下5つの大きなメリットがあります。デメリットと比較検討したうえで、eSIMへの移行を検討してみてください。
・SIMカードの差し替えが不要
・オンラインで手続きが完結する
・紛失・破損のリスクがない
・デュアルSIMとして2回線を同時利用できる
・端末のデザインがスリムになりやすい
SIMカード差し替えが不要
SIMカードは、キャリアの乗り換えや海外用SIMへの切り替え時に、ピンを使ってSIMトレイを引き出し、小さなカードを入れ替える作業が必要です。eSIMはそのような物理的な作業が一切不要で、設定画面の操作だけで回線の切り替えができます。
複数の端末でeSIMを使い分けている場合や、国内外の回線を頻繁に切り替える場合でも、手軽に対応できる点が大きな利点です。
オンライン手続きで完結
eSIMは店舗への来店が不要で、申し込みから開通まですべてオンラインで完結します。
申し込みから利用開始までの時間目安は以下の通りです。
・申し込み:5〜10分
・本人確認審査:数分〜数時間(キャリアにより異なる)
・プロファイル設定・開通:5〜10分
最短で申し込み当日中に利用開始できるため、急いで回線が必要な場合でも対応できます。
紛失・破損リスクがない
物理SIMカードは小さなカードのため、紛失したり端末から抜き落としたりするリスクがあります。紛失した場合、再発行手続きが必要で、手数料や待ち時間が発生します。
eSIMは端末に内蔵されているため、そもそもカードがなく、紛失・破損のリスクがゼロです。再発行の手間・費用がかからない点もメリットのひとつです。
eSIM対応機種
主なeSIM対応機種は以下の通りです。
iPhone対応モデル(目安):
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シリーズ |
対応モデル |
|
iPhone 17 シリーズ |
iPhone 17e / iPhone 17 / iPhone 17 Air / iPhone 17 Pro / iPhone 17 Pro Max |
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iPhone 16 シリーズ |
Phone 16e / iPhone 16 / iPhone 16 Plus / iPhone 16 Pro |
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iPhone 15シリーズ |
iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max |
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iPhone 14シリーズ |
iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max |
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iPhone 13シリーズ |
iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max |
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iPhone 12シリーズ |
iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max |
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その他 |
iPhone SE(第2世代・第3世代)、iPhone 11シリーズ、iPhone XS/XR |
Android主要対応モデル(目安):
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メーカー |
対応モデル(例) |
|
|
Pixel 3以降の全モデル(Pixel 3a含む) |
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Samsung |
Galaxy S20以降のSシリーズ、Zシリーズ(折り畳み)など |
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Sony |
Xperia 10 IV以降など |
|
OPPO |
Find X3 Pro、Reno7 Aなど |
※最新の対応状況は各キャリアの公式サイトをご確認ください。
eSIMはどんな人におすすめなのか
eSIMが特に向いているのは、以下のような方です。
●オンライン操作に慣れている方:店舗に行かずオンラインで完結させたい方、スマホの設定操作に抵抗がない方
●海外渡航が多い方:渡航先ごとにSIMを差し替える必要がなく、事前に現地キャリアのeSIMをオンラインで取得しておくことで到着直後から通信可能
●即日開通が必要な方:引越し直後・機種変更後・急いで回線を契約したい場面に最適
●デュアルSIMを活用したい方:仕事用と個人用の2つの電話番号を1台で使いたい方
eSIMを利用するまでの手順
eSIMの利用開始までは大きく以下の3ステップで進めます。各ステップの詳細は以下のH3で解説します。
- 申し込み手続き(キャリアへのオンライン申し込み)
- プロファイル設定(QRコードの読み取り)
- ネットワーク設定(APNの設定・通信確認)
申し込み手続き
キャリアの公式サイトまたはアプリから申し込みを行います。
手順(一般的な流れ):
1.利用するキャリアの公式サイトへアクセス
2.希望のプランを選択し、「eSIM」を選ぶ
3.必要事項(氏名・住所・支払い情報)を入力する
4.本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証等)をアップロードする
5.審査完了のメール通知を待つ
プラン選択から本人確認完了までの所要時間は、スムーズに進めば30分以内が目安です。審査自体は数分〜数時間で完了するキャリアが多くなっています。
プロファイル設定
審査が完了すると、QRコードまたは設定コードが発行されます。これを端末で読み込むことでプロファイルがインストールされます。
※iOS・Androidのプロファイル設定画面の画像を挿入してください(alt属性:eSIM プロファイル設定画面)
iOSの場合:
1.「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
2.カメラでQRコードを読み取る(または手動でコードを入力)
3.「続ける」をタップしてインストール完了
Androidの場合:
1.「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIMカードを追加」をタップ
2.QRコードを読み取る
画面の指示に従って「ダウンロード」→「有効化」をタップ
ネットワーク設定
プロファイルのインストール後、APN(アクセスポイント名)の設定と通信の有効化を行います。
基本的な手順:
1.「設定」→「モバイル通信(またはSIMカード)」を開く
2.追加したeSIMプランが表示されていることを確認
3.「モバイルデータ通信」をオンにする
4.APN設定(キャリアによっては自動設定されるため不要な場合もある)
5.Webサイトにアクセスして接続を確認する
設定完了後の確認方法:
ブラウザで任意のWebサイトを開き、ページが表示されれば接続成功です。圏外や「接続なし」と表示される場合は、設定画面でモバイルデータ通信のオン/オフを切り替えるか、端末を再起動してみてください。
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まとめ
eSIMとは端末に内蔵された電子SIMで、オンライン手続きだけで通信サービスを開始できる新しい仕組みです。
eSIMのデメリット:
●対応機種が限定される(iPhone XS以降、主要Android機種等)
●機種変更時にプロファイルの再発行手続きが必要
●初期設定にWi-Fi環境が必要
●自分でオンライン手続きを行う必要がある
eSIMのメリット:
●SIMカードの差し替えが不要
●オンラインで手続きが完結し、最短即日開通
●紛失・破損リスクがない
●海外利用やデュアルSIM活用に便利
スマートフォンの操作に慣れている方、即日開通を求める方、海外渡航が多い方には特に活用しやすいサービスです。まずは自分の端末がeSIMに対応しているか確認したうえで、各キャリアのeSIMプランを比較してみてください。
著者
WiFiレンタル
どっとこむ編集部
8年連続※1国内Wi-FiレンタルNo.1の「WiFiレンタルどっとこむ」編集部。
現在累計ご利用者数2,400万人※2を超えるWi-Fiレンタルサービスとなっている。
※1 2025年12月(株)東京商工リサーチ調べ調査内容:国内用Wi-Fiレンタル「のべユーザー数」
※2 WiFiルーターレンタルサービスにおけるグループ全体のご利用者数(2026年1月ビジョン調べ)
8年連続※1国内Wi-FiレンタルNo.1の「WiFiレンタルどっとこむ」編集部。
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